『走り通す』
スライドはこちらから→20200531 使徒シリーズ7 走り通す
今日はペンテコステ。
使徒2章で教会が誕生した特別な日。
この特別な日に使徒シリーズが終わること、素晴らしい。
QTシリーズいかがだったでしょうか?
今回は姉妹スタッフも関わって作りました。
今日は使徒言行録の20章から28章について話します。
使徒20:24
1992年、初のジュビリーがあって私はこの聖句から説教していた。
30年以上経って、当時のパウロと同じぐらいの年齢になり、この言葉の難しさ、素晴らしさが理解できた。
自分の意思、力ではなくいかに神様が成し遂げてくださるかが大事。
個人の継続性、節制は取るに足らない不十分なもの。
でも、神様の御心であれば成し遂げられる。
使徒言行録の20章から28章 、理解するために3つの大きなレベルの出来事に注目したい。
1)エルサレムのユダヤ人はパウロを殺したい
2)ローマの政治家はユダヤ教問題に関与したくない
3)パウロはエルサレムとローマに行き、使命を全うしたい
考えていきたいこと、どれが神様の御心か?
パウロ以上に神様のビジョンは大きかった。
3つの主な舞台
1)エルサレム
2)カエサリア
3)ローマ
3つ目の舞台、ローマ帝国。
ローマに到着するまでには非常に厳しい道のりだった。
5-6年掛かったと考えられている。
エルサレム
※ユダヤ人の中心地、聖地
※神殿がある場所。年に一度は全てのユダヤ人が集まる。
※祭司長、最高法院がある
カエサリア
※ユダヤ地域の首都。
※総督の住民地(フェストス・フェリクス)
※パウロが裁判にかけられた場所
ローマ
※ローマ帝国の首都。
※パウロが皇帝に上訴し、裁判にかけられた場所。
※最終的にパウロが使命を全うした場所
政治・主権について、ユダヤ人に祭司長・最高法院があるが、裁く権利はない。
ローマの法に従う。総督(フェストス・フェリックス)が裁く。
そしてその上に立つのが皇帝(ネロ)。
しかし、その上の支配は神様。
神様の支配はローマ帝国が無くなっても永遠。
ポイント1:パウロは苦しみながらビジョンを信じ続けた。
使徒9:15−16
大きなビジョンに対して苦しみという代価を払った。
「強い」パウロも苦しんだ。
パウロは決して強くない。
神様を信頼して歩んで強さを得たが、大変だった。
使徒20:19−20
自らを「全く取るに足りない者」と書いた。
謙遜の限りを尽くし、と新改訳聖書では書いている。
パウロの宣教、人生、ビジョンを全うすることは難しかった。
1コリ2:3
2コリ1:8−9
死にたいとすら思う苦しみの中、エフェソのミニストリーをやっていた。
溢れる神様の恵みに満たされて、苦しんでいても諦めず、神様に頼った。
クリスチャンとして苦しむことは間違っていない、恥ではない。
神様に頼る期待を与えられた。
使徒20:22−23
パウロの原動力は、聖霊のメッセージ。
自分の思い、感情ではなく。
使徒20:24
もう一つの原動力、自分の人生を無にしていた。
苦しんだり、失敗することを恐れず、神様の任務だけを果たすことに献げていた。
皆さんも自分の人生を振り返って、バプテスマを受けた時の決心はどうでしたか?
その後、どのようなビジョンを持っていますか?
献げ切った時に、神様からの力は得られる。
神様は特別なビジョンをくださる。
イエスに直接声をかけられ、回心したパウロと私たちは違うが、一人一人特別なミラクルストーリーがある。
パウロだけでなく、あなたにも宣べ伝えて欲しい。
あなたの心を通して救いのミッションがあるかもしれない。
特別な趣味、パッションがあるものからも。
三好祥平さんの場合、病の療養をきっかけに神様が伝わった。
神様がそういうところも用いてくださった。
パウロは結果によって左右されなかった。
ユダヤ人、異邦人、王たちに宣教することを目標とし、異邦人の宣教は全うした。
ユダヤ人にも宣教した。
しかしローマのユダヤ人に説教する機会はなかった。
使徒22:1−2
彼はギリシャ語ではなく、流暢なヘブライ語で話した。
自分が持っているあらゆるものを宣教に用いた。
彼の回心の話を話した。
しかし、聴衆からは生かしてはおけない、と反応された。
回心した人はゼロだった。
使徒28:23
弟子じゃないユダヤ人に宣教した。
朝から晩まで旧約聖書から力強く宣教を続けた。
使徒28:24
信じた人、信じなかった人がいた。
私は、この人は聖書勉強やめてしまった、などと思うとがっかりする。
日本に来て30年、何で多くの日本人が救われないのか、重荷に感じる。恥に感じる。
しかしパウロは結果に目を向けなかった。
結果は神様の領域として、パウロはイエスの言葉に耳を傾けた。
使徒23:11
パウロはイエスからローマで証することを伝えられた。
イエスはパウロを励ましながら、一緒に成し遂げると伝えてくださった。
どんなに人間の企みがあっても、神様の力は偉大。
勇気を持ってください。
ポイント2:神様はパウロや私たちを通してビジョンを全うする
使徒9:15-16
使徒23:12-13
神様が陰謀を阻止してくださる。
使徒23:16−17
パウロの姉妹の子が必要な情報を得てパウロを守った。
使徒23:23−24
素晴らしい守備隊が結成された。
神様が力強く働いてくださる!
第2テモテ4:16
皇帝ネロ、クリスチャンにはならなかった。
しかし、多くの人々にチャンスを与えた。
それこそが神様の期待。
フィリピ4:22
数年後、皇帝の家の人たちにも回心した人がいた。
パウロは成し遂げた。
神様は力強く働いた。
全ての普通の人にも神様は力強く働いた。
皆さんは特別な存在。
特別な意味のある計画を一人一人に神様は持っています。
計画を忘れていたら、思い出してください。
日本の宣教は難しいですが、どんなに苦しくても諦めないでいましょう。
私たちの心の思い、ビジョンが神様の思いと一体化することを思い起こしてください。
Dグループのための質問
1)自分が回心された時の奇跡を思い出してください。神様があなたに置いている特別な計画とは何ですか?
2)自分の人生に起きた劇的な奇跡を思い出してください。