フィリピの手紙から学ぶことにより、私たちの人生をキリストに集中させ、本当の喜びを味わうことができる。
今月のフィリピ4回シリーズのサブタイトルは、「キリスト」という言葉が共通している。
私たちはキリストを中心とした弟子生活をしていますか?
土日はみんなキリストを中心とした生活をしていると思う。
でも、平日は職場にいる。人生の難しいことがある時など、キリストを中心として生きていますか?
キリストに集中することによって、それが変わる。
ポイント1:キリストによって、弟子として決して諦めない
フィリピ4:1
4章は「だから」という言葉からスタート。
3章までで素晴らしい教えが語られている。
それを4章で全て結び付けて説明されることになる。
「主によってしっかりと立ちなさい」⇒弟子として決して諦めない
この約束を改めて思い出してください。
誰かのバプテスマを見るたびに、そのバプテスマに感動しながら自分のバプテスマを思い出すと思う。
みんな、それぞれ神様とバプテスマの時にいくつか約束したと思う。特に、弟子として決して諦めないこと。
カウントコストを行う際も、危機的状況になった時のことについて問われたと思う。
ここで改めて考えたいことは、神様から離れることが一番主を悲しませるということ。
弟子として諦めない決心、改めてしてください。
バプテスマの時の約束を果たすこと、改めておぼえてください。
決心が試される場面もある。
主によってしっかり立つために:
- 誠実なクリスチャン関係
- 神様への忠誠心
- 神様への信頼
- 純粋な思い
- 正しい心の態度
このリストをしっかり見て、考えてください。
自分とイエスの歩みはいかがでしょうか?
弟子をやめる人は、弟子になった当初はやめるつもりは無かったと思う。
でも、様々なことがあってやめることになったと思う。
自分は大丈夫、と思っても吟味してください。
真剣に取り組んでいかないと、信仰の問題になる。
ポイント2:キリストによって同じ思いを抱く
フィリピ4:2-3
第一回のレッスンでもあったが、フィリピは問題が多い教会。
ここで、現実味のあるリアルな問題が紹介される。
エボディアとシンティケ、聖書でこの場面でしか名前が出てこない姉妹。
詳細は分からない。でも小さくない問題を抱えている。
この場面でなぜ二人の姉妹の摩擦を紹介するか?
摩擦は喜びを奪う。そして、信仰を奪う。
信仰を捨てた多くの人たちは、解決していない大きな問題のために信仰を捨てる。
だから、パウロは摩擦を解決することを手紙に入れた。
1世紀の手紙は個人的なものではない。みんなの目に触れるもの。各教会で回覧される。
その手紙で実名が出る。なぜか?
ここまで問題解決が重要であるから。
この教会では、この10年、摩擦があっても丁寧に話し合っていくことについて話してきた。
良い文化が出来ている。
過去は、兄弟姉妹同士、リーダー間でも摩擦があった。話せないことがあった。
以前、ある人から責められたことがある。私とスタッフの関係が良くないと。
お互いに問題があった。私はごまかした。そのことによって、相手に不信感を抱かせた。
話してくれた方も、言い方が悪かった。「スタッフの関係悪いんですか?」という言い方。
ここで「はい」、と言ったらスタッフ失格に思われるように感じ、ごまかしてしまった。
問題があれば公にしていきましょう。助けを求めましょう。
スタッフミーティングで、妻と意見が合わないことがある。
本当に難しい時もある。ミーティングを中断し、遁所牧師に助けて貰って妻と話し合うこともある。
健全な文化を作ることが大事。
「主において同じ思いを抱きなさい」
- キリストを関係修復の中心に置く
- 忠実な協力者から助けを求める
- 相手を責めたり、侮辱しないこと
キリストを中心にするから、同じ思いになれる。
パウロ、手紙の中でも忠実な人々に助けを求めている。
この箇所では、エボディアとシンティケに何の摩擦があるのか書いていない。
でも、パウロはエボディアたちを尊敬、信頼している。
私たちは摩擦がある時、誰かを悪者にしようとする。
でも、その感覚で和解しようとしても、上手くいかない。
私たちの中で、様々な状況で問題は起きる。
そこで、相手の問題や自分の気持ちにフォーカスすると解決しない。
距離をおいて、自分とキリストの関係を見る。
私たちの中で、仲が良いと感じる兄弟姉妹がいると思う。
でも、人間的なつながりでは関係が難しくなった時に修復が難しくなる。
キリストを間に置いた関係にすることが必要。
最終的に摩擦を修復するのは、イエスの十字架。
主において同じ思いを抱く。何よりも、キリストの十字架からの観点で見ていきましょう。
イエスが十字架にかかってくださって、私たちを救ってくださったのに、喧嘩で信仰を奪われてはいけない。
目をつぶって、喧嘩相手のことを考える。肩を並べて、一緒に十字架に歩くことを想像する。
ぜひ、イエスの十字架を関係の真ん中に置きましょう
ポイント3:主において喜ぶことは大事
フィリピ4:4-5
状況が良くても悪くても変わらないのはキリスト。
変わらないキリストを喜びの源にしましょう。
喜び方はたくさんある。
結婚式で感動して、涙を流して喜ぶ。
表面では喜んでいるが、その場面が終わると続かない。
常に、キリストからの喜びを持っていくことが助けになる。
変わることのない喜びを持ちましょう。
思い悩みではなく、平和:
フィリピ4:6-7
具体的に:
- 思い悩まないことを決心する
- 神様に感謝していることを考える
- 思い悩んでいたことをお祈りリクエストに変える
自分が今、思い悩んでいることをリスト化し、最後にタイトルを「お祈りリスト」に変えてみましょう。お勧めです。
フィリピ4:8
わかりやすいが、なかなか出来ないこと。できるようになったら素晴らしい。
私たちは自分の人生において、不健全な声、思い悩みによって信仰を失う。
どのように徳や賞賛に値することを心に留められますか?
- 聖句
- 手紙
- 写真
- 賛美歌(音楽)
聖句を部屋に貼る。癒される手紙を持ち歩く。
家族写真を持ち歩く。賛美歌をすぐに聴けるようにする。
こういった工夫、弟子として長続きするために必要。
弟子として大きなことを成し遂げるためには、根性だけで続ければ良いわけではない。
フィリピ4:9
聞いたこと、学んだことを実行することが大切。
学ぶだけでも効果はある。でも、実行しなければ身に付かない。
実行することによって、神様が心に平穏を与えてくださる。
ジュビリー、みんな学ぶ態度が素晴らしかった。
でも、あまり実行がないように感じる。得たことを実行することが大事。
ぜひ今日の説教で学んだことも実行してください。
この10年間、シー・リージョンからいろんなことを学んだ。
ソリューションフォーカス、スキーマ、ICU、GEPなど。
実行しないと意味がない。でも、実行することに恐れがあると思う。
でも、失敗を恐れずに、丁寧に実行することを決心している。
ぜひ、学んだことを実行していきましょう。
ポイント4:キリストによってすべてが可能です
フィリピ4:12-13
NBAで昨シーズンMVPを獲ったステフィン・カリーという選手は、バスケ選手としては身長が小さい。
彼のシューズにこの聖句が書いてある。
キリストのおかげで、全てが可能になる。
弟子として生きる上で全てが可能。
皆さんはキリストの弟子として賜物、ミッション、期待がある。
難しい聖書勉強、グループをまとめることなど、不可能と思えることもある。
使徒パウロが成し遂げたこと;
- 裏切った人をも愛し、赦した
- 命を惜しまず福音を宣べ伝えた
- 多くの教会を設立し、指導者を育てた
- 他の12使徒以上の影響力があった
- 世界を変えた
皆さん、壁にぶつかっているかもしれない。
でも、弟子として出来ないことは何もない。
(山崎真奈美さんシェアリング)
弟子になり、27年目。
何度も諦めようと思ったことがある弟子人生。
でも、多く学んで、諦めないで良かった、と感じている。
昨日、姪の結婚式があった。姉の子。
亡くなった両親、死産した子を妊娠した自分と武士さん、姉夫妻とその子供たちが写っている写真が表示された。
その写真を見て、様々な思いがあり、涙が止まらなかった。
姉は、子育て中に鬱になった。
フィリピ4:12-13は、暗唱するぐらい大好きな聖句。
姉は実家に引き取られ、両親と私で面倒をみた。
翌年、私は死産をした。そして母が白血病で亡くなった。
この年ほど、イエスの十字架の重みを感じたことはなかった。
その後、娘・息子たちに恵まれた。心の支え。
長男が産まれた後、教会が大変になった。
でも、皆の助けがあり、シンガポールで8ヶ月過ごすことが出来、霊的に満たされて回復した。
姉はその後、鬱を何度も発症した。父の死後、家族と暮らすようになった。
でも昨日は、元気な姿で結婚式へ出席していた。
姪が姉に感謝を伝える場面で、私の方が泣いてしまった。
神様は必ず勝利に導いてくださる。
私もこの10年大変だった。
不格好でも、諦めない者を神様は助けてくださる。
到底無理、ということも神様は可能。
「キリストによってすべてが可能です」は英語の聖書では「I can do everything」と書かれている。
波乱万丈の人生も神様がいれば大丈夫。心から感謝している。
(山崎真奈美さんシェアリング終わり)
キリストが全てを可能にした。
キリストには「不可能」はない
もう一度、キリストを人生の中心にしましょう。
全て神様の栄光になります。