『神様のビジョン』
東京キリストの教会のテーマ:一致と祈り Unity & Prayer
祈っていくとすごいことが起きる、そのような経験が皆さんにもあると思います。
今日はそのような場面を聖書から一緒に読んでいきましょう。
コルネリウスとペトロの場面
使徒10:1-5
異邦人であるコルネリウスの祈りに神様が答えられ、幻を見せた。
使徒10:9-15
ペトロにも幻が神様から与えられた。
異邦人の救いについての幻=ビジョン
過去になかったことを、祈っている二人に対して与えられた。
使徒10:34-38
ペテロがコルネリウスの家で福音を伝えた場面
わたしはこの聖句に非常にインスパイアされている。
ペテロは、神は人を分け隔てなさらないことがわかったと言っている。
神様は、どんな人も分け隔てなく愛する方だとわかるので、インスパイアされる。
コルネリアスとは、百人隊長で信仰に厚く、一家そろって神を畏れ、人々に施しをしていた。
①神は人を分け隔てなさらない
ユダヤ人は、異邦人を分け隔てしていた。
ユダヤ人は、旧約聖書からの歴史とともに、神様に選ばれた民であった。
割礼を受けている。律法に従っている。食事、礼拝、祭り(過ぎ越し祭など)、
安息日を守っていた。
ユダヤ人がユダヤ人であることのアイデンティティーは、当時のパスポートであったかもしれない。
私自身が何者なのかを示し、ほかの国に世界共通で入れることがパスポートの役割。
ユダヤ人でいることは、神の国に入れるパスポートでもあった。
これに対し、異邦人はというと、反対に、神様に選ばれなかった民ということになる。
エフェソ2:12
キリストと関わりがない、イスラエルの民に属していない、約束を含む契約と関係がない、
希望を持たず、神を知らない
ユダヤ人に犬と呼ばれ、神殿の奥にも入れず、差別を受けていた。
ユダヤ人も異邦人も誰もこれは変えることができない隔てとして生きていた。
しかし、神様だけは全く違うビジョンがあり、ユダヤ人も異邦人も救われる計画があった。
これまでの概念がひっくり返されることだった。
神を畏れ、正しいことを行う人は救われるというものだった。
分け隔て:えり好みをする、えこひいきをするというギリシャ語の語源
神様はそのような方ではない。 旧約聖書でどれほどユダヤ人が選ばれた民であり、
ユダヤ人が律法を守ってきたとしても、関係なかった。
神様を畏れ、正しいことをする人を神は分け隔てなさらない。
これは当時のユダヤ人、異邦人にとってもどれほど希望で素晴らしいメッセージだったでしょうか?
しかし同時に、このような戦いはありませんか?
異邦人のように、自分にはふさわしくない、自分にはできないと葛藤してしまうこと。
周りと比べて、あの人には神様が働くけど、自分には働かないと思ってしまうこと。
わたしは、聖書勉強中、わたしには愛する人にはなれない、誰も自分には期待していないと思ってしまう傾向があった。しかし、そんなわたしに兄弟姉妹が励ましてくれた。
ある兄弟は、「あなたは愛する人になれる。なぜならば、わたしはあなたから既に愛を感じている。」と言ってくれたことを一生忘れない。
自分以上にまわりの兄弟姉妹が信じ、期待して愛してくれた。
神様は、わたしがどのようであっても、信じ期待して愛してくださっている。
そのことを覚えたい。分け隔てなく愛してくださる神様。
誰かと比較することをやめて、この神様を覚えましょう。
全ての人が福音を知り、救われるビジョン。
この日本でも福音を宣べ伝えたい神様。
まだまだ日本では福音が知られていない。しかし、神様の教会がここにはある。
ペテロとコルネリウスのバトンを受け取り、異邦人の救いの思いが、
わたしたちにも伝わっている。
神様を畏れ、正しいことを行っていきましょう。
人を恐れ、分け隔てするのではなく、神様を畏れて。
②神様がごいっしょにおられる
使徒10:38
もう一度読みましょう。
イエスがどのような方でなにをされたか。この聖句のあとでは十字架にかけられたイエスについて語っている。その前に、イエスが奇跡を行われたのは、神様がいっしょだったからと伝えている。
イエスは神の子であったが、自分ひとりでは何も行わなかった。
ヨハネ14:20
ヨハネ17:12
父(神)―わたし(イエス)―あなたがた 一つにしてください。
神様といっしょに働くことで多くの奇跡がある。
まずはそのことを信じることから始めていきましょう。
わたしたちにとってのコルネリウスは誰でしょう?
わたしたちのコルネリウスはそれぞれ必ずいる。
求めている人、自分の本音を分かち合いたい人がいる。
そのような人に会いにいきましょう。
今年、そのような人に神様が導いてくださるように祈りましょう。
福音を宣べ伝えることは、チャレンジではなく機会です。
今年、具体的にだれか一人を愛し、宣べ伝えていきましょう。
先週、全体研修会で長老のことが話された。
そのことは素晴らしい。
わたしは若手として、将来の教会のビジョンをもらった。
もっともっと人が救われていき、成熟した教会になること。
―神様は人を分け隔てなさらない
―神様はごいっしょにいてくださる
祈って神様からビジョンをいただき、一致と祈りによりチャレンジを機会と
変えてもらい、今年いっしょに奇跡をみていきましょう。