『勇者よ、主はあなたと共におられます』
ポイント:神様はあなたを通じて働かれたい
士師記のギデオンから共に学びましょう。
士師記の特徴は、神様に背いている民の時代。
ミディアン人から攻められている困難な時代。
ギデオン自身もすごく自信や信仰があったわけではなかった。
士師記6:11−16
まるでイナゴの大群のように人々とらくだが地を荒らし、
家畜もすべて残されないくらい侵略された。
命すら奪われている状況。
人々は要塞や山に隠れていた。
そのような状況が何年も続いた。
このような悲惨な状況にあったら、皆さんはどのような人をイスラエルの民に遣わしてほしいでしょうか?
強い人、統率力がある人、経験がある人ではないでしょうか?
しかし、神様が遣わしたのはギデオン。
マナセ族の中で最も弱い者。
家族の中で最も年下。
神のみ使いが現れたとき、ギデオンは酒ぶねの中にいた。
酒ぶねは通常、ワインを作る場所。
ギデオンは、麦を打っていた。通常、麦打ちは外で行う。
風通しのよい場所で行うことで、麦の外殻が風に飛ばされ、
うまく脱穀できる。
なぜ彼は酒船の中にいたか?ミディアン人から食べ物を奪われないように隠れていた。
おびえていた。
食べて生き残るために、隠れて麦打ちをしていた。
戦士ではなく、農作物を家族のために育てる役割をしていた。
なぜ神様はこのような人物を選ばれたのか?
み使いは、彼に「勇者よ。主はあなたと共におられます。」と言った。
“Lord is with you, mighty warrior.”
あなたがギデオンなら、どう思うでしょうか?
わたしなら、いやいやわたしには無理です。
戦士でもないし、家族の中で最も若く弱い者です。
と言うと思う。
ギデオンは神様とどのような会話があったか。
士師記6:13
「主がわたしたちと共におられたのなら、なぜこのようなことがわたしたちに降りかかったのですか?」
「驚くべき御業はどうなってしまったのですか?」
「主はわたしたちを見放し、ミディアン人の手に渡してしまわれました。」
ギデオンは祈りの中で率直な思いをぶつけた。
7年間、ミディアン人の手に渡された。
神様に見放されたと感じた。
過去エジプトでどのように素晴らしい働きをされた神様であったとしても、信じられない。
神様は不在だから、自分でなんとかしなければ。
神様は祈りを通して、ギデオンの思いを導かれた。
神様の一貫したメッセージは、「わたしが共にいる」というもの。
ギデオンは戦士ではないが、神様と共にいることで、イスラエルをミディアン人の手から救い出すということ。
「わたしがあなたを遣わす」から
「あなたはあたかも一人の人を倒すように、ミディアン人を倒すことができる。」
ギデオンがどれほど小さく弱くとも。
このメッセージは、今日、わたしたちにとってどれほど力強いメッセージでしょうか?
今日、どのような苦しみ、戦いがあっても、自分をどれほど小さく感じても、
神様は共にいて、力強く働かれる方であるということをどのように捉えていますか?
自分の力で必死に戦い、期待したタイミングでよい答えがないとしても、
神様は祈りを聞き、導かれる方。
そのことを今日、確信していきましょう。
このように話すのは、わたし自身が神様の力よりも、自分の力を信じてしまったから。
キャンパスミニストリーに新入生が入り、人数が増えた。
卒業して働き、違う状況になったメンバーもいた。
そこで、より多くの人に神様を伝えたい。
しかし、その中で、神様の働きは十分ではないと感じることが多くなった。
自分は働き頑張っているのに、神様は働かれない。
疲れと報われない思いがあった。
自分自身の罪と自分に頼る傾向がますますこのような思いを強くさせた。
祈りを通して、神様は少しずつ、わたしの思いを導かれた。
自分の罪を認め、少しづつ、神様の働きが見えるようになった。
わたしが働くのでなく、神様が既に素晴らしく働いていることが見えて、謙虚にさせられた。
救われた新弟子たちが、それぞれ宣べ伝えたい友人がいる。
神様を求めている新しい友人、以前離れたが、また戻りたいと求めている友人。
自分にフォーカスではなく、神様にフォーカスしたときにこのようなものが見えた。
神様に祈る中で心が変えられた。
わたしが働くとき、神様が共におられ、共に戦い働いてくださる方であることを
祈りを通して深めていきたい。
わたしたちも、そのようにしていきましょう。
神様に率直で素直に話し、祈りをもって対話したとき、
歪んだ見方は取り除かれ、神様の見方に変えられる。
士師記8:28
『ギデオンの時代四十年に渡って国は平穏であった。』
神様のあなたへの言葉を信じてください。
『勇者よ、主はあなたと共におられます。』
神様はあなたを通して働かれたい方です。