『祈りを通して信仰を新たに』
ある人の言葉:
レモンを絞るとレモンジュースができる。
人が絞られたとき、その人の内側にあるものが明らかにされる。
わたし達は試練にあったとき、内側の本当の思いが色々出てくる。
エレミヤ
・624-41間 預言者として活動
・エレミヤの名の意味
「主は高められる 主は建てられる」の意味
・「涙の預言者」のニックネーム
・エゼキエル、イザヤと並ぶ三大予言書
・キーワードは「背信」
人々が神様を信じない難しい状況の中で預言した。
エレミヤ書20:7-9
エレミヤの7つある告白の祈りの一つ。
神様がエレミヤに語ることが多いが、
エレミヤが語ることは少ない。
最後の告白の祈りの箇所。
今日、この祈りに励まされている。
神様と戦ったその先に見えるもの。
ポイント: 戦うように祈ることで神様を見出す。
簡単な道ではなかった。
どれだけ伝えても民の心は変わらない。
それどころか反撃され、迫害され、
命すら狙われていた。
神殿の最高監督祭司からむち撃たれ、ボロボロ。
神様の前では脆弱。正直。
孤独、傷ついたこと、怒りを神様にぶつけている。
神様に騙されたから、わたしは一日中そしりにあっていると。
口にしない。
ザカール: 覚える、思い起こす、想起する。
神様のことを口にするのがあまりに辛く、
そのことを神様に祈っていた。
葛藤をリアルに出した。
今日わたし達の祈りもリアル。
どこまでも現実。
エレミヤは神様と向き合い戦った。
わたしの負けと言った。
御心どおりに生きることは、いつでも葛藤と難しさがある。
神様を知らない世の中で。
また神の家族と歩む関係ですら難しさがある。
わたしたちの難しさは価値観の違いではない。
この戦いは何か?
霊的生活には葛藤が必ずある。
エレミヤはこのあとどうなったのか?
神様から離れて山奥でゆっくりした人生を送ったのか?
そうではなかった。
神様に正直に出した後、
どれだけ傷ついたとしても、
主の名を口にすまいと思っても、
主の言葉が心の中、骨の中に閉じ込められて燃え上がると。
苦しみの中で、神様の御言葉がわたし達の中で燃え上がる。
その時に、どん底を経験したからこそ、わたし達は新しい関係を神様と見出せる。
この祈りの後で神様を賛美するエレミヤ。
エレミヤ書20:12
神様に向き合うことで、エレミヤの信仰は新たにされた。
・王が変わる
・バビロンの攻撃と捕囚
・エルサレムの崩壊
・共に預言してきたウリヤの死
・エジプト行き
この後これだけの変化や苦難があった。
しかしエレミヤは走り抜いた。
彼は神様との祈りで新しく作り変えられたからこそ
苦難を耐え抜くことができた。
わたし達も苦難が必ずある。
祈って神様との関係で、新しい神様を見出すことで乗り越えて行きましょう。
わたし達は、特に日本人は感情を出せない。
このような祈りをするのが難しい。
辛く悲しくてもあまり心が感じていない時がある。
エレミヤのような祈りは馴染みがない。
しかしだからこそ、このようなエレミヤの祈りは、わたし達を助けてくれるものと確信している。
弟子になって8年、教会スタッフになって4年
そろそろ一人前になりたいと思う一方。
体は大きいが内面は繊細。
気持ちを見続けると感情が止まらなくなる。
エレミヤを知るほどにエレミヤに惹きつけられる。
「なんでこんなに上手く行かないんですか?
失敗ばかりです。
もう疲れました。」
こんなふうに祈ることが毎日続いた。
2ヶ月前のある日、
ふと
「わたしは本当には何をしたいのだろう?どのような人生を歩みたいのだろう?」
友達との約束に向かい自転車を漕ぎながら、涙が止まらなかった。
帰り道、弟子になってからの写真を1枚1枚見た。
「わたしは愛されている。
だから神様の御言葉に従って歩んでいこう。
自分の声に耳を傾けるんじゃなく、神様に耳を傾けよう。」
そのように新たにされた。
エレミヤの最初の祈りは、神様にもう従いたくない。
こんなはずではなかったというものだった。
しかし葛藤の後で、神様との新しい関係を見出した。
エレミヤの人生はこの後エジプトで石打ちに遭い、死んでしまう。
彼の人生は敗北、失敗だったのか?
わたしは全くそうは思わない。
神様の御心を全うし、2600年後のわたし達にインスパイアし続けている。
わたし達は祈りを通して戦い、
新しい神様を見出していきましょう。