『キリストの上に建てる』
プロジェクトX、瀬戸大橋の建設の場面。
一番のこだわりは、ケーソンと言われる土台。
最も難しい箇所。
岩盤の上、堆積層の中。
数センチずれても、橋全体が崩壊する。
見えない部分の方が大事。
わたし達は何を土台にしているでしょうか?
1コリント3:10-17
今日のポイントは一つ。「キリストに立ち返る」
パウロが建てたコリントの教会は問題が山積みだった。
3章は特に分裂について書いている。
それは最も大きな問題だった。
パウロは自分を熟練した建築家だと言った。
土台に立ち返りなさい。
どのように建てるか注意しなさい。
各の責任ですよ。
いつかどのように建てたか明らかにされますよ。
なぜ分裂が起きたか?
彼らは人を見ていたから。
比べたり、嫉妬したり、人の目を気にしたり。
裁く、差別、分裂を生んだ。
だから、パウロはキリストの土台の上に建てるように強調している。
人は大事なものの上に建てる。
神様、家族、お金、仕事など。
いまの世の中には土台がないように感じる。
価値観が多様化していて、なんでもいいように感じる。
正しく、謙虚に生きている、ブレない土台がある人に「これは間違っている。」と時には言われたい。
世の中は土台がないから不安。
わたしも大学生の時そうだった。
ブレない聖書に出会って、興奮した。
世の中は、唯一の神しか認めないことをリスクにする。
しかし、聖書は2千年間、人々の人生を変え、希望を与えてきた。
今日、わたし達は何を土台に生きていますか?
2030年に向けてのビジョンが始まった。
わたしは正直に圧倒されている。
現実と、神様の期待のギャップ。頑張らないと。プレッシャー。
人がやらないことでイライラ。
行動で成果を出そうとする。
しかし、いまキリストに土台を建てようとしている。
正しい土台に建てないと朽ちてしまう。
正しい土台に建てれば、焦らなくいていい。
一人ではないので、皆でやっていけばいい。
FCバルセロナ:
世界でトップのサッカークラブチーム
1959年まで苦戦していた。
ライバルにずっと負けていた。
哲学はなかった。
1973年、ヨハン・クライフ選手が変えた。
ロッカールームで、チームの負けを叱責。
13年ぶりに国内リーグで優勝。クライフ選手はバロンドールを3回受賞。
優れた建築家のようだと言われている。
何が正しいか、常に基づいている。
LA MASIA :
バルセロナの下部組織。教育機関。
7歳の子からいる。
学校の教育も行なっている。
クライフのこだわりは一貫性。
同じことを教える。
9年後、彼は監督になった。
自分が育てた選手がいた。
国内で4連覇。ドリームチームとなった。
国内リーグで、半分はバルセロナ出身者になった。
その後、LA MASIA出身の監督が誕生。
彼は、「土台を作ったのはクライフだ。自分たちはそれを修復しただけだ。」と言った。
キリストが土台ならずっと変わらない。
瀬戸大橋の土台と同じ。
しかし、コリントの教会は罪によって土台がずれてしまった。
土台がずれれば、崩れてしまう。
神様の神殿ではなくなる。崩壊するもの。
去年から、20代、10代の弟子が少ないこと。
神様に興味のある子供達が減っていること。
悲観的になりたいわけではない。
ただ現実を直視しないとならない。
わたし達は土台がずれていることは明らか。
楽観的。人任せ。高慢。
すぐ満足している。
キリストに立ち返ることに毎日必死なら、結果なんて後からついてくる。
長年の弟子の皆さん、皆さんは神様の土台に建てられていると信じています。
しかし、正しく建てられていない。
すごく生温い。人のせいにしないでください。
自分が強すぎる。
プライドを捨てて、一緒に立て直しましょう。
兄弟姉妹との皆さん、一緒に土台を建てて行きましょう。
ある夫婦、息子は数年前から教会へ来なくなった。
夫婦と親子関係に罪があった。
メンタル的に外出できない難しさもあった。
しかし、毎週神様にアドバイスを求めた。
彼らは変わった。悔い改めた。
そして息子はバプテスマを受けた。
この夫婦、息子は、今でも問題がある中で、今度は人を助ける側に回っている。
これは偶然ではない。わたしは彼らを尊敬している。
息子はティーンのクラスで話した。
去年一番盛り上がった。
彼は言った。
「自分がみんなぐらいだった歳、聖書に興味がなかった。しかし、コミュニティーが変えてくれた。皆がどう思っているかわからないが、聖書には人生を変える力があると知ってほしい。」
皆がそのようになったら、教会の将来はどうなるでしょうか?
1年前、彼はそのようなことを語る人ではなかった。
キリストの土台を建てましょう。
土台がキリストなら、変えられないものは一つもない。
皆さん、心から愛しています。