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東京キリストの教会『ヨハネシリーズ:仕えるために生まれ変わる』ハーレム・サリム牧師 2021/10/3

tcc 2021年10月4日     Comment Closed    

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『仕えるために生まれ変わる』

スライドはこちらから→20211003 ヨハネシリーズ 仕えるために生まれ変わる

 

今日はヨハネ20、21章から話す。

とても大好きな箇所。

偉人の伝記とは異なって、主人公が死んで終わるのではなく全く違う形で終わるから。

イエスが死んだと言って終わるのではなく、復活したと続く。

このことは、イエスの弟子としてわたしたちは知っている。

しかし、神様に召された人生をわたしたちが生きられるようになるため、今日は話したい。

 

ポイント1:復活によって生まれ変わる

イエスが死んで葬られた後、弟子たちは敵を恐れていた。

3年仕えてきた師匠が死んで、恐れに支配されていた。

皮肉なことに、復活についてイエスが語っていた言葉は弟子たちより敵が警戒していた。

マタイ27:62-66

この聖句を読むと、敵は復活を真剣に捉え警戒していた。

過去2000年、信じない人たちはイエスの復活はないと言いましたが、福音書には証拠が溢れている。

1.証拠

2.体験

3.実現可能

イエスはわたしたちに盲目の信仰を持つことを望んでいない。

だから、復活を信じる証拠を与えてくれている。

 

ヨハネ20:1-2

マリア、ペテロ、ヨハネが復活の証拠を見て、体験した。

マリアはイエスに癒やされて心から感謝し、愛していた。

マリアは他の女性たちと共にイエスが葬られるための最後の準備をしていた。

イエスが亡くなった後、アリマタヤのヨセフとニコデモが準備していた。

マリアと他の女性は、イエスへの愛からイエスの遺体のケアを最後までやりたいと考えていた。

彼らは墓に行き、ショックを受けた。

墓の前の石が取り除かれていた。

最初、誰かが遺体を盗んだと考えていた。

1トンの石が入り口に置かれていた。

墓は少し斜面になっていて、閉めるのは簡単だが開けるのは大きな力、大人数が必要だった。

これがマリアに示された復活の証拠。

彼女はあまりに驚いて、ヨハネとペテロの元に遺体が盗まれたと伝えた。

ヨハネとペテロは墓に走っていった。

ヨハネ21:3-8

ヨハネはペテロの先を走って、身をかがめて墓を見た。

5-8節では、3つのことが起きた。

1.ヨハネは墓の中を覗いたが細かいことは気にしなかった。

2.ペテロは墓の中を丁寧に調べた。

3.ヨハネが墓の中に入り、信じた。

「見る」、「覗く」という言葉で、イエスの復活を理解したことを表現した。

この場面のポイントは、イエスは復活を信じさせたかったということ。

人は、普通は石を誰が動かしたかと議論をするかもしれない。

なぜイエスが石を動かしたかというと、マリア、ヨハネ、ペテロが墓に入り空っぽであると確認できるように動かした。

遺体の防腐処理者は、遺体を40mの布で巻く。

足から肩までを長い布で巻き、首から上は短い布で眉毛の上から没薬や香料も塗って巻く。

ヨハネが見たもの、布はあったが遺体がない状態だった。

布が巻かれたままの状態で、遺体を外から出すことはどうやっても不可能なので、イエスが語った復活が成し遂げられたと確信した。

彼にとって「信じた」時だった。

8節、「見て、信じた」。

イエスは弟子たちとなぞなぞをしていたわけではない。

元々、何度も復活について話していた。

ヨハネ2:19

ヨハネ2:22

マタイ16:21

マタイ20:19

マタイ26:12

イエスが死んで復活すると、以前から何度も言っていたが、弟子たちは信じていなかった。

確かな証拠が必要だった。

ヨハネとペテロは、空の墓を見て信じた。

2000年後に生きるわたしたちは、それは見られない。

代わりに神の言葉の記録がある。

神様は信仰を与えてくれる。

2ペトロ1:20でペテロは信仰の源は御言葉であると伝えている。

ローマ10:17でパウロもそれを伝えている。

大切なことは証拠ではない。同じ時代に生きていたトマスも疑った。

重要なのは御言葉。

ヨハネ、弟子たちが疑ったと記載している。

弟子たちにイエスは、証拠に加えて体験を与えた。

ヨハネ20:10-18、24-31

これがマリアが個人的にイエスとの関係において体験したこと。

イエスをあまりに愛する心から、墓が空であると分かってからもマリアは泣いていた。

彼女はイエスが復活したとは思えていなかった。

彼女にイエスは「マリア」と呼びかけた。

ギリシャ語で「マリア」という言葉は、アラム語では「ミリアム」。

聞き慣れた呼び方に、マリアはイエスだと気づいた。

イエスを「ラボニ」にと呼んだ。

アラム語で、偉大な先生という意味。

最も地位が高い先生。

その瞬間、マリアは証拠でなくイエスを体験した。

マリアは、イエスにすがりつきたかったが、イエスは許さなかった。

今までと同じ関係はあり得なかったから。

復活する前のイエスは、わたしたちの罪を負い傷付いた存在だった。

2コリ5:16

イエスは復活し、栄光に満ちた新しい姿になった。

マリアとの関係は新しくなった。

ヨハネもそう

ヨハネ13:23

黙示録1:17

イエスに親しくよりかかっていたヨハネは、復活した後のイエスを神、主と呼んだ。

これがマリア、ペテロ、ヨハネ、トマスが体験したこと。

わたしたちもイエスを愛していて、彼もわたしたちを愛してくださったことはいつまでも変わらない。

でも、馴れ馴れしさではなく、尊敬と畏敬を持って接しましょう。

マリアには証拠、体験が与えられた。

それを弟子たちに伝えるようにイエスは17節で言われた。

マリアは彼らに体験させることはできなかったが、イエスの言葉を伝えた。

御言葉によって信仰が与えられた。

わたしたちには証拠と体験はない。

でも、イエスの言葉が与えられている。

これを真剣に受け取る必要がある。

証拠より、体験よりも大切。

しっかりとした証拠に基づく信仰は大事だが、御言葉による信仰はもっと大事。

神様との個人的な関係が必要。

体験に結びつかない証拠は死んだ教義。

大切なのは、あなたの内でキリストが生きているかどうか。

ヨハネ20:24-25

弟子たちは復活の証拠を見、体験もした。

しかしその場にいなかったトマスは信じることを拒否した。

一週間後の話。

ヨハネ20:26-31

この場面などから、「疑いのトマス」というイメージを持っている方も多いと思う。

でも彼は元来、忠実な弟子。

ヨハネ11章でも、イエスについていく決意、一緒に死ぬ決意を持っていた。

健全な知識がある人。

ヨハネ14章では、イエスの行こうとしているところにどのようにすれば行けるかを尋ねている。

忠実にイエスを愛し、健全な質問が出来る弟子。

しかし、彼はイエスが死んだ後変わった。

一人で苦しんでいた。

他の弟子たちと一緒にいればよかった。

彼は交わりから離れていた結果、苦しんだ。

わたしたちもトマスから学ぶべき。交わりから離れるべきではないと。

トマスは交わりから離れ、一週間も辛い思いをした。

トマスは、イエスに触れることを要求していたが、実際に触れたことは聖書に記されていない。

実際、急に頭の中に電球が光ったように「わたしの神」「わたしの主」と言った。

イエスに触れなくても信じた。

「わたしたちの」ではなく「わたしの」神、主と言ったことは大切なポイント。

個人的なイエスとの体験がなければ「わたしの」にはならない。

あなたはいつ、「わたしの」神、主の体験をしたでしょうか?

その体験が信仰を助けてくれる。

世界中から弟子のグッドニュースはある。

でも、イエスは個人的に体験してほしい。

イエスは「わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである」と話した。

これは最高の祝福な言葉と思う。

イエスは山上の説教で、心の貧しい人など、幸いな人について述べた。

この箇所のメッセージは、信じる人は幸いとはっきりと書いている。

兄弟姉妹の皆さんに呼びかけたい。

他人の経験はいらない。

あなたには神の言葉が必要。

信じることが必要。

ヨハネ20:19-23

なぜ彼らは恐れていたのか?

たった10人しかいなかったから。

指導者イエスは死んで、ユダもいない。トマスは落ち込み、離れていた。

イエスを殺したユダヤ人たちを恐れ、鍵をかけた。

でもイエスは、そこに入ってきた。

わたしたちができないのは、人生からイエスを追い出すこと。

周りの人たちとの関係を拒絶しても、イエスは入ってくる。

イエスが最初に弟子に語った言葉、シャロームという言葉。

平和という意味がある。わたしたちが最も望むもの。

イエスがわたしたちに与えてくれたものは、平和。

21節と23節でイエスは弟子たちに伝えた。

弟子を遣わすこと、聖霊を与えること、罪を赦す権能を与えること。

イエスは、あなた方ができるようにすると言った。

鍵をかけ続けてはいけない。

扉を開けて、世に出かけてください。

神の平和はわたしから来る、と理解してください。

しかし、イエスが肉体的にいない中で続けられるでしょうか?

イエスは、弟子たちに聖霊を与えて下さった。

イエスがいない中、証拠や体験がない中、どのように信じるか?

聖霊があなたの内にあり、聖霊があなたをできるようにしなければ、わたしたちは世に出て行っても何もできない。

神様についての知識を備えたとしても、聖霊によって導かれなければできない。

神様がイエスを働きに送り出す前に聖霊を注いだ理由は何でしょうか?

聖霊がなければミッションができないから。

人の心を変えられない。

それを聖霊が可能にしてくれる。

聖霊が、わたしたちが世に送られることを可能にしてくれた。

わたしたちが世に送られた1番の目的、罪を解決すること。

人類が最も大切にすることは、罪の赦し。罪の赦しを感じること。

その権能はわたしたちにはない。神にしかない。

神様は聖霊を与えてくださり、誰が悔い改めているかを見分けられるようにしてくださる。

弟子として、そのように人を助けることができる。

復活は本当の意味で弟子の人生を変えた。

同じようにわたしたちも変えることができる。

イエスは証拠を与えただけでなく、体験させ、できるようにして送り出した。

 

ポイント2:仕えるために信頼されている

ヨハネ21:9-18

21章で、イエスは弟子たちにこれからも働きを続けることを望んだ。

弟子たちが、イエスに従い続けてくれることを望んだ。

彼らは神の言葉を通しての復活の証拠をわかっている。

イエスとの個人的な体験をすることは大切。

イエスの弟子として、わたしたちはできるようにされている。

それによって神様を愛し続けることができる。

ペテロはイエスの「わたしを愛しているか?」の質問に2回「愛している」と答えた。

3回目の質問に模範解答は正しくないと気づき、「あなたは全てご存じです」と答えた。

わたしたちは他の人とのイエスの愛の差をわからない。

不安になるかもしれない。

ペテロは自分の方が人よりもイエスを愛している、と言っていたので、イエスはこの質問をした。

イエスを3回裏切り、イエスから2回質問された後に、ペテロは比べることは無意味と気づいた。

大切なのはイエスとの正直な関係。

21章、イエスはペテロを使徒として再任した。

数日しか経っていなくても信じた。

過去に行ったことは一切関係ない。

イエスはあなたを信じて行う。

他の人との比較は関係ない。

イエスにあなたの心を探って貰いましょう。

イエスはペテロの死に方を預言したが、自分の死に方を尋ねたヨハネには「関係ない」と言った。

本当に大切なのはどのように生きるか。

どのように死ぬかは関係ない。

イエスのために命をかけられますか?

生きるにも死ぬにしても、イエスに栄光を返しましょう

イエスが復活した理由は、弟子たちに生まれ変わって欲しいから。

そのことを改めておぼえましょう。

礼拝

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