『キリストのような勇敢さ』
日本は去年、ジュビリーで来て以来です。
今回22人のジャカルタの兄弟姉妹と来ました。
英語を話す20代の弟子のグループです。
いまインドネシアに住んで2年。
日本の冷たい空気は故郷のイギリスのようです。
全てがオーガナイズされていて素晴らしいです。
お互いに霊的に励まし合いたいと思ってきました。
日本の教会の皆さんの仕える心に感動して学んでいます。
昨日は東京の若手グループと時間を過ごしました。
とても励まされる時間でした。
今日は、キリストのような勇敢さについて話したいと思います。
わたしが勇敢だからではなく、弟子として勇敢であることは大事だからです。
この世にあって、ただ賢く、面白くあることではなく、勇敢さというものを現すこと。
勇敢さをみることはとても少ない。
多くの人は恐れている。
わたし達が勇敢なら世の光になる。
聖書を勉強してクリスチャンになることは、勇敢さが必要。
弟子として信仰を保つことや、喜び続けることにも勇気が必要。
わたしの人生でも、葛藤がある。
結婚するときも勇敢さが必要だった。
結婚後良い結婚関係を持つことにも勇敢さが必要。
脆弱になること。
家族に、結婚してインドネシアに住むと伝えるのにも勇敢さが必要だった。
もし、誰かが認めなくても勇敢さがあるときに人々はあなたを尊敬する。
皆さんにとって、最も勇気がある人は誰でしょうか?
スーパーヒーロー?
時に最も勇敢な人は普通の人だったりする。
杉原千畝(すぎはらちうね)さん。
彼の家族は彼に医者になって欲しかったが、彼はなりたくなかったので試験で白紙を提出した。
彼が情熱を持っていたのが外国語や異文化。
彼は日本政府の外交官になった。
当時の中国は満州国として日本が統治。
そこで日本人が現地の人へ尊大に振る舞うのを見て辞職。
その後、リトアニアで大使になった。
第二次大戦中、何千人ものユダヤ人にビザを発行して、彼らの命を救った。
日本政府に何遍もお願いして拒否されたが、彼らの命のためにリスクを冒しながらビザを手書きで発行し続けた。
それは法的に違反だったとしても、彼はやり続けた。
戦後、彼は外交官を辞めた。
目立たない単純労働をした。
奥さんと息子とも別れた。
自分のした事を語ることもなかった。
1987年、彼のしたことが明らかに。
今でも4万人のユダヤ人が彼のビザにとって生き延びたことがわかった。
残っていたインタビューでは「これは仕事を失ったとしても、人としてするべきことだった。わたしのような立場なら誰でも同じようにするでしょう。」と語っていた。
わたしは、誰でも彼のようにするとは思えない。
キリストのような勇敢さはどのようなものでしょうか?
もし神様だったら、あなたを通して何が行われるでしょうか。
イエスほど勇敢な人はいない。
全知全能な存在が、誰かに頼らないといけない赤ちゃんになること、これは勇敢でなければできない。
しかも彼は人間らしさも拒否された。
十字架につくとき拷問にあった。
イエスのような勇敢な方は他にはおられない。
ルカ4:11-30
ガリラヤのナザレから彼の最初の説教を始められた。
シドンという場所を示された。現在のレバノン。
去年、幸運なことにわたしはイスラエルに行くことが出来、ナザレにも行った。
会堂はこの教会よりもずっと小さい。
そこに350人以上の男性がぎゅっと詰まって礼拝したと思われる。
当時の礼拝は、お祈り、讃美歌、聖書の巻物の朗読、訪問者の説教。
イエスも訪問者として頼まれたと思われる。
彼らはイエスの言われたことが好きではなかった。
1つ目のポイント「わたしはメシア」に対しては、彼らはいい反応だった。
しかし2つ目のポイント「預言者は自分の故郷では歓迎されない」と3つ目のポイント「預言者エリシャの時代に救われたのは異邦人ナアマンだけ」への反応は悪かった。
彼らは怒り出した。
話ではシドン地方のやもめが出てくる。
シドン地方の異邦人はユダヤ人の敵。
「異邦人はわたしを偉大な信仰と喜びで受け取る」
そして3つ目の例はナアマン。この人も異邦人。彼は預言者により癒された。
勇気と信仰を持って飛び込んで身体を洗い癒された。
異邦人の例をユダヤ人は好まず、拒否した。
それらは聖書に書いてあったことなのに。
当時のユダヤ人は何百年も抑圧されていたので、政治的なメシアを求めていた。
なぜヨセフの息子が異邦人の話をしているんだと怒り、イエスを崖から突き落とそうとした。
彼らはイエスを偽預言者だと決めつけた。
イエスは奇跡を行われなかった。
イエスは勇敢だった。
この種の勇敢さは、わたし達が持てる勇敢さなのではないか。
勇敢さを持つのにどのようにすればいいか?
ポイント1:神様の承認
神様はわたし達を喜んで認めてくださっていること。
その事実を深く知る必要がある。
わたし達の努力ではなく、イエスから与えられたもの。
神様がまず認めてくださったから、わたし達を呼ばれた。
これは忘れてはいけない大事なシンプルなメッセージ。
イエスがバプテスマを受けたとき、「これはわたしの愛する子」と天から声がした。
神様はわたしたちに同じ想いを持ってくださっている。
これを理解できたらわたし達は勇敢になれる。
ポイント2:神様の精錬
人生の試練をどのように見ますか?
チャレンジは神様が精錬される機会だと思いますか?
わたしは、ロンドンからシンガポールへ行くのはチャレンジだった。
家族や友達もいなかった。
インドネシアへのミッションチームも。結婚も。
全てはわたしを精錬してくださる機会。
神様はふさわしい人を呼ばれたのではなく、呼ばれた人をふさわしくしようとなさっている。
わたしは逆に考えていたが、ミッションや結婚の鍛錬を通じてそれがわかった。
ポイント3:神様の御言葉
自分は本当に毎日神様の言葉に献身しているか?
神様の言葉に飢え渇いているか?
わたし達は誰しも荒野でサタンの誘惑に遭う。
だから、自分に常にこう問い続けなければならない。
ポイント4:神様のミッション
イエスが引用した聖句はミッションのことだった。
わたしは勇気があればミッションに参加すると逆に考えていた。
ミッションに先に行かせて勇気を与えてくださった。
あなたは職場で、キャンパスでキリストのような勇敢さを持っていますか?
それとも人目を気にして恐れていますか?
わたしはインドネシアに引っ越したとき恐れがあった。
実はミニストリーはおろか、学び会をリードしたこともなかった。
ただ、自分の勇敢さではなく、神様が素晴らしいことを計画していることだけがわかっている。
去年12人で始めたこのミニストリーは今では30人以上。
イベントがあれば100人以上が集まる。
今年バプテスマを受けた人たちの写真。
神様は素晴らしいことをしてくださる。
まずはキリストの勇敢さを持つことから始めましょう。