『実態と影』
スライドはこちらから→20201011 実態と影 モーセシリーズ2
タイトルは、一昨年来日して説教してくださったジョン・オーク博士の本 “SHADOW AND REALITY” から。
英語が読める方はぜひ購入して読んでみてください。
ヘブライ10:1
モーセの律法は影とある。
ユダヤ人たちはモーセの律法は実体ととらえられているので、この一文は彼らには受け入れがたい。
ヘブライ人=ユダヤ人なので、ユダヤ教の彼らは旧約聖書だけを信じ、ものすごく精通している。
時に、新約聖書=新しい契約について、受け入れがたい。
一世紀には分裂を引き起こした。
新しい律法のある21世紀に生きる我々も考えさせられる。
旧約聖書では、豚を食べることは罪。
ユダヤ教徒はとんかつを食べられない。
我々は、食べ物の縛りはない。
しかし、唯一の神、殺人、偶像、姦淫は罪。
そういったものは変わっていない。
日本人も伝統やしきたりを重んじる文化がある。
クリスチャンになって、それらに従えないことで親に怒られた人も少なくはないと思う。
ヘブライ書を書いた著者は不明。
美しいレベルの高いギリシャ語で書かれている。
内容を読むと、旧約聖書に精通していて、ギリシャ語が堪能だった人物だとわかる。
コロサイ2:16-17
5W1H 誰・何・いつ・なぜ・どのように
聖書を解釈する必要がある。
当時の背景、文化。
本を購入したら、普通は1ページ目や目次から読むと思う。
旧約聖書は芝居のよう、ミステリー小説のよう。
ヨハネ5:39-40
1世紀には聖書はまだ存在していない。
聖なる書物と言われていた。
イエスは、‘わたし’について証しするものと言って、偉大な人物を出し、多くのユダヤ人たちをつまずかせた。
「何者のつもりなのか。」
最初から読んで、意味がわからない場合がある。
『スター・ウォーズ』、1978年に最初の作品が公開された。
1983年に一度、3作目で終了。
16年後に、ジョージルーカスは、最初の物語を作った。
つまり、巻き戻した。ストーリーの真ん中からはじまり、最初に戻り、終わりへ行った。
聖書的な内容もあるため、観るのをお勧めする。
実は聖書も時系列ではなく、あちこち動く部分がある。
『ロード・オブ・ザ・リング』は?
本を読んで育っていたら、ホビットシリーズを読んだことが小学生のステイタス的なところがあると思う。
アメリカではそうだった。
こちらも時系列ではなく、後に戻った話になる。
旧約聖書の読み方は?
*その時代で何を意味したのか?
*イエスとどのような関係があるか?
*新しい契約によってそのことが無効になってしまったか?
*新しい契約によって、後々成就されるかどうか?
*新約聖書の時代に成就する予言が書かれていますか?
新約聖書のイエスを知った上で、更に旧約聖書によってイエスを深める。
旧約聖書を全部読んでいなくても大丈夫。基本的に新約聖書を読んでいればよい。
1)TYPE 型 / ANTITYPE 型によって示されるもの、人
例:
タイプライターには金属の型(TYPE)と打たれる文字(ANTITYPE)がある
はんこ(TYPE)と押印された印(ANTITYPE)
浮世絵の版(TYPE)、浮世絵(ANTITYPE)
2)前兆・予兆 FORSHADOW
後々現れる偉大な者についていわれる人やもの
象徴→現在あるもの
前兆→将来あるもの
3)予示された形 PRIFIGURE
前兆・予示と似ているが、前兆・予示が広範囲のことを指すのに対し、より確かな相当するものを指す。
何千年、何百年前に旧約聖書の中でイエスのことを示している。
4)預言 PROPHECY
予言とは違う。預言。神様の言葉を伝える。神の啓示。
預言者という特別な役割をもらった人たちだけが神の言葉を聞いた。
モーセとイエスが類似する部分がある。
似ているけども、イエスのほうが偉大。
比べ物にならない。
新約>旧約
旧約では足りない、欠けている。新約聖書は新しい契約としてできた。
新神殿>幕屋
イエス>祭司
直接神様と話せなかった。いまは直接祈ることができる。
イエスは預言者、祭司、王様の3つともの存在。
野球は9人でやる。役割によってグローブが異なる。
1ゲームで9つのポジションをやる人は存在しない。
でもイエスは違った。全てを一人でできる。
私たちは罪人です。
民数記21:4-5
奴隷から解放されたのに、民たちは荒野で文句を言った。
蛇は噛んで、民の中から死者が出た。
つまり、罪の報酬は死という予示。
神様は、青銅で蛇を作って上げたら、死なないといわれた。
ここだけ見たら、意味が不明。
しかし、イエスの予示だとわかれば違う。
蛇はアダムとイブのときから罪の象徴。
イエスの十字架は罪を赦すもの。
イエスは十字架の上から赦した。わたしたちは仰ぎ見た。
青銅の蛇は、十字架を指している。
野球部で、よく負けた時に、上を向くようにと言われた。
失敗、罪があるとき、下を向いてしまう。
しかし、そんなときこそ上を向く必要がある。
わたしたちも難しい時こそ、イエスを仰ぎ見ていきましょう。
わたしたちは聖なる祭司です。
ヘブライ10:1-4、10:14
「キリストは唯一の捧げ物」
「永遠に完全なもの」
旧約時代:祭司は動物を殺し、罪を赦された。
新約時代:イエスご自身が、罪の赦しの捧げものになった。
清い者として、神様に自分自身を捧げましょう。
メタノイアしていきましょう。
旧約聖書:不従順さ、やらされた感
新約聖書:心に書かれている
ヘブライ8:10-11
恵みによる契約。
犠牲、律法、ルールではない。
心からやりたい > やらねばならない
完全に赦されている。
こんなに素晴らしい恵みがあるからやりたい。
What’s Going Onに多くの方が参加してくださった。
希望をもらった、よかったと反響がある。
コロナ禍。困難の時代。
いまだからこそ、この恵みを多くの人に伝えたい。
愛されて駆り立てられた者として伝えていきましょう。