『神は謙遜な者には恵みをお与えになる』
スライドはこちらから→20200906 ペトロシリーズ4 神は謙遜な者には恵みをお与えになる
第一ペテロの手紙シリーズの最終回。
ポイント1:何もかも神にお任せする
1ペテロ5:5-7
「皆互いに謙遜を身に着けなさい。
『神は、高ぶる者を退け
へりくだる者に恵みをお与えになる』からです。
ですから、神の力強い御手の下でへりくだりなさい。そうすれば、しかるべき時に神はあなたがたを高くしてくださいます。
一切の思い煩いを神にお任せしなさい。神が、あなたがたのことを心にかけていてくださるからです。」
日本語の聖書では6節と7節に分かれているが、もともと一つの部分。
何もかも神にお任せすること。
わかっていてもできない。
任せる:英語でcast、throw upon、Place upon
これらの言葉を訳すと、日本語では「投げる」「置く」という意味になる。
一度投げたものは戻ってこない。
自分ではどうすることもできないものを明け渡す。
大きいものを、任せることには決心が必要。
信頼もしていないとできない。
神様は、あなたのことを心にかけてくださっている。
ペテロは迫害に苦しむ弟子たちに、神様に投げろとアドバイスした。
イエスは、ゲッセマネの園で、苦しみを神様にお任せした。
わたしたちは今日、思い煩いがあるときに、それを神様に投げているでしょうか?
それとも、自分の中に留めてしまっているでしょうか?
このことは本当に難しい。
何回も自分のことにフォーカスしすぎるか言われてきた。
先日のDPでも、変わるべき点として自分のことはほどほどにしなさい。
周りの人のことを考えていくように、周りの人にもっと寄り添えるようにとアドバイスをもらった。
そのときに、それほど自分が自己中心な心を占めているかがわかった。
日本人はできたことをそれほど自慢しないかもしれない。
しかし、聖書がいうことは、神様にフォーカスしていないことが自己中心だということ。
難しいときに、どこに心を置きますか?
置いている場所に罪があるかもしれない。
「謙遜とは、他者(神)を第一にし、自分自身のことよりも、他者(神)の願望、
必要、考えにより多くの注意を取り払うべきであると考える心の態度」
-ウェイン・グルーデム
自分の心に向き合うのも大切。
しかし、スキーマに心を占められすぎてしまうのであれば、ペテロの言うように、神様と他者にもっと心を配るべき。
ポイント2:身を慎んで目を覚ましている
1ペテロ5:8
「身を慎み、目を覚ましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、
ほえたける獅子のように、誰かを食い尽くそうと歩き回っています。」
身を慎む:Sober。素面、酔っぱらっていないこと。
ペテロは3回もこのことを言っている。興味深い。
線路に転落する原因の6割は酔っ払ってのこと。
千鳥足になって落ちる人は実は1割。
多かったのは、酔っている人がいきなり線路に歩き出して落ちること。
電車が来たと思い込んでホームから落ちる。
JR東日本はベンチの向きを変えた。
酔っぱらっていると冷静な判断ができない。適切な行動ができない。
ペテロはシラフな心「Sober mind」について話している。
ペテロもイエスの前で心が酔っぱらってしまって冷静な判断ができないことがあった。
イエスを絶対に裏切らないといいながら、ゲッセマネの園では眠ってしまった。
実際にそのときになったら、やるべき行動が取れなかった。
迫害されている弟子たちに自分の経験から、目を覚ましていなさいと言っている。
身を慎んでいないと、悪魔に抵抗することはできない。
わたしたちの戦う相手は自分、スキーマ、相手ではない。
身を慎むために、自分がシラフなのか酔っぱらっているのかをまず知る必要がある。
酔っぱらっているとしたら、何にか?
トリッキーな問題。
酔っている人に「酔っているね。」といっても、「酔っていない。」という。
正常な判断ができない。
覚えていない。周りが引いていても気づいていない。
霊的にも、自分で罪が見えていないと、認めること、適切な判断ができない。
ではどうすべきか?
どれほどもらったアドバイスを忠実に行動しているか、について下記を実践しましょう。
1.他人に見てもらう
2.フィードバックを受け取る
高慢の現れ方:
・人の話を聞かない
・アドバイスを求めるが、変わらない
・自分を過大評価する
ぜひ、謙虚さを身に着けましょう。
7月に茂木家のなっちゃんたちがバプテスマを受けた。
パパである唯資さんは、年下の子育てをしていないシングルからも謙虚にアドバイスを受けていた。
回避傾向を指摘され、最初は受け入れなかったが、謙虚に受け入れた。
娘たちにメタノイアの模範を示した。
神様が謙虚な親子に祝福を与えられた。
今彼らは、他の親子たちも助けている。
まとめ:
神様は、謙遜な者には恵みをお与えになる
ポイント1:何もかも神にお任せする
ポイント2:身を慎んで目を覚ましている