『Choose Life〜いのちを選ぶ〜』
神様の祝福を信じぬいて、いのちを選ぶ。
2021年、大阪中央キリストの教会のテーマは Choose Life。
申命記30:19<新改訳>
あなたはいのちを選びなさい。
今日は「いのちを選びなさい(Choose Life)」というテーマで学びたい。
出エジプトから続いてきたモーセの人生の締めくくり。
そして申命記の締めくくりこそ「いのちを選びなさい」。
申命記のメッセージは、3つのパートに分けることができる。
神様が何をしてくださったか(1-4章):過去
神様が何を期待しているか(5-26章):現在
神様が何をしてくださるのか(27-34章):未来
神様との契約に忠実なら、いのちと祝福が約束されている。
背くなら、死と呪いが待っている。
しかし旧約の契約と律法は、今の私たちには適応されない。
イエスが十字架と復活によって、新しい契約を結んでくださったから。
ヨハネ11:25<新共同訳>
イエスは言われた。「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。」
神様は、いのちと祝福を与えたい方。
神様の思い、力、計画は揺るがない。
来週はイースター礼拝、キリストの復活を覚え、お祝いする時。
キリストは復活し、私たち一人一人に「いのちを選びなさい!」と呼びかける。
今、私たちが選ぶもの、それが未来を形作る。
まだまだ先が見えない時期が続いている。
いろんな葛藤・苦しみを抱えて、希望が見えないと感じることもある。
でも、諦めず、信じ続けましょう。
神様の祝福を信じて、いのちを選び続けましょう。
ポイント1:いつも報いがある(から)
申命記30:19-20<新改訳>
私は今日、あなたがたに対して天と地を証人に立てる。
私は、いのちと死、祝福とのろいをあなたの前に置く。
あなたはいのちを選びなさい。
いのちと死、祝福とのろいを前に置いている。
つまり、私たちが選ぶものには、いつも報い(結果)がある。
どっちつかず、中途半端、曖昧はありえない。
新約聖書でパウロは同じメッセージを、このように語った。
ローマ6:23<新共同訳>
罪が支払う報酬は死です。
しかし、神の賜物は、わたしたちの主キリスト・イエスによる永遠の命なのです。
報酬とは、働きの結果与えられるもの。当然の代価。
一方、賜物はギフト。送り主の意思によって与えられる恵み。
罪の当然の代価は、死、とはっきり聖書は伝えている。
「死」は肉体的な死だけではなく、いろんな形の死がある。
・情緒的な死 がある
罪悪感、恐れ、不安、怒り、憎しみ、無関心に支配され、心が死んでいく
・関係の死 がある
孤独、苦々しさ、赦せない、復讐によって、関係が死んでいく
・霊的な死 がある
神様から離れ、神様以外の虚しいものに頼り、霊的に死んでいく
・永遠の死 がある
聖書は、必ず最終的な神様の裁きがあると約束している
神様から離れたままであれば、永遠の死がある。
神様の思いと計画は、このような死から何がなんでも救い出したい。
神様のギフトは、キリストによる永遠のいのち。
死んでいたもの、心、関係、人生をよみがえらせる力。
永遠に続く、生き生きとしたいのち。
だから、いのちを選ぶために責任を選ぶ(Choose Responsibility)。
正しい責任は、いのちと祝福への道。
1.自分に関して、責任を持つ
自分の選択に責任を持つ。
罪に対しては、言い訳せず、認め、責任を取っていく。
神様に従い、正しいことを行うことに責任を持つ。
何もしないことも選んでいる。
それにも結果は伴う。
責任を果たすことは、いのちと祝福への道。
2.人に対して、責任を持つ
私たちは人を変えたり、支配することはできない。
相手が取るべき責任を代わりに取れない。
でも、どう人に接するかは自分の責任。
愛をもって真理を語るのは、自分の責任。
人を赦し、親切な言葉を語るのは自分の神様に対する責任。
結果がどうでされ、福音を宣べ伝え、ベストを尽くすのは自分の責任。
健康な小グループ・教会になるよう仕えるのは、一人一人の責任。
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コロナ禍で会えない中、多くの人たちが責任を持って仕えてくれていること感謝したい。
特に個人的にこの1年、最も感謝している1人が折野敬哉君。
大阪の教会では、コロナ禍になって初めて礼拝のライブ配信に取り組んだ。
毎週の配信のために、独学で勉強して頑張ってくれた。
彼は学生として、失敗した過去からくる自信のなさと戦っていた。
しかし、自分の霊的な成長のために責任を取るように変わった。
自信のなさと向き合い、成長するためにベストを尽くしてきた。
より成熟した兄弟たちの隣に座り、必死に学ぼうと取り組んできた。
そして人に対して、責任を持つように変わった。
礼拝の配信のために夜遅く、朝早くから仕え続けてくれた。
キャンパスのグループをリードするために、殻を破って責任を取ろうと頑張っている。
多くの若い兄弟姉妹が、彼の模範を見倣い、同じように変わろうとしている。
正しい責任は、いのちと祝福への道。
だから、責任を選ぶ。
ポイント2:のろいを祝福に変える
申命記30:1-3<新共同>
わたしがあなたの前に置いた祝福と呪い、
これらのことがすべてあなたに臨み、
あなたが、あなたの神、主によって追いやられたすべての国々で、
それを思い起こし、あなたの神、主のもとに立ち帰り、
わたしが今日命じるとおり、あなたの子らと共に、
心を尽くし、魂を尽くして御声に聞き従うならば、
あなたの神、主はあなたの運命を回復し、あなたを憐れみ、
あなたの神、主が追い散らされたすべての民の中から再び集めてくださる。
神様もモーセも、民が従わないことをわかっていた。
捕囚となり、神様から離れることがすでに預言されている。
それでも、いつか必ず回復することを約束された。
いつか必ず呪いを祝福に変えることを約束された。
当時、契約を結ぶ時には、自分の命を代価とした。
契約を破れば、あなたは私の命を取る権利がある、ということを意味した。
でも、私たちが契約を破った結果、捧げられたのは、キリストのいのち。
イエスが十字架にかかり、死んでくださり、罪から解放してくださった。
イエスが呪いを引き受け、代わりに私たちを祝福してくださった。
神様のいのちと祝福の約束は、「私たちが何をするか/したか」ではなく
「神様が何をしてくださったか」に基づいている。
神様のありえない恵みのおかげで、いのちを選ぶことができる。
だから、メタノイアを選ぶ。(Choose Repentance)
申命記30:10<新共同訳>
あなたが、あなたの神、主の御声に従って、こ
の律法の書に記されている戒めと掟を守り、
心を尽くし、魂を尽くして、あなたの神、主に立ち帰るからである。
謙虚さ、脆弱さ、メタノイアこそ、いのちへの道。
たとえ、今苦しい、変われないと思っても諦めないでください。
メタノイアには必ず祝福がある。
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去年のクリスマス礼拝に高校生の津村明音さんがバプテスマを受けた。
日本中で祈り、支えてくださった皆さん、本当にありがとうございます。
1人がいのちを選ぶために、多くのメタノイアがあった。
両親の必死なメタノイアがあった。
必死に助けを求め、教えられたことを実践し、忠実にやり続けてきた。
聖書の学びに関わっている姉妹たちも、メタノイアを選び続けた。
ある既婚者の姉妹は、自分の人生にも大変なことがありながら、言い訳せず、変わるためにベストを尽くし続けた。
初めて聖書の学びに入るシングルの姉妹も、自信・経験の無さの言い訳を捨てた。
まず自分が変わり模範を示そうとベストを尽くした。
そして、明音さん自身もメタノイアを選び続けた。
救われた後、今度は彼女自身が他の人のメタノイアのために用いられている。
神様はキリストを通して、呪いを祝福に変えてくださった。
だから、メタノイアを選び続ける。
ポイント3:ちから強い神様のいのち
申命記30:19-20<新改訳>
あなたはいのちを選びなさい。
あなたもあなたの子孫も生き、あなたの神、主を愛し、
御声に聞き従い、主にすがるためである。
まことにこの方こそあなたのいのちであり、
あなたの日々は長く続く。
あなたは、主があなたの父祖、アブラハム、イサク、
ヤコブに与えると誓われたその土地の上に住むことになる。
新共同訳では「それが、あなたの命」とある。
新改訳では「神様こそ、あなたのいのち」である。
つまり、いのちを選ぶとは「神様を一番に選ぶ」こと。
だから、神様を選ぶ。(Choose Reliance on God)
どうやって神様を選ぶのか?
・神様を愛する Belong
神様が一番求めるものは「愛」
神様が望むように、神様と、お互いに愛し合うこと。
今年も、さらに神様への愛において成長しよう。
互いへの、そして周りの人への愛に成長しよう。
・神様に聞き従う Believe
信じる、ことは従うことを含む。
神様の声だけを聞き、従ってほしい。
教会ではカウンセリングや、いろんなスキルを学ぶ。
過去からくる不健全な声、見方を学ぶ。
でも、その全てのゴールは、神様に聞き従うため。
ますます信じること、聞き従うことにおいて成長しましょう。
信じることを期待し、助け合うように成長しましょう。
・神様と一つになる Become
「すがる」という言葉は「一つになる」という意味がある。
アダムとイブが夫婦として一体となった、という言葉と同じ言葉。
神様は、私たちとますます一つになりたい。
愛し合い、聞き従うことによって、ますます作り変えたい。
神様と一つになること、作り変えられることを、ますます求めましょう。
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最近、私の大好きな時間は、毎週水曜の東京と大阪の合同キャンパスデボ。
3月限定で、毎週合同で学び合い、励まし合っている。
毎回、彼らの信仰、学ぶ姿に希望を感じている。
同時に、最近、よく思い出すことがあった。
ちょうど今から20年前、19歳の時にクリスチャンになった。
学生の間に、多くの人にインパクトを与え、教会が成長することを願っていた。
しかし、大学を卒業する時には、同世代はみんな離れていた。
そこから約15年、再び、若い世代、キャンパスが夢を見ている。
神様のために素晴らしい働きをしようと燃えている。
ここに至るまでに、多くの兄弟姉妹たちが、神様を一番に選び続けてくれた。
難しい時期でも、神様と教会だけを愛して仕え続けてくれた。
神様の声だけに信頼し、従い通してくれた。
ミッションのために全てを捧げて引っ越してくれた人。
仕事を解雇されても、教会を優先して、大阪に留まり続けてくれた人。
経済的に難しい時も捧げ続けてくれた人。
神様を一番にするなら、神様のいのちを与えてくださると信じている。
私たちが目指す教会は、健康な教会。
神様を選ぶなら、神様がいのちと健康をくださる。
今年も何があっても、どういう状況になろうとも、神様を一番に選び続ける。
教会は、神様のいのちを1人でも多くの人に与えるコミュニティ。