『信仰』
今日は信仰について話をしたい。
聖書、神様を知らない人たちにも、聖書、神様に少しでも興味を持って欲しい。
・信仰とは何か?
ヘブライ11:1
「信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。」
新共同訳
「信仰とはいったい何でしょう。それは、望んでいることが必ずかなえられるという確信です。
また、何が起こるかわからない先にも、その望んでいることが必ず待っていると信じて疑わない」
リビングバイブル
「Now faith is being sure of what we hope for and certain of what we do not see.」
NIV
この御言葉をわかりやすく言うと、
「信仰とは、強く望むこと、しかし。その望んでいる事柄は目には見えない。けれども確実に実現する。これを疑わず信じること。」
となる。しかし、言われてもピンとこない人もいると思う。
一言、二言で信仰について知るのは難しい。
一番いいのは、信仰に行きた人生から学ぶこと。
ヘブライ11章の中で18回も「信仰によって」という言葉が繰り返される。
そのうち7回がアブラハム、サラ、子供、ひ孫について語られる。
今日は、信仰の父と言われるアブラハムから信仰を学ぶ。
ヘブライ11:8
「信仰によって、アブラハムは、自分が財産として受け継ぐことになる土地に出て行くように召し出されると、
これに服従し、行き先も知らずに出発したのです。」
アブラハムは、神様からカナンに行くように言われた。
彼にとってはどこだかわからない場所。
それにも関わらずアブラハムは出発した。
4000年前。日本では弥生時代。
神様から呼ばれたとき、アブラハムの心には何があった?
行先がわからなくとも出発した。
これは決意がないとできるものではない。
アブラハムにはこれからの人生を神様に委ねよう、という決心があった。
単身赴任でどこかにいくのでも、転勤するのでも、仕事が決まっているからではない。
神様だけを信頼し、信仰の旅を始めた。
神様を信じ、神様との約束の旅を始めた。
アブラハムは紀元前2000年、ウルで生まれた。商業の中心地。
神様から呼ばれた時にはハランにいた。
言われた通りカナンに移住した。発達していない田舎。
移住するにあたって、ハランからカナンまで640km。
東京から岡山。
当時、道路も整備されていなかったが、山を越え、谷を越えて旅をした。
旅の過程で家族、親族、従者を守ることに不安があったかもしれない。
さまざまな危険を考えると、4000年前の移住は不安。
薬もないため、病気のリスクも背負っていた。
それでも神様に服従した。
神様以外に頼るものはなかった。ただ神様に従った。
彼の信仰は賞賛に値する。
私たちの人生も先が決まっていないという意味では同じ。
箴言20:24
「人の一歩一歩を定めるのは主である。
人は自らの道について何を理解していようか。」
私たちの人生はコントロールできない。
しようとすればするほど苦しくなる。
自分の力で生きるか、神様に委ねて生きるか。
神様に委ねる人生、2016年に私に起こった出来事を思い出す。
4月、敗血症で意識がなくなり倒れた。
1ヶ月点滴を受け、あと1日で退院という時、合併症で心臓病が発覚した。
7月に大きな心臓の手術を受けた。
この時点で仕事どころではなくなったので、退職した。
会社で働いていた時には、毎月決まった日に給料が振り込まれていた。
それが無くなった時、これが自分の重要なファクターだったとわかった。
会社で働いていた時には社会保険もあった。
神様だけに頼って生きていたつもりだったが、違った。
そんな時、この御言葉が入ってきた。
マタイ6:26、31、33
「空の鳥をよく見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。
だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。あなたがたは、鳥よりも価値あるものではないか。
だから、『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って、思い悩むな。
何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。
そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。」
私がほぼ死にかけていた時に、神様が私の命を取り戻してくださった。
取り戻してくださったならば、新しく用いてくださるに違いないと確信した。
イエスの言葉には深い愛情を感じた。
空を飛ぶ鳥、種を蒔くことも刈り入れもしない。
でも彼らをも神様は養ってくださる。
私たちはイエスが血を流すほどに貴い存在。
私がやるべきは、神の国、神の義を求めること。
このことにより、私の心はクリアになった。
ローマ8:28
「神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、
万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています。」
心臓病で3年間、無職だった。
全てが益となった。
貴重な経験をさせていただいた。
3年間、子供の送り迎えなど専業主夫。
成長過程をしっかり見ることができた。
家族を知らないままに育った私は幸せだった。
病気でさえも全てが益となった。
一番の恵みは、一番天国を近く感じたこと。
ヘブライ11:6
「信仰がなければ、神に喜ばれることはできません。
神に近づく者は、神が存在しておられること、
また、神は御自分を求める者たちに報いてくださる方であることを、
信じていなければならないからです。」
神様は信仰あるものを喜ばれる。
信仰がなければ神様を喜ばせることは不可能。
真心で神様を求めれば出会える。
祈れば、必ず聞いてくださる。
まだ神様がわからない、知る機会がなかった方々は求めて欲しい。
心から求めれば神様に出会える。
信仰は、神様との個人的な関係を表すもの。
心から信頼しましょう。
信仰の成長の秘訣、神様との親密な関係を築くこと。
イエスも神様と親密な関係だった。
信仰は最終的には個人的なもの。
一対一の関係が現れるもの。
創世記15:6
「 アブラムは主を信じた。主はそれを彼の義と認められた。」
アブラハムは神を信じた。
私たちも信じて、奇跡を思い出しましょう。
理解できない出来事もありますが、神様の栄光になる。
ローマ1:17
「福音には、神の義が啓示されていますが、それは、初めから終わりまで信仰を通して実現されるのです。
『正しい者は信仰によって生きる』と書いてあるとおりです。」
私たちは見えない人生、信仰によって歩みたい。
神様の希望、道を信じて前進しましょう。
年末年始、信仰を考えながら過ごしましょう。