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日曜礼拝2018/5/20 『生きることはキリスト』山﨑武士牧師

tcc 2018年6月4日     Comment Closed    

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『生きることはキリスト』

 

本日は、私にとって2ヶ月振りの説教です。

息子の穣が献金シェアの原稿を書くにあたり、チャレンジしました。

彼は頑張って作ったと思います。

去年、母が亡くなった後、「苦しみや悲しみを抱きしめる」という説教をした。

その後で4月、5月入院した。

「神様、わたしを変えてください。身体に何があってもいいので!」と祈るのは危険かもしれない。。。

胆管炎になった。

肝臓から胆のうに胆汁が溜まる。胆管という部分に胆石ができた。

金曜日から熱が出て「明日はイースターだけどごめん、僕は復活しない。」とスタッフに伝えた。

相当、炎症が重症化していた。腎不全手前。命の危機があった。

10日間、鼻のチューブから詰まったものを出した。何も食べられない。

抗生物質が合わなくて全身ブツブツができた。

ステロイドを使ったら肝臓の値が悪くなり、1ヶ月かかってしまった。

自力でトイレに行けることも嬉しく、病院食でさえ美味しいと思える恵みだった。

次女が看護学校へ行っているので、看護師さんにカブるところがあった。

何度注射を失敗されても、笑顔で感謝したいと思った。

痛みはあったけど、世界中の数百人に祈ってもらえたのは特別だった。

死ぬかもしれないと思った時に、救われている、家族も救われているし、教会も素晴らしい、大丈夫!

・・・でもまだ50だから早すぎる。

神様からほっぺたを優しくひっぱたかれた思いがあった。

 

自分なりに大事にしたいことを考えた:

Reset:リセット

Unclutter:ぐちゃぐちゃなものをきれいにする

Refocus:フォーカスし直す

Re-Priorize:優先順位を改めて考える

 

今日はフィリピの手紙から学びましょう。

使徒パウロが書いたフィリピの信徒への手紙の特徴:

喜びという言葉が16回出てくる

使徒16章で、パウロが教会を設立した

この手紙はAD62年頃書かれた

当時のパウロは25年の弟子

人生の終わりが近いがまだ生きている

 

パウロはローマの牢獄にいた。2千年前の牢獄はどんな感じでしょうか?

わたしは池尻の病院で入院中、4時半起きだった。

5時から7時半までQT。

わたしは朝方人間ではないが、イエスのような気分だった。仕事もした。

パウロ、大事な人たちに手紙を書いた。

リディアという紫布の職人が最初に救われた。

大変な時に献金してくれた教会。

二人の姉妹たちの和解を勧めた。

手紙の中で、フィリピの教会は98%褒められた。

深刻な問題が少ないが、この姉妹たちの和解は重要だった。

小さな争いは大きなほころびになる。

 

ポイント:生きることはキリスト、 死ぬのも益

 

キリストが全てだから、溢れ出るのが喜びや感謝。

ポイントは喜びではない。

まず、キリストだけが全て。

その結果、喜びがある。

先程ちひろさんが聖餐式で素晴らしい悔い改めを話してくれた。

高校生であろうが、大学生、大人であろうと関係ない。

キリストを見ていれば、不平・不満より、感謝や喜びがある。

 

フィリピ1:21-25

パウロは、天国を見ました。

わたしは一つやりたいのは、ゲッセマネで祈ること。

わたしは天国を見たことがない。

どれほど素晴らしいか?

パウロは、天国を見ているから、死ぬことは益と言い切れる。

天国では冠があるが、地上では犯罪者扱い。

牢屋にいるパウロにとって、人生にリミットがあるから、生きるならキリストのためというのはものすごくクリアだった。

神様が生きるというのなら、どのように生きるか?

お金や名声ではない。キリストのため、教会を建てるため。

僕のゴールは?入院して考えた。

自分の不摂生で亡くなるのは不本意。

同級生が既に2人亡くなっている。

わたしたちはいつ死ぬかわからない。

今日配布物がありました。

もう一度、考えてみてください。

『

1)あなたの人生の意味はなんですか?

2)あなたにとって人生の「成功」とは?

3)自分のお葬式で言って欲しい言葉

4)今何に対して情熱的ですか?

5)あなたの人生の最終的な目標とはなんですか?』

 

模範解答にする必要はない。正直に書いて欲しい。

自分のしたいこととのギャップはありますか?

“子供に救われてほしい。でも、家では子供を苛立たせている。”など。

ゴルフが情熱でもいい。

「ここは教会だから、わたしはキリストだけのために生きています!と書かないと」ということではない。

正直に書いてみてください。

あなたの人生でイエスキリストが見えますか?

仕事はできるけど、教会ばかりで、すごくそっけない人だと職場で思われているかもしれない。

僕は昔、田舎のおばあちゃんに「アーメンなんでしょ?」とよくわからない言い方をされていた。

(配布物つづき)

『

「私の主はイエス・キリストです。」

自分がバプテスマを受けた時のことを思い出してください。当時のノートや手紙や写真があれば見ながら考えましょう。

 

・どのような思いでバプテスマを受けましたか?

・神様に何を約束しますか?

・具体的に何をどのように悔い改めましたか?

・バプテスマ受けた時の気持ちはどうでしたか?

 

最後に今の自分とバプテスマを受けた時の自分ときを比較してみてください。

今でもイエスは主ですか?

前よりもイエスを愛していますか?

今の自分を知ったら、バプテスマを受けたときの自分は(自分を)誇りに思いますか?

』

わたしは、自分の内臓が石で詰まっていたように、自分の信仰も霊も詰まっていたとわかってきた。

入院中クリアになって、いろいろなアイディアやインスピレーションがあった。

ずれている部分を、神様が悔い改めるために教えてくださったのだと思う。

 

最近、30年前の説教をデジタル化している。ジョージ・ガーガナスさんの説教など。

自分のを聞いて、ただ声を張り上げていると感じる。日本語が下手。

でも、内容を聞くと「使徒20:22-24」の聖句でよく説教していた。

「わたしの命は少しも惜しいとは思いません。」(I consider my life worth nothing)

本気だった。自分のゴールは長生きではない、名声、お金じゃない。

そして、聞いていた皆さんも本気だった。

ジョージは、70代で日本伝道のために夫婦で東京へ戻ってきた。

「わたしの人生は終わりに近づいているけど、皆は若い。日本伝道を実際に行い、実現を見られる。」とよく言っていた。

 

わたしはなぜ日本に住んでいるのか?時々考える。

長く住んでいたカナダやハワイでなく、東京になぜいるのか?と人にも聞かれる。

自然が美しいなら、カナダやハワイ。

住みやすいから東京にいるのでなく、ここにミッションがあるから居る。

何度も辞めそうになった。何度も心が神様からずれた。

でも、もう一度ここに戻るべきと思った。

一日も長く実を結ぶ弟子でありたい。

長い弟子の皆さん、いろいろ大変なことがありました。誇りに思っています。

ヨレヨレしながら、いろんな思いが出ながら、皆さんは、諦めなかった。

過去、いっぱい間違えた。やりすぎ、傲慢。

人に言われたからではない。

でも、キリストのために本気で生きたことは間違っていません!

私たちは時を重ねて成熟した。

 

古い弟子の兄弟姉妹たち、忘れていないですか?

生ぬるくなっていないですか?

次世代の弟子たち、高校生、キャンパス、シングル。ほんとうに励まされています。

彼らと話すのが楽しくてしょうがない。

人を愛して傷ついて、疲れても、素晴らしい模範はいっぱいいる。

でも正直申し上げて、そうではない人もいます。

まあまあ、曖昧にしてカタチだけになっている。

身体だけ毎週礼拝に出ているけど、中身はもぬけの殻。

信仰の先輩たちの犠牲は、想像を絶する。

若い世代が生ぬるかったら、この教会は滅びる。

 

フィリピ1:15

だが、それが何であろう?So what?

不純な動機、偽物に伝えられるとしてもキリストが伝わればいい。

この日本にキリストを知ってほしい!

神様の想いは大きい。

神様の想いはこんなちっぽけなものではない。

パウロは「生きることはキリスト」だった。

ねたみ、比較、競争、承認要求など、教会の中でも正直に言って、すごくこれが多い。

なぜあの人はリーダーで自分ではないのか?

自分の誕生日はマックにいて、別の姉妹はフランス料理を食べているのか?

そんな声をよく耳にする。

わたしは、幼少期からいつも比べられてきた。兄たちは優秀。

けれども私たちは一人一人ユニーク。

比べるものではない。

身長が高い?東大出席?

自分がそうでなくて、比べてどんな意味があるのか。

申し訳ないけど、息子が野球をやっているからといって185cmにしてあげることはできない。

神様がそのように創った。

「ああ、わかってもらえない。」承認要求。

このことは信仰を破壊する。

 

ICOCはかつて排他的だった。私たちの世代で変えて行きましょう。

謙虚に人から学ぶこと。人と比較しないこと。

日本でもっとキリストが伝わることを考えましょう。

ジョージはおじいちゃんだったこともあり、同じ聖句ばかりで同じ説教が多かった。

でも、日本伝道について、いつも語っていた。

いつ実現されるか?私たちはわからない。

いま、大河ドラマの「西郷どん」を観ている。

西郷隆盛の言葉:

 

『命もいらぬ、名もいらぬ、官位もいらぬ、金もいらぬというような人は処理に困るものである。このような手におえない人物でなければ困難を一緒に分かち合い、国家の大きな仕事を大成することは出来ない』

 

死にそうになり、入院して思ったことは、もう人の目を気にしないでいたいということ。

日曜日教会に行くのが普通の国になること。

いつでも弟子の家に行くのが普通。

マンガでもテレビテレビでも悪い場面はカット。キリストの影響があるから。

かわりに聖書の解説や、説教の内容をテレビでやっている。

普通の本屋さんで霊的な本が売っている、など。

夢を見ましょう!

 

ステファン・カリー、私が大好きなバスケ選手。

彼は身長が低すぎて、ナイキと契約させてもらえなかった。アンダーアーマーが契約した。

身長のハンデを乗り越えて、バスケで大活躍している。

だから私は、アンダーアーマーの愛用者になった。

飢えていても、富んでいても、どんな状態でも、キリストがいるので満足している。

 

入院中、近藤麻里恵(コンマリ)さんの本を読んだ。

片付けの本。

グチャグチャしているものを片付ける。

感謝して捨てる。

いらないものは買わない。

いつも足りないと思っているから喜べないのだと気付いた。

 

今年6月、ミッションのために東京に到着してから30年になる。

成田に着いてすぐ、教会に直行した。

1スーツケースと言われたけど、2スーツケースで。

ダサい服と教科書以外、何も持たずに来た。

人生はシンプルだった。毎日大学と、誰かの聖書勉強。

来日した目的は何を勉強やバイリンガルになるためではなかった。

唯一持っていた、アメリカの大学生というステータスも捨てた。

ただ、自分は特別ではなかった。

当時、皆がそうしていた。

 

ジョージとアイリーンは70代だった。

アイリーンが小田急線に駆け込み乗車して挟まれ、複雑骨折した時、ジョージは来ないと思ったら、ディボに遅れて来てレッスンした。

「ジョージ、教会へ行きなさい。」とアイリーンが言った。皆驚いた。

ジョージさんは最期まで病院で、人にキリストを伝えていた。

看護師、医師、関わる全ての人に「お願いだからクリスチャンになってください。」と言っていたという。

 

「わたしの主はイエスキリストです。」

これを言った自分が、最近の自分を見てどう思いますか?

誇りに思うか、ガッカリか。

教会に行っているけど、感謝がなくニセモノでしょうか?

わたしは自分では、あの頃の自分が今の自分を見たら、「情け無い、感謝がない。もっとちゃんとしろ。」と言うと思う。

物や自分のものに満足していませんか?

ステディー、結婚、子供、物。

 

生きるとはキリストではなくなっていませんか?

多分そう。わたしがそうだから、皆もそうではないかと思う。

教会の再建は、今年の目標。

今年まだ、神様に変えられた奇跡ストーリーが少ない。

今日、振り返って紙に書いて、家族や小グループで話し合ってください。

キリストに触れたら人生は変わる。

生きるとはキリストです。

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