『主の祈り』
ヨハネ17章から今日はお話しします。
このヨハネシリーズは「イエスを正しく見る」がテーマ。
あなたにとってイエス・キリストとは?
イエスはどのように祈ったのでしょうか?
人と一緒に祈ることによって、その人との関係が深まる。
その人が神様をどのように見ているか、神様との関係性、その人が何を大切にしているのか、心の中に何があるかわかる。
イエスの祈りからは多くの学びがある。
イエスのように祈ることを学びたい。
ヨハネ17:1a (「父よ、時が来ました。」まで)
主の祈りはこの力強く意味深い言葉でスタート。
この場面までは何度も、時は来ていないということを語り続けた。
ヨハネ12:23以降、時が来ることを話し始めた。
その時は大切な時で、イエスが十字架にかかることによって神様の栄光の計画が成就する。
旧約聖書のすべての預言が成し遂げられる。
ヨハネ17:1b-5
ポイント1:神の栄光のための祈り
栄光という言葉が出されている。
「栄光」はヘブライ語で「カーボード」という言葉。
重みのある、神様から命を与えていくという意味。
イエスは自分のことを祈る。神様から栄光を与えてもらうように。
これをどう思いますか?自分勝手?ナルシスト?つまづくかもしれない。
でも、よく読むと、自己中心ではない。
イエスは神様の栄光にフォーカスしていて、神様に二つのことを祈る。
・ 過去の栄光の状態が返されるように
フィリピ2:6-11
キリストは世界が創造された時から神様と同じく栄光に満ちていた。
しかし神様の計画のため、その栄光を捨てて無にされた。
しもべ、奴隷となった。そして十字架の死に至った。
祈りの中で、捨てた栄光が返されることも祈った。
そのことによって神様に栄光が現れることを。
・最終的に父である神の栄光が現れるように
ヨハネ13:31-32
弟子たちの足を洗い、最後の愛を示す中で神様の栄光を表すことを心がけた。
私たちもよく、神様に栄光が返るように、用いられるように祈る。
イエスのフォーカスは神様に栄光を返すこと。
私たちの祈りのフォーカスは自分ですか?
フォーカスが神様の栄光であれば、難しい時でも大変な時でも神様の栄光を表せる。
先月の東京オリンピックで、ニュージャージー州の姉妹、シドニー・マクラフリンが陸上女子400メートル障害、陸上女子1600メートルリレーで金メダルを獲得した。
陸上女子400メートル障害では世界新記録を出した。
インタビューで繰り返し何度も、テレビでもインターネットでも、自分の信仰について語り続けた。
このような形でイエスに栄光を返せることは素晴らしい。普通は訪れない。
イエスはどのように神様に栄光を返しましたか?
惨めな十字架の死を耐え忍ぶことによって。
兄弟姉妹の皆さん、難しい状況で耐え忍ぶことで神様に栄光を返すことができる。
どんなことが出来ても、出来なくても神様の栄光が現れるように祈りましょう。
ポイント2:弟子たちのための祈り
ヨハネ17:9-10
イエスはすべての人を愛し、救われることを望むが使徒たちは特別だった。
特別な祈りをした。
ヨハネ17:11-12
自分が天国に行くまでは使徒をイエスが守った。
これからのことについて、弟子たちの成功は祈らなかった。
弟子たちが守られること、神様、イエスと同じように一つであるように祈った。
そのことがイエスにとって大切なこと。
ヨハネ17:14-15
イエスは世を去る前、大切なメッセージを残した。
悪い者から守られること。
危険なものは、コロナでも状況でも人間関係でもなくサタン。
体も大切だが、心・信仰・はより大切。
サタンは信頼関係を壊そうとする。
ルカ22:31-32
私たちは今、難しいコロナの中でふるいにかけられている。クライシスの中にある。
クライシスの原語、「分断する」という意味がある。「ふるいにかけられる」という意味合いもある。
信仰が与えられるように祈りましょう。
イエスも信じて祈っている。
「立ち直ったら」と信じて、命じている。
今はダウンしていても大丈夫。
イエスは信じて、立ち直る日を信じている。
立ち直って、周りを強めることができると。
困難の中でも強く立ち続けられると。
ポイント3:一致のための祈り
ヨハネ17:20
ヨハネ17章で十字架にかかる前に、みんなのために祈ってくださった。
その祈りが叶えられ、私たちはクリスチャンとして生きられている。
想像してください。
イエスが2000年以上前から祈ってくれている。嬉しくありませんか?
イエスのおかげで今があることを思い出しましょう。
ヨハネ17:21-23
この場面では使徒たちへの祈りと同じよう、私たちに対しても成功を求める祈りではなかった。
一致を求めた。
どれほど一致が大事かわかる。
霊的な一致が難しいこと、祈りが大事なことを思い出させられる。
悪魔が教会を滅ぼすための1番の方法は、弟子たちの不一致。
様々な問題、難しい状況の中、一致が大事。
このコロナ禍の中、様々な問題が噴出している。
ウィルスやワクチンに対する考え方の違い、どれほど自粛しなければならないのか、人種差別など。
どのようにしたら一致できますか?
ヨハネ17:21
イエスはシンプルに答えてくれている。
相手のことを思いやらない、譲らない時に不一致。
相手を思いやる時に一致する。
みんなのために十字架にかかってくださったイエスが霊的な一致の鍵。
ヨハネ16:33
主の祈りを捧げる前に言った言葉。
戦いの中、試練の中、祈りが必要。
イエスは祈りで敵を滅ぼした。
イエスが私たちのために祈ってくれた。
どんな時でも希望がある。