『わたしたちの神はわたしたちのために戦ってくださる』
ネヘミヤ
職業:王の検酌官(王の世話係。毒見もし、王の信頼を得ている職)
功績:
-BC445年 エルサレムの壁の再建
-BC443年 民の生活の再建・改革
一人の祈りに答える神
ネヘミヤは、天から火が降って来るとかそういうドラマティックなことはない。
子供のクラスでもネヘミヤ記は盛り上がらなかった。
しかし、今回改めてネヘミヤ記を読み、わたしは彼の献身的な態度に心を動かされた。
ネヘミヤ記1:1−4
ネヘミヤの態度:
座り込んで泣いた。
幾日も嘆いた。
食を絶った。
祈り続けた。
このような態度を最近取ったことはありますか?
わたしは子供のころあった。
最終回でヒーローであるウルトラマンが死んでしまった。
何日も泣いて、生きる希望を失っていた。
5歳だった。
その頃のわたしにとっては、両親との関係がつらく、がんばってもできる人と比べられていた。
いう事を聞かないと罰があった。
自分を守り、戦ってくれる人が必要だった。
心の底から信じている人を失ったとき、人は泣いて嘆くことしかできない。
ネヘミヤにとって、エルサレムの壁は自分自身のようだった。
人々にとっても同じだった。
しかしなぜそれほど大事な城壁は150年もの間、破壊されたままだったのか?
ネヘミヤ記1:5−8
ネヘミヤの祈りは、城壁が元に戻りますように、人々が幸せになりますようにとは一切祈らなかった。
なぜこのような悲劇があったか。わたしたちの罪がもとになっていると自覚していた。
1コリント6:16
神殿(=わたしたち)は神様によって建てられる
神殿(=わたしたち)は罪によって崩される
わたしたちは、お願いばかりを祈りがち。
これを読んでいろいろ思い出した。
息子が中学二年のとき、バプテスマを受ける前のこと。
罪を息子に謝った。息子には「謝って終わりなの?」と言われた。
自分の罪を認め、悔い改めなければ意味がない。
イエスの十字架を見て変わる必要があった。
それ以降、悔い改め続けている。
罪を毎日犯す。その都度、神様に立ち返り悔い改めている。
最近も娘に対し、軽率な態度があった。
その都度決心し、悔い改め続けている。
イエスは、罪を犯したなら、悔い改めなさいと言われる。
悔い改めなくして、罪の赦しはない。
どれほど多くの子供たちが大人の身勝手な罪で命を落としているかという記事を読んだ。
途中で読めなくなった。心が痛くなった。
皆さんは、罪を認めて神様に立ち返っていますか?
皆さんの家、小グループにはその文化がありますか?
流そうと思えば、見て見ぬふりができてしまう。
こういう話は聞きたくないと思う。
しかし、わたしたちは神殿。
罪を認めて悔い改めることで、神様は神殿を再建してくださる。
ネヘミヤは、神様を正しく見て、罪を正しく見ていた。
わたしたちもそのようにしていきましょう。
ネヘミヤは、神殿の再建にはお金がかかり、王の援助がないとできないとわかって
ひたすら祈り続けていた。。タイミングをうかがっていた。
ネヘミヤ記2:2−5
最初に嘆いて祈ってから4か月経っている。
感情であせって行動することはなかった。
王様から声をかけられた。
暗い表情をしているがどうしているか?
これはクビ宣言。やってはいけない態度。命も危ない。
ネヘミヤは恐縮して祈ってから答えた。
王様との会話の最中にどのように祈ったのか、気になる。
わたしは社長と話をしていて、あまりに社長が身勝手なので
祈って会話したことがある。しかしひどい目にあった。
おそらく、ネヘミヤも短く祈ったと思う。
「いまがそのときですか?」
子供たちとのキャンプに言った。
多くの子供たちにとって、タイミング、いまがそのときだとエキサイトした。
皆さん、わたしたちは祈って神様に立ち返り、悔い改める者でありましょう。
一人の心を動かす神
この後、王様は支援してくれた。
エレミヤは祈るだけではなく、エルサレムへ行き行動した。
ネヘミヤ記2:13
「わたしの神が、わたしの心を動かして」とある。
わたしは最近、どれほど神様がわたしの心を動かしてくださるようにと思ったかわからない。
思うようにいかないことが山ほどある。
コロナ禍。周りの状況。
最近読んだ絵本『二番目の悪者』
考えない、行動しない罪についての絵本。
まったく笑えない。完全なバッドエンド。
わたしたちの身の回りには心が持っていかれることがありませんか?
世の中の力は強い。毎日祈り、聖書を読んでも壁を壊し妨害するものがたくさんある。
ネヘミヤ記3:25-28
「できたとしても、そんな石垣など、狐が登るだけで崩れてしまうだろう。」
城壁の再建を妨害する者に、ネヘミヤはすぐに祈りで対抗している。
言い合いに疲れると、意欲を失う。
しかし、民たちはすぐに祈ることで、働く意欲があった。
わたしたちも祈り、神様に心を動かしていただきましょう。
かならず神様は、あなたを通して御心を行ってくださいます。
わたしはバケットリストのノートを最近久しぶりに書いている。
神様が成し遂げてくださるリスト。
過去、成し遂げて実現してくださったことにはチェックをつけている。
それを確認すると、どれほど多くのことで神様が働いてくださったのかがわかる。
具体的に:
-神に立ち返る
-祈り続ける
-神に心動かされて行動する
150年破壊されていた城壁は、52日間で再建した。
一人の人の祈りで実現した。
このことは希望。
最後にネヘミヤの言葉で説教を終わります。
ネヘミヤ4:14
「わたしたちの神はわたしたちのために戦ってくださる。」