神と科学シリーズ
“現代社会で何が科学を超えるのか”
第二回 「神と医学」
『祈りの医学』
今回、山崎武士牧師から「神と医学」をテーマで話すという話を貰って、4月の出来事が浮かんだ。
ものもらいができた。右目がかすんで、見えなくなった。
眼科で診て貰ったら、右目がドライアイと診断された。
ムチン層の破壊が原因。
ムチン層を修復する特効点眼薬をつけて、見えるようになった。
「目からウロコ」の言葉を実感する出来事だった。
「目からウロコ」は聖書での使徒9章「パウロの回心」のエピソードが元になっている言葉。
パソコンやスマホの見過ぎには注意ください。。。
自分は、北海道標津郡中標津町生まれ。
父親は、農学博士、農業試験場研究員。母親は国語教師。
カトリック幼稚園では毎週マリア様にお祈り。
弱かったので剣道を習わされた。
小6の年の1月に茨城県つくば市へ転居。
筑波研究学園都市は、筑波大学や多くの研究機関が集中する人為的頭脳都市。
人生に目標が無かったが、親戚から医者にならないか?と言われた。
そんな中、見ていた俳優Xが出演するドラマから「ああ、もうおれ大人になろう!」という思いが与えられた。
医者になろうと決心し、勉強して医学部に入れた。
最初にローテーションした消化器内科の教授から「学会発表しないか?」と言われて発表し、そのまま消化器内科に入った。
そして結婚し、つくば市のマンション住まいになった。
それが2004年で、先週説教していた西家と仲良くなった。
そんな中、西家の次男が急死した。
医師として、突然の理不尽な子供との別れを余儀なくされる家庭はよく見ている。
特に奥さんが落ち込むケースを良く見てきたので、祥子さんが落ち込んでいると思っていたが、お通夜の集会に来て気丈に話していた。
祥子さんの信仰心の強さか、とインパクトを受けた。
彼らは、しっかりとした夫婦関係の土台のもと、長女も誕生した。
私と妻もクリスチャンになり、東京へ転居した。
自分の名前の「拓」という漢字、開「拓」、人生を「拓」くという文字からとった。
元々人生を拓くよりも周りに流されるタイプの人間だった。
でも弟子になってから、ますます大きなもの、神様に自分は人生を拓かれていると感じている。
2014年から、それまでいた病院とは別の病院で働き始めた。
そこで、自分が人生を考えるきっかけを作ってくれたドラマに出演していた俳優Xの担当になった。神様の計画になった。
自分が医者として診ていて、最も不思議な経過となった患者について話したい。
当時、C型肝炎が日本一多い村で診療していた。
C型肝炎は進行すると、10年で7割以上の人が肺癌になる。
肺癌の患者と話していて、その患者には余命4ヶ月と短いので、好きなことをして欲しいと伝えた。
でも、3年半病状が一切進まず、その後急激に病態が悪化して亡くなった。不思議な症例。
その人は常に明るかった。
常にポジティブで、日々祈って余生を過ごしていたのでは?と思えた。
テサロニケ5:16-18
祈りに医者が頼り始めたら終わりという話もあるかもしれない。
でも、現在では代替医療(通常医療の代わりに用いられる医療)が検討されていて、祈りもその一つ。
筑波大の村上和雄教授が、通常診療だけではなく、飛ぶ鳥や泳ぐ魚と同じく、本能的な行動が重要という説を提唱した。
人間は?みんな信仰心なくても、祈っている生き物と思う。
サッカーW杯でも、日本代表サポーターは日本対ベルギー戦でたくさん祈っていた。
人間は、祈る動物。
ヒトの遺伝子、32億の文字(A・G・C・T)の羅列があるが2~3%しか使われていない。潜在能力の98%が眠っている。
小学校6年生の自分は、ドラマで潜在能力が開眼した。
サッカー日本代表も、監督交代から劇的に変わった。
現在50歳。アンチエイジング、松岡修造をライバルとして生きている。
サーチュイン遺伝子という遺伝子が、長寿遺伝子として注目されている。
それを活性化するのは、空腹、運動、レスベラトロール(赤ワインに含まれる)。
でも、ワインは相当な摂取量が必要。絶食、断食は健康長寿に導いてくれる。
村上教授、長寿遺伝子を探している、
僧侶型オン遺伝子は、I型インターフェロン(ウイルスの増殖を抑えたり、感染した細胞を除去したりすることによって、ウイルスから身体を守っているタンパク質)をつくる。
重い心臓病患者393名で、祈られている人と祈られていない人では祈られていない人で治りが非常に良かったという研究がある。
また、社会脳という考え方で。仕事で上司に怒られて「あの上司をドブにはめてください」などと祈ることは、コルチゾール(ストレスホルモン)が発生し、ネガティブな作用を出すという結果があった。
逆に「上司が癒されるように」、と祈るとオキシトシンが分泌されて愛情が膨らむ。
オキシトシンは、愛情ホルモンと言われ、愛情が膨らむ、信頼や団結心をはぐくむ、脳を活性化させ記憶力を向上させる、痛みを緩和し傷の治りも促進する、血圧が低下し動脈硬化を妨げ、心臓を保護する作用がある。
オキシトシンは、スキンシップにより発生する。
スキンシップは犬より猫が効能が強い。猫には抱擁があまり効果ない。。
。
30年前、つくば市で下校中の高校生が交通事故にあった。
重体で一命を取り止めたものの植物状態は免れない、と思われた。
家族は毎日、左手を撫でながら話しかけた。
1ヶ月後に覚醒し、社会復帰した。
この出来事は、カール・ベッカー博士により「死ぬ瞬間のメッセージ」という本になっている。
彼の回復は、当時は医学が進んでいなかったが、今となってはオキシトシンの分泌によるものだと思われる。
ローマ12:11-15
ここで、医者が勧める正しい祈りを紹介したい。
・祈るときはワンちゃんを抱きしめるような気持で祈りましょう。
・食事の前に祈るときも言葉だけでなく、一瞬でいいから作ってくれた人に思いを馳せましょう。その時のかすかなホッコリ感が「オキシトシン」です。
・祈りがかなわない時がありますが、それがその時点での「最適な答え」と解釈してポジティブに納得しましょう。
・たとえあなたを迫害する相手に対してもいつまでも呪うことなく、最後は祝福の気持ちで祈りましょう。それがどうしても難しいときは、今こうして生きていること、祈ることができることへの感謝の気持ちで祈りましょう。そうすれば神様の贈り物「オキシトシン」があなたのいかなる傷をも癒してくれます。
・「オキシトシン」の好影響を持続させるためにも継続的に祈りましょう。
医者でクリスチャンは珍しい。片手で足りるほどしか知らない。
聖書の中で、イエスは何もせずに重病を癒している。最初、聖書を読んで「これってあり?」と考えてしまった。
でも、遺伝子の働きが解明出来ても、科学では突き詰めようがない領域はある。
科学が進めば神様がいらない、という態度は思い上がり。
現代は、科学だけでも宗教だけでも説明できない時代。
ぜひ、聖書を読んで神様の思いに心をはせてください。