『Pretender』
スライドはこちらから→20200920 ペトロシリーズ6 Pretender
第2ペテロの手紙について学んでいきましょう。
説教タイトルのPretender(プリテンダー)は、「〜のふりをする」「詐称者」「王位を狙う」などいい意味ではない言葉。
聖書の読み方:5W1Hを意識すると良い。
・Who 誰
・What 何
・When いつ
・Where どこ
・Why なぜ
・Howどのように
第1ペテロの手紙:
Why(なぜ):迫害があったため、教会に向けて
How(どのように):長老として
第2ペテロの手紙:
Why(なぜ):偽教師、偽預言者が教会を混乱させたため
How(どのように):強く・攻撃的に
教会を滅ぼすには、内側から攻撃すると良い。
偽教師、脅威的なものになる。
ペテロのオリジナルキャラクター、攻撃的。イエスを捕らえに来た兵士と攻撃的に闘って耳を斬った。
使徒言行録の時代には羊飼いになったが、まだそのキャラクターが残っている。
狼が羊を狙ったとき、羊飼いは羊を守る。それも役割。
2ペテロ1:15
ペテロの遺言のように書かれている
2ペテロ1:1
シモン・ペテロと自分のことを言っている。シモンはイエスと出会う前の名前。
ペテロは元々、自由に動きやすい。しっかりした土台がない。簡単に怒る。
しかし、キリストの聖霊の働きによって、完全に作り替えられた。
彼自身が素晴らしいという訳ではないが、キリストの土台にしっかりと立ち信仰を諦めなかった。
復活したイエスが改めてペテロを「シモン」という場面があった。
そのことも思い出しながら、この手紙を書いたと思う。
2ペテロのメッセージの中心は、先週の説教でもあったように「成長するために力を尽くす」こと。
2ペテロ1:10
「つまづくことなど決してありません」と新改訳聖書では表現される。
自分の努力、プライドを手放さなければ、成長しない。
自分がどこから来たのかを思い起こす。
そうでないと高慢になり、頑なになる。
キリストがいない時はどうだったか、キリストの恵みを思い出す。
自分が何者でどこから来たか思い出すことは大切。
大事なメッセージをもらっている。
偽物(Pretender)にはなってはならない。
ポイント1:勝手な解釈に注意する
2 ペテロ1:16-21
マルコシリーズでも読んだ聖句。
使徒10章でペテロが天からの大きな布のような入れ物を見たときの聖句。
聖書のメッセージは本物、信憑性がある。
ソクラテス、ホメロスなど哲学者の言葉が語られるより先に成立した。
イエスの生きた目撃者がいたときに成立した。
私たちは、そのことについて御言葉の勉強で学んでいる。
人が書いたものでも、源は神様から来ている。
聖書の言葉は、神様からの聖霊に満たされて書かれたもの。
ペテロのギリシャ語、うまくない。
ヘブライ人への手紙などはハイレベルのギリシャ語で書かれている。
源は神様、それを忘れないでいきたい。
聖書の正しい読み方:
1)Exegesis 聖書解説・釈義・注釈
2)Eisegesis 原文の個人的解釈
→やってはいけない。自分の正当化に聖書を利用してはならない。
3)hermeneutics 解釈学
昔のものを現代に適用する。
Eisegesis(原文の個人的解釈)の例:聖書の翻訳バージョンに注意。
マタイ11:12
訳によって、天の国を目指す時に迫害があるかないかが変わる聖句。
1箇所から「こうだ」と決めつけてはいけない。
罪は罪、など白黒はっきりしているものはある。
でも、訳によって意味が変わってしまっているものもある。
この箇所で言えば、迫害があるのが、正しい読み方。
正しい読み方(具体的に)
1)丁寧な釈義のプロセスを行う
2)可能であれば元の言語で意味を探る
3)他の翻訳と照らし合わせ、確認する
4)解釈は丁寧に、謙虚に行う
自分にとってどういう意味か、丁寧に解釈する。
書かれた時代が違う、状況も違うが謙虚に丁寧に解釈を行う。
キリスト教の世界の中で、色んな教義を持っている。
違う競技の人を見下したりしてはいけない。
確信を持ちながら、神様に対しても人に対しても謙虚になることが必要。
間違えたら謝る。
私たちは聖書のパーフェクトな理解にはたどり着けない。
それを認識して、聖書を解釈する作業をやりましょう。
間違えたらメタノイアしましょう。
ポイント2:偽物に注意
2ペテロ2:1-3
聖なる教会を汚させない、決意を感じる聖句。
1)偽教師に惑わされないこと
2)偽教師にならないこと
自分たちも偽教師になりかねない。
私たちの教会は心から尊敬する本物に溢れている。
試練があっても変わらない。
一人一人の役割は変わるが、エッセンスは変わらない。
ゾーンリーダーもいればアッシャーもいる。
見えないところで仕えてくださっている方も多い。
責任があってもなくても、神様を愛する兄弟姉妹を心から尊敬している。
仕事の時も、教会にいる時も、家庭にいる時も同じ信仰者として生きていきましょう。
2ペテロ2:10-14
偽教師を生み出す罪:
・自己中心
・高慢
・強欲
・権威を侮る
・知りも知らないこともそしる
私たちは自分の欲をセーブしていますか?
兄弟姉妹、過去の権威者に傷がある。危険。
私たちはこの10年以上、スキーマを学んでいる。
でも「私はスキーマがあるからしょうがない」という考えは違う。
怒って人を傷つけたら、罪を犯している。
根本的に直面しないといけない。
スキーマを中途半端にわかっているほど、頑なになりやすい、
罪はメタノイアするもの。
スキーマは直面するもの。
1ペテロ5:6
そのためには、自分を低くする、謙ることが大切。
謙虚さを追求し続ける教会文化がある。
2003年、私たちは謙虚にさせられた。
そこから変わって来た。作り変えられて来た。
それによってこの文化がある。
でも簡単に調子に乗る。
頑張っている兄弟姉妹は「頑張っているのに相手が変わらない」と思いやすい。サバッキー。
そこからキリストの十字架は伝わらない。
うまくいったときこそ、直面する。謙る。
子供の救いに関わっていると、「二重人格だ」と子供から言われる親が多い。
そのような家庭で育った子供は救いを拒絶する。
救いに向かって必死になるが、救われたらもとに戻る。元の木阿弥。
うまくいっていると感じる時が一番怖い。
謙っていきましょう。
どんな時でも成長しましょう。
感謝と憐みを持っていきましょう。
2ペテロ2:20-22
強烈な言葉。
私たちはこうなる前に相手に入ることを妥協していないでしょうか?
小グループの兄弟たちは頑なになっている、放置したらまずい状態になっていてもそのままにしていませんか?
成長するために力を尽くすことが大事。
2ペテロ1:9
目が近視になってはいけない。
罪が清められていることは、私たちが天国に召されるまで変わらない。
成長していきましょう。
自分がどこから来たかを思い出しましょう。
2ペテロ1:12-13
私は長い間信仰、指導者。
誰よりも失敗して傷つけて来た。
いいことも、そして多くの悪いことも思い出す。
神様が守ってくれたことを思い出しましょう。
Pretenderにならないようにしましょう。
自分の罪に砕かれて、生かされているものであることを思い出しましょう。
パトスを経験しようとも、コロナがあろうとも、イエスがいてくださる。
本当の信仰を貫き、神様の素晴らしさを伝えていきましょう。