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東京キリストの教会 日曜礼拝説教20161120「フィリピ3章:イエスを目指して前進する」内御堂真

tcc 2016年11月21日     Comment Closed    

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今月はフィリピの信徒への手紙から学んでいる。今回で3回目。

フィリピ3:1-11

これを読むと、パウロのテンションの高さが伝わってきて励まされる。
どのような背景でフィリピの教会が出来たか、先々週の遁所牧師の説教から学んだ。
パウロのフィリピの教会への愛情、喜びが伝わって来る手紙。
彼にとって、子供や孫のような教会。
フィリピの信徒への手紙のキーワードは「喜び」という言葉。16回使われている。

フィリピ4:1

英語だと「My Joy」。
皆さんにも、このような喜びを与えてくれる存在はいますか?
あなたがその人に手紙を書くとしたらどのように書きますか?
そして、この手紙はどこで書かれましたか?

2000年近く前、パウロがローマで牢屋に捕まっている中で書かれた。獄中書簡と言われる。
牢屋の中で、いつ処刑されるか分からない不安の中で書かれた。
パウロにとって、フィリピの信徒への手紙は特別な思いがある。

フィリピ3:2では、「あの犬どもに注意しなさい」と強烈に批判している。
これは一体誰なのか。
初代教会で問題があった。使徒15章に書かれているが、ユダヤ人クリスチャンとパウロの間で割礼について議論があった。
割礼を受けないと救われない、とユダヤ人クリスチャンは考えている。
フィリピの教会にもそのような考え方の人たちが来ている。この人たちのことをパウロは言っている。

パウロは、フィリピ3:9で言っている通り、「律法でなくキリストの義によって救われている」確信がある。
割礼の有無の議論、当時のフィリピの教会ではそれが問題になっていた。
パウロはローマで牢獄に入れられて動けない。そのため、手紙を書いた。

 

ポイント1:イエスを知ること以上の利益はない

フィリピ3:5-6

パウロは、律法の上で非難されることのない完璧なユダヤ人。
でも、その私が言うのだから、信じて欲しいと言っている。
行いによって救われる必要はない。それをパウロは伝えたい。
フィリピの教会にあてて書かれた手紙は、私たちに何を伝えようとしていますか?

フィリピ3:8

キリストを知ることは、パウロにとって特権。割礼などは、キリストのためには損なことだった。
キリストを知るということは利益。
「知る」という言葉には「交わり」の意味がある。
「イエスを知る」ことは「イエスと交わる」こと。救いの計画にあずかることが出来る。

パウロはかつて、サウロという名だった。
ダマスコに集まるクリスチャンを捕らえようとしていた時、イエスに出会う。
サウロには大きな衝撃があった。
今まで誇りだったものが、神様を傷付けるものにかわった。
パウロとイエスの関係がここから始まった。

私にとって、2016年は特別な年になった。
仕事をいくつも断って、神様にささげられるスケジュールを計画した。
パウロのようだったか、と言われるとそうではない。
恐れがあった。人生をかけて積み上げて来た技術、手に入りそうだった仕事など、利益と思えるものを自分から断った。
相手先から「それは損だと思うよ。パフォーマーとして、そう言ってしまうことは致命的だよ。」と言われた。
「そうだよな」と思った。吹けば消えそうな決心だった。
でも、何とか計画通りにスケジューリング出来た。振り返ったら、大きな喜びがある。
三好夫妻を大阪に送り出すことが出来た。
学び会で、三人の救いがあった。
夏のキャンペーン、ミュージカル&礼拝が大成功だった。
バリカンファレンスに参加し、素晴らしい時間を過ごした。そして、バリで婚約出来た。
東京ジュビリーの中で、ワーシップフェスタが出来た。
HOPEのチャリティコンサート、興行的に大成功だった。更に嬉しいことに、まる福の商品が完売した。
先週は、大阪の教会でキャンペーンがあり、ミニコンサート&礼拝だった。
東京から送り出した、三好夫妻たちがいた。
東京ジュビリーの時は聖書勉強中だった大学生が弟子になっていて、喜んで仕えていた。
156人の参加者。大阪メンバーの5倍だった。
自分が頑張ったからではない。神様が私を用いてくださった。
イエスを知ってまだ6年、パウロのような信仰を持っていない。
言えるのは、神様は素晴らしい方であること。
神様が与えてくれるその大きな宝物、利益に比べたら、自分が失うことを恐れていたものは何だったのかと思ってしまう。

イエスを知る以上に利益は無い。
弟子の皆さんは、そう信じていると思う。信じて行動していますか?
割礼のように、あなたを保証し守っているものにこだわっていないでしょうか?
こだわりを捨てて、信じていきましょう。

 

ポイント2:神のレースを走る

フィリピ3:12-17

パウロは自分をレースのランナーに例えている。
分かりやすい。日本はマラソンが盛ん。
この聖句、走るのが好きな人と嫌いな人で印象が違うと思う。
私は好きじゃ無い。うまく走れない。膝が痛くなる。
でも3年前、福島でハーフマラソンに出た。5kmで痛くなった。15kmで膝が曲がらない。後の5kmは片足でかかしのように走った。。。
でも21km、止まらずに完走した。
レースにはゴールが必要。
自分がどこから走って、どこまで行くのか分かっている人はいない
自分はまだ走っている途中、とパウロは語っている。
ユダヤ人の教師たちは、自分は完璧、割礼が必要と思っている。
でも、フィリピの教会の人に語っている。
パウロはまだ走っている途中。
パウロのゴールはどこか?
彼は牢屋の中で、一体どこに向かって走っていますか?
レースを走り抜いて、最後に与えられるものは何ですか?

使徒9:15

ダマスコで彼に与えられたゴール。
パウロには、異邦人たち、王たち、イスラエルの人々に神様を伝えるレースが与えられている。
皆さんにとって、どう感じますか?

 

(服部仁美さんシェア)

母は情が厚く教育熱心で、とても感謝している。
でも時に厳しく、失敗すると怒鳴られることがあった。
その経験から、人を信じるのが難しくなった。
不信・虐待スキーマがある。相手の行動に極端に反応して、信じられなくなる。
相手が私の話を信じてくれないと感じてしまうと、不信感が強くなってしまう。
そのことが起こる度に、自分は絶望して他の弟子のようには素晴らしくはなれないと感じた。
恵みにより、カウンセリングして励まして貰って、いろんな見方で自分の行動の影響を知れた。
忍耐強い神様と周りの兄弟姉妹のおかげで、癒されてきた。
それまで、自分の不信感の強さは自己憐憫の罪だと気付いていなかった。
東京ジュビリーで、愛されていることを知るのはシンプルで、イエスを知ることと同じ意味と学んだ。
父である神様は忠実。愛されていることを知れる。
そんな矢先、不信感に襲われて一緒にいた兄弟に攻撃的な発言をしてしまった。
「信頼してコミュニケーションをとることが大切だよ」とその兄弟に教えて貰ったが、「それは分かっているけど自分も辛いんだ」と、正直な思いが出た。
兄弟は「そんな仁美のことも神様は愛してくれている」と伝えてくれた。
家に帰って祈って、自分はヨハネ9章に出てくる盲人と同じだと思った。
盲人のように、イエスを信じることによって愛を感じられるとわかった。
不信スキーマも「神様の業が現れるため」、と思えた。
不信感が出て来ることもあるが、福音書に出て来る「心を騒がせるな。神を信じなさい」という御言葉にとどまり続けたい。
ジュビリーで学んだ通り、御言葉を信じることで人を信じられるようになって来た。
自己認識を高め、イエスの御言葉を実践することが出来るようになって来た。
何度傷つけても忍耐強く愛してくれる兄弟姉妹、神様に感謝している。
大切な独り子を与えてくださった神様、イエスが残してくださった聖書に感謝し、後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、 イエスを目指したい。

(服部仁美さんシェア終わり)

 

私たちはイエスの弟子。
師匠であるイエスは、神様の愛を伝えてくれた。レースを走り抜いてくれた。
師匠を目指さない弟子がいたら、それはただのファン。
人生を歩むべき道を示してくれる人について行かないことは、ただのファン、傍観者になってしまう。
人生を通して、続けるレース。
あなたがイエスを知り、バトンをもらったのは誰からでしょうか?
次にバトンを渡す人を探しながら過ごしていますか?

先々週の福岡ミッショントリップに参加してくださった一人一人に感謝しています。
福岡の教会がなければ、私も仁美もここにいなかった。
イエスを知らないままでいる人がいる。
あなたにしかバトンを渡せない人がいる。
イエスを目指して走りましょう。
後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ 走りぬきましょう。
ここにいる全員で天国に走り抜きましょう。
皆さんと天国で会えることを夢見ています。

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