『完全に捧げられた人生』
今日は、この教会の歴史を振り返る礼拝にしたいと思います。
『アイリーン・ガーガナス自叙伝』日英対訳 教会で販売中 ¥2000
ジョージさんが白血病で亡くなる前、最期に思うことを残した。
「自分を完全に捧げることが、私達が神様求められていることの全てです。神様が皆さんに道を示され、力を与えてくださるでしょう。」
20歳の時に初めてアメリカでガーガナス夫妻に会った。
彼らが日本で宣教すると紹介された。
霊的な祖父母のようだった。
「君がまだ若くて神様の働きを見られるのがうらやましい。」としょっちゅう言われた。
最期に思うことの3つの聖句及び今日の説教のポイント:
ポイント1:神の国と神の義を求めなさい
ポイント2:全てのことが益となるように働く
ポイント3:あなたに働いているのは神様の力です
ジョージさんは、大学生だった自分に、悪いけど、今の学生はおとなしい。
自分が若い時はすごかった、もっと力強かったと言っていた。
スイッチが入ると70代でも勢いがすごかった。
とても情熱的だった。
ポイント1:神の国と神の義を求めなさい。
マタイ6:25-33
わたし達はよく賛美歌を歌う。
わたし達はこのことがよくわかっている。
これが正しく、やるべきこととわかっている。しかし、できているかはまた別。この聖句を読むとどう思いますか?
自分は、この聖句を読むとモードに入る。
悔い改めないと!自分を捨てないと!という戦闘モード。
33節だけに目を向けるとそうなってしまう。
しかし、信じるだけでなく、何十年も実行し続ける人生はどのようなものか?
ジョージさんとアイリーンさんの人生にとって、神の国と義を求めて一番にすることは当たり前だった。
しかし、これは当たり前で簡単なことではない。思い煩ってはならない。
心配性の人はいますか?
わたし達の心配する時間を計算したらどうですか?
夜、思い煩いで眠れなくなる。
それが、一切の心配をせずに眠れたら、どれほど目覚めがいいか。
イエスは、「鳥や植物を見なさい。神様が養ってくださる」と言われた。
なぜ心配しなくていいのか?
神様が養ってくださっているから。
コントロールを手放しなさい。
さまざまな心配がある。
子供、仕事、健康・・・。
自分で人生をコントロールしようとすると、バプテスマ受けた時の自分がイエスを追い出して、運転席に座ってしまう。
素晴らしいことをしたわけで無く、神様が素晴らしいから大丈夫。
ポイント2:全てのことが益となるように働く
ローマ8:28-32
30年以上前、この3つのうちこの聖句がなぜ生涯聖句なのかがあまりわからなかった。
20歳で未熟で、失敗や挫折の経験もあまりなかった。
自分が神の国と義を第一にしたら全てが上手くいくと信じ込んでいた。
でも、クリスチャンであろうがなかろうが、人生には試練がある。
長く生きれば生きるほど、いろんな試練を経験する。
長く生きるほどこの聖句の確信が必要。
良いことが起きれば全部神様で、悪いことは全てサタン?
本当のところ、わからない。
しかし、自分の罪は自分の責任。
物事は白黒では測れない。
うまくいかないと、神様が聞いてくださっていないと思ってしまう。
でも、神様は、全てが上手くいくとは約束されていない。
神様は、悪いことでさえ益となるように働いてくださる。
上手くいかないとき、皆さんはどう反応しますか?
自分が難しいから神様のせいにしたら、恐らくわたしたちの信仰は未熟。
神様がわたし達の味方。
大変なときこそ、神様に近づくべき。
苦い根はわたし達の信仰を滅ぼす。
夏休み、ちょっと人生を振り返ってみてください。
皆さんの人生の中で、どのように神様が万事を益としてくださったかを。
よくないことで、苦しかった。
その時は嫌な思いをした。
でも後になって、意味があった。
キリストの十字架に近づけた。優しくなれた。
ジョージさん:サタンが聖徒を打ち負かすための効果的なやり方「落ち込ませる」「否定的な考え」
アイリーンさん:神様からの祝福を数えよ。”Count your blessings”
口癖だった。留守電受けメッセージにも入っていた。
アイリーンさんは、穏やかで優しかった。
その秘訣は、いつも祝福を数えていたからだと思う。
ポイント3:あなたに働いているのは神様の力です
エフェソ3:20
神様が偉大。
わたし達が大きなことを考えても、さらに大きなことを叶えてくださる神様。
ジョージさんに、皆の祈りは小さい。
せっかく神様がもっと大きなことを成し遂げてくださるのだから、もっと大胆に祈ろうと言っていた。
実際に、ある特別礼拝に、何人来てほしいというゴールを立てていたことがあった。
すると、直前になって、ジョージさんは当初の人数よりも大幅に増やした人数に書き換えてしまった。
学生達は、ブーブー文句を言った。
せっかく目標に向かって頑張ってきたのに、無理な数字に変えるなんて、と。
しかし、当日はジョージの立てた目標以上の参加者があった。
神様はジョージさんの信仰を祝福された。
神様の素晴らしい奇跡を見ると、神様を賛美する。
特に日本人は自分を卑下する傾向がある。
こんなちっぽけな自分は必要とされないと思ってしまう。
しかし、神様は、ちっぽけなわたし達を通じて働かれる計画がある。
バプテスマを通して、偉大な神様の力が宿っている。
森さんが話したように、独立した教会のビジョンがジョージさんにはあった。
外国の教会に助けてもらうのではなく、独立して、むしろ他の教会を建てること。
日本全国の伝道のビジョンを彼は持っていた。
欠点だらけの自分を通しても神様は働くこと。
日本伝道は確かに難しい。
難しいけど、出来なくないこと。
昨日、新潟県長岡で礼拝した。
今、聖書勉強中のとんちゃんのご両親も参加。
初めて30年くらい前に、長岡に行った時は、
新潟の言葉がわからず、外国語のようだった。
それが今、礼拝できるようになっている。
難しくても神様は成し遂げてくださる方。
わたし達の思いをはるかに超えて。
皆さんの生涯聖句は何ですか?
何を最期の言葉として残したいですか?
今教会を再編成しようとしている。
ジョージさん:
「自分を完全に捧げることが、わたし達が神様から求められていることのすべてです。
神様が皆さんに道を与えられ、力を与えてくださるでしょう。」
自分が、一人一人が立ち上がること。
神様のために。
彼らも普通の人だった。
でも素晴らしいことを成し遂げた。
あるとき、キャンパスのためにレッスンしてくれた。
ジョージさんは遅れたので、公衆電話をかけた。
遅れていたので、駆け込み乗車をしたら、アイリーンさんが骨折してしまった。
救急車を呼んだ。そしたらその場所に、ある姉妹が通りかかった。
アイリーンさんは、「そこに姉妹を遣わしたのは神様だから、大丈夫。」とジョージさんに教会へ行くようにと言った。
ジョージさんは遅れたことを三度詫びたけどアイリーンさんが救急車で運ばれたことについては触れずに、普通にレッスンをした。
神様は、誰かではなくあなたを通して働く。
そのように完全に捧げられたクリスチャンの人生を生きましょう。