『船から出ましょう』
マタイ28:28-29
神の子以外で唯一水の上を歩いたペテロ。
凍った湖の上を歩いただけでも怖い。
使徒ペテロにとって、これは一生忘れない経験になったはず。
使徒ペテロはこのとき何を学びましたか?
この経験は使徒ペテロの人生にどのような影響を及ぼしましたか?
これからいくつか質問があります。
今の教会はどうですか?
10年後の教会はどうですか?
20年後の教会はどうですか?
50年後の教会はどうですか?
イエスの再臨がない限り、教会は続く。続いてほしい。
いま船の中で安全だからこのままでいい?
数十年後を考えたとき、船から出たほうがいいと考えている。
意識の改革、挑戦すべきこと、調整すべきことをいっしょに考えたい。
–クールビズのはじまり
2005年小泉総理、小池環境大臣
ノーネクタイ、上着なし、半袖
-2000年 環境問題対策
リサイクル、透明なゴミ袋
最初は戸惑いがあった。
いまは当たり前のことが、20年前は違った。
変化を起こす時には、不安や不便がある。
でも、ちゃんとやればたいしたことではなくなる。
使徒言行録10:1-11:4
使徒の7章から教会が迫害され、人々は散っていった。
ペテロは使徒として、エルサレムに留まった。
そこからヨッパ、カエザリア地方まで行って人々を励ました。
カエザリアは、ローマ帝国の影響が強い街。港町。
使徒10章では大きなターニングポイント
初めて異邦人の回心があった。
その前の9章でサウロが回心、パウロになった。
迫害が激しい中、人がバンバン救われた。
それまで、ユダヤ人以外の異邦人は、福音の対象ではなかった。
13章 異邦人のための宣教旅行
15章 エルサレム会議
異邦人の救いはもとより、異邦人と食事することや、交際することは批判された。
ペテロは極めてユダヤ人的だった。
彼が異邦人への道を開いてくれた。
のちに教会は異邦人主体になって、我々につながっていく。
クリスチャンの食生活が変わった。
ユダヤ人は豚肉を食べてはいけない。
イカ、タコなども。
レビ記には、蹄のあるものや海産物でヒレがないものはいけないと書いてある。
ポイント1:偏見を持たない、謙虚に耳を傾ける
ペテロは素晴らしかった。勇気があった。
わたし達は文化的なものなど、なんらかの偏見を持っている。
ペテロが祈っているとビジョン(幻)が与えられた。
千年以上、清くないと言われているものを一瞬にして、神様に違うと言われた。
母に、夜爪切るとすごく怒られた。
お米を残しても、目が無くなると言われた。
根拠の無い迷信がたくさんあった。
今でもふと思い出してしまう。
習慣を変えるのは難しい。
15節:声=phone ギリシャ語で、フォネ、テレフォンと一緒。
これが聖霊または神様の声なのかははっきりしない。
19節: 聖霊が語った。
ペテロは謙虚。考え込んだ。
数ヶ月前にわたし達は、ウィリアム・ウッド先生から、もっと聖霊の声に耳を傾けることを学んだ。
聖霊の声を聞き分けるのは難しい。
いろいろな声がする。神様の声なのか?
サタンなのか?自分なのか?
ペテロは深く考えた。
クリスチャンは、決めつけが多いと思う。すぐ神様だという。
辛いことがあるとサタンだという。
実はわからない。
わからないからこそ、思い込みや決めつけはやめたほうがいい。
祈って、話し合う必要がある。
革なめし職人 シモン
革は死んだ動物を扱うので汚れていた。民数記にある。
ペテロは、裕福なドルカスの家でなく、シモンの家に泊まった。心が柔らかい。
28-29: 異邦人との交際
誰でも受け入れる謙虚さがあった。
ユダヤ人では禁止されること。
ペテロはこの時点で、全て分かっていたわけではない。ただ神様に従った。
キリストの教会、昔は、楽器を使ってはいけないルールがあった。
こうすべきなど、ルールがたくさんだった。特に日本。
ポイント2:競技場に立ち、失敗を恐れない
『ただ批判する人だけの人に価値はない。
強い人のつまずきを指摘し、やり手ならもっとうまく出来たはずだと、ただあげつらう人だけの人には。
称賛されるべきは、実際に競技場に立つ人だ。ほこりと汗と血にまみれながらも勇敢に戦う人だ。』
(セオドア・ルーズベルト 1910年4月23日)
何もせずに批判するのは間違い。
子育て。わからないことだらけ。
わかったと思ったら、また思春期に子供は変わる。
でも挑戦が必要。
人生は何でもそう。
ペテロは自ら関わった。現場へ入った。
–自分から異邦人の家に向かった
–特別扱いを受け入れなかった
–自分の目で確かめた
–批判されるリスクを負った
今あなたは誰の人生に深く関わっていますか?
リーダーに頼って任せるのではなく、一人一人が立ち上がる教会が健全。
1世紀の教会は、異邦人の救いという素晴らしい局面を迎えたが、最初人々は批判した。
後から、人々は作り上げた。
ペテロが素晴らしかったのは批判に折れなかったこと。
皆で船から出ましょう。
最後に、大谷選手の話。
メジャーリーグで、投手と打者の二刀流をしている。
最初は非難された。出来るはずがないと。
でも頑張って、新人賞を取った。
二刀流の選手がドラフトで何人も出てきた。
大谷選手のおかげ。
大リーグでは、昔無理と言われて、今では主流になっているやり方を誰かが挑戦してきた。
船から出ましょう。
ポイント1:偏見を持たない、謙虚に耳を傾ける
ポイント2:競技場に立ち、失敗を恐れない
よいことは続けて、失敗したら変えていきましょう。