タイトル:『聖霊で満たされて、イエスの証人となる』
使徒言行録 1:3-4,8
イエスは苦難を受けた後、御自分が生きていることを、数多くの証拠をもって使徒たちに示し、四十日にわたって彼らに現れ、神の国について話された。そして、彼らと食事を共にしていたとき、こう命じられた。「エルサレムを離れず、前にわたしから聞いた、父の約束されたものを待ちなさい。あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。
ポイント1:聖霊から力を受ける
一体いつまで待てば、聖霊が降るんだろう。
このような思いから、焦ってしまい勝手に行動してしまう。
私たちはイエスの復活をこの目で見た。何を待つことがあるんだろう。
イエスが一緒にいた時も、宣べ伝えた経験もある。
このような思いから、考えなしで行動してしまう。
または自分のやり方が正しいと思い込み、固執してしまう。
もしくは、イエスのためにやりたいけど、イエスがいた時でさえうまくいかなかった。
今日、私たちは自分の力や、経験、想いに頼らなくて大丈夫です。
私たちは聖霊の力の影響下にいるからです。
聖霊の力の受け方は、実はそこまで難しくないかもしれません。
弟子たちはただ待ちました。
聖霊には力があること、私たちはその力を受けていることを信じていきましょう。
ポイント2:聖霊によってイエスの証人になる
使徒言行録 2:32-33,36-37
神はこのイエスを復活させられたのです。
わたしたちは皆、そのことの証人です。 それで、イエスは神の右に上げられ、約束された聖霊を御父から受けて注いでくださいました。あなたがたは、今このことを見聞きしているのです。だから、イスラエルの全家は、はっきり知らなくてはなりません。あなたがたが十字架につけて殺したイエスを、神は主とし、またメシアとなさったのです。」 人々はこれを聞いて大いに心を打たれ、ペトロとほかの使徒たちに、「兄弟たち、わたしたちはどうしたらよいのですか」と言った。
聖霊は私たちに力を与えてくれます。
しかし、その「力」は、私たちの利益の為のものではありません。
聖霊の「力」とは、「キリストを誇示する為の力」です。
ヨハネによる福音書 15:26
わたしが父のもとからあなたがたに遣わそうとしている弁護者、すなわち、父のもとから出る真理の霊が来るとき、その方がわたしについて証をなさるはずである。
聖霊がイエスについて、証をなさいます。
「ペトロが」ではなく、「私たちが」でもありません。
私たちにもある「聖霊が」イエスについて証をなさいます。
これが聖霊の力です。
今日、「私たちが」キリストを証しようとしなくて大丈夫です。
「聖霊が」私たちを通してキリストを証してくれます。
「私たちが」頑張ってキリストの証人に変わろうとしなくて大丈夫です。
「聖霊が」私たちをキリストの証人へと作り変えてくれます。
聖霊は必ず、私たち一人一人に働いてくれます。
だからこそ、私たちは信じて、聖霊の働きに共に参加していきましょう。