『輝かしい恵み』
スライドはこちら→20210214 エフェソシリーズ1 輝かしい恵み
エフェソの信徒への手紙から学んでいきます。
まず、手紙の5W1Hについて考えてみましょう。
Who:パウロによって書かれた。
Where:ローマの牢獄からエフェソに向けて書かれた。獄中書簡と言われる。
エフェソはトルコにあたる場所。港町。いろんな文化、特にギリシャ文化。ギリシャ神々の総本山、アルテミス神殿もある。
日本で言えば京都、いっぱい神社やお寺があると思う。
異教の神々に囲まれた都市、異文化。
When:AD62章
使徒20:25,36-38
AD58年ごろのエフェソの人々との別れについて書いている。その4年後に書かれた。
How:手紙という形で ティキコが届けた
What:イエスとの一致、イエスの体である教会を私たちは作り上げる
Why:伝道のための大きな拠点であると同時に迫害も激しかったため
今日は1章から学びたい。
エフェソ1:3-14
原語のギリシャ語では長い1文になっている。
6節と7節で、神様を讃えることを何度も書いている。
パウロの言葉、祈りのよう。
祈り、途切れなく何度も同じ言葉を言うことがある。
神様を讃えたい思いがあまりにも凄くて、溢れている。
讃えまくっている。
まとめると次の通り。
・キリストにおいて、天のあらゆる霊的な祝福で満たしてくれた
・天地創造の前に、わたしたちを愛して、キリストにおいて聖なる者、汚れのない者にしようと選んだ
・イエスキリストによって神の子にしようと、御心のままに前もってお定になった
・御子において、その血によって贖われ、罪を赦された
・キリストにおいてお決めになった神の御心により、全ての知恵と理解とを与えて、秘められた計画を私たちに知らせてくれた
・時が満ちるに及んで、救いの業が完成され、天にあるものも地にある者、頭であるキリストのもとに一つにまとめられる
・キリストにおいて私たちは、約束したものの相続者とされた
・キリストにおいて約束された聖霊で証印を押され、贖われて神のものとなる
→それは
・神がその愛する御子によって与えてくださった輝かしい恵みを、私たちが讃えるためです。
・神の栄光を讃えるためです。
・神の栄光を讃えることになるのです。
パウロは神様を讃えることを強調していた。
皆さんに少しでもパウロのテンションを感じ取ってほしい。
湧き上がる感情を感じてほしい。
讃える、英語ではPraise。ギリシャ語Epainos。
讃美、賞賛、称賛、褒め称える
この説教を作っているとき、神様の素晴らしさが湧き上がってきた。
私が弟子になった時、罪悪感からの解放、神様からの自由を頂いたこと、とても嬉しかった。
喜び、愛する生き方ができることに感謝していた。
最近、感謝や喜び、讃美の気持ちが無くなったわけではない。
心配、焦り、恐れ、怒り、不安、責任感が蓋をしてしまっている。
心が硬くなってしまって、自分が何を考えているかわからない。
最近私は自分の心をキャッチし、信頼している兄弟に助けてもらうことを取り組んでいる。
無意識に不健全な声に支配されないように。
自分ができないことが恥ずかしい、突っ込まれたくない、評価を恐れる気持ちが出てくる。
そのような特徴がある。
人より自分が劣っている。特にパフォーマンスを期待されると、そのような声にやられる。
不健全な声に取り組むことは良いこと。
でも、問題フォーカスし過ぎると讃美する心がなくなる。
神様に近づこうとしているのに、恵みが感じられなくなる。
パウロのように神様を讃美しましょう。
イエスを褒め称えていきましょう。
エフェソ1:6-7
パウロはここであえて「輝かしい恵み」と言った。
違和感があった。はっとさせられた。
十字架のイメージ、自分にとっては輝かしくないもの。
感謝と同時に痛みなど重く捉えてしまう。
イエスやパウロにとっては華々しいもの。
大きな隔たりがあった。
Gloria、栄光。オリンピックの金メダルのようなイメージ。
金メダルの授与式、とても華々しい。
栄光に満ちている。
金メダルには労苦が伴っている。
厳しい練習、痛み、挫折、葛藤。
でも授与される時、湧き上がる喜び、栄光が輝く。
栄光を共有しましょう。
パウロの神様を讃美する心、十字架の捉え方の違いがパウロと私たちであるのかと思った。
イエスは光。十字架は悲惨なものだが、成就された時に光り輝くものになった。
この手紙、牢獄から書いている。
いつ死刑になるかわからない緊張感があったはず。
思い煩ったり、悩みでいっぱいになることもあったと思う。
輝かしいイエスの十字架をパウロは見ている。
パウロの言葉を読んでいると、彼の中では大変な状況に勝って希望に満ちて、突き抜けている。
パウロ自身が輝いている、そのように感じる。
パウロの状態、どのような状態か考えてみた。
「Singin’ in the Rain」というミュージカルがある。
主人公の男性、帰り道にhappyなことがあった。
でも大雨にあった。
でも彼は雨の中でも踊り始めて、傘を放り出す。
彼を周りから見ると、何を考えているのか信じられない。
でも彼は幸せ。パウロもそのような状態だったのでは?
「輝かしい恵み」神様はどんな恵みを与えてくださった?
イエスによる輝かしい、十字架の恵みを神様はくださった。
私たちは神様を讃えていくことができる。
パウロのように、ミュージカル主人公のように。
人生の中で辛かった時、イエスの十字架の恵みがそばにあった。
母を亡くした時も十字架の希望があった。
10年前、劇団四季を解雇されて、生きる理由が見当たらない時にも神様の愛のインパクトを与えてくれた。
イマジュリーを通して、神様の恵みを感じている。
今も辛く、試練はある。
でも、イエスの十字架の恵みを見たときに神様の恵みを感じられる。
思い出せば思い出すほどにいっぱい恵みがあって、私の心は変えられていった。
自分自身、東京の教会の兄弟姉妹の皆さんともより成長していきたい。
神様が与えてくださった十字架の恵みは人生を180度変えた。
福音、御言葉は人生を変えるもの。
私たちは何を捨ててもいいから神様を選択したい、そんな輝かしいものではないでしょうか?
それなのに輝きをないものにしていないでしょうか?
パウロたちのように、神様を手放しで褒め称えましょう。毎日讃えましょう。
闇をイエスの恵みによって払い、讃えていきましょう。
Dグループ:
・神様からの恵みのリストを作りましょう
・神様からの恵みのリストをもとにDグループで祈りましょう