『主を仰ぎ望みます』
健治さんは、信仰を持っているので安心して旅立つことができた。
改めて、信仰がある人とない人では、人生の終わりが天と地ほど違うと考えさせられた。
詩編シリーズは今日で終わります。
今日は詩編25章から学びましょう。
賛美歌 3番「主の前にしずまりたまえ」
英語だとKing James Versionの詩編25章がそのまま歌われている。
詩編25:1-22
素晴らしい詩編。ダビデの詩。73の詩編の一つ。
苦しい中でダビデは神様を仰ぎ見て、望みを神様に見出している。
皆さん、嫌なことがあった時、疲れている時、がっかりしている時、どこを見ますか?
下を見てしまうのではありませんか?
高校生の時、走ってバテるとかがんでゼイゼイしていた。
それを監督に叱られた。肺が縮まるので上を見て深呼吸しろと言われた。
神様を仰ぎ見ると、どんなときにも神様がいます。
ポイント1:恥ではなく、恵みと慈しみ
この詩編で触れられているいくつかのテーマは何ですか?
-恥
-慈しみと恵み
-望み、希望
ダビデが直面している状況の中で、感情の中で、恥を受けることへの恐怖が描かれている。
心の貧しさ、孤独(16節)
悩んでいる、心が痛んでいる(17節)
人間である限り、味わう感情。
恥: わたしの存在そのものが過ちである
罪悪感: わたしは過ちを犯してしまった
わたしはアメリカやカナダで育った。
日本人は恥が強い。しかし、外では全然違う文化で戸惑った。
末っ子として、あまり日本文化の教育を受けて来なくて、母親に「恥ずかしい。」と言われた。
クリスチャンは、恥よりも罪悪感を感じやすい。
恥や罪悪感を嫌な思いとして、他者に嫌な思いを与えてしまうことがある。
30代以上、中年以上のおじさんは侮辱されたら嫌だ、恥を受けることは嫌だという思いが強い。
女性のみなさん、若い方、気をつけたほうがいい。恥を与えたら、怒りで返ってくると思う。
罪悪感と恥の違い:
恥=世の悲しみ=死
霊的罪悪感-メタノイア-恵みと慈しみ(2コリント7)
神様を見てメタノイアすることが大事。
恥の場合、人を見ている。人間的。
世間的に自分をどう見ているか。
日本の文化に恥が強いので、道徳的に生きられるメリットもある。
罪悪感からのメタノイア:神様によく思われたい、受け入れてもらいたい。人はどうでもいい。
ダビデは、負けて屈辱的になったら、神様も屈辱的になってしまうから、恥にしないでくださいという思いがあった。
クリスチャンになる前、なった後、迫害があった人も多いと思う。
親に勘当されたり、友達に馬鹿にされたり。
神様のためにやりたいのに上手くできない悔しさ、もどかしさ。
クリスチャンであることを恥として生きてはいけない。
使徒パウロ:ローマ1:8、2テモテ1:16
わたしは福音を恥としない。
人はわかってくれない場合もある。
状況ではなく、恥に支配されないようにしましょう。
いつかわかってくれる人がいると信じる。
高校時代のベストフレンド、似ていたので双子と言われていた。
彼は「俺は死んでもお前の教会に行かない。」と言っていたが、数十年後、礼拝に来た。
神様を見たとき、ダビデがみたのは慈しみと恵みに満ち溢れた神様。
でも、その神様に照らし合わせたら、自分の罪深さが見えた。
詩編25:11「罪深いわたしをお赦しください。」
スポーツで「ゾーンに入る」という表現がある。
野球のピッチャーなら、キャッチャーのミットしか見えない、ざわめきも聞こえない。他のことが一切気にならない。
人にどう思われるかは究極的にどうでもいい。
人の意見はコロコロ変わる。居なくなる。どーでもいい。
その場では感じることがあるかもしれないが、
良い評価や悪い評価を気にしない方がいい。
神様の慈しみと恵みにフォーカスすべき。
時々わたし達は、教会で仕えていることの頑張りで、自分の価値を見出すことをしてしまう。
やわらかい心、悔い改める心を神様は喜ぶ。
自分が頑張っているから立派であり、神様とつながっているわけではない。
保護者なら、神様につながるのでなく頑張って教会へ行っているなら、子供にも自分も頑張っていかないとと伝わる。
ポイント2:仰ぐ者には希望がある
詩編25:1-5
この数週間、病気やいろいろな試練があり、しんどいな、辛いなと思う。
3月にハーレムさんが言ってくれたこと:「信仰が足りないのでなく、神様からの希望がもっと必要なのかもしれません。」
1テサロニケ1:3
信仰→働き
愛→労苦
希望→忍耐
うまくいかないとき、わたし達の反応は信仰や愛が足りないと思ってしまう。
でも実は、希望が足りないのでは?
昔、「元気?燃えてる?」と言われていた。
信仰や愛が足りないのに働きや労苦だけがあったら、疲れてしまう。燃え尽きる。
こういうときこそ、神様に希望が必要。
わたし達は、試練、病気、周りの状況を見てしまう。こんな時こそ、神様を仰ぎ見る必要がある。
ミラクルクエスチョン:
今晩ぐっすり寝て、朝起きると、清々しい気持ちで目覚めます。寝ている間に神様が奇跡を起こした。それは何ですか?
わたしは先週、健治さんと会えたのは恵みだった。
健治さんは、苦々しさを全て解決して、天に召された。
仙台教会、文江さん、雄大の力は大きいが、全て整えられて天国へ行けた。
震災1ヶ月後、敦さんと仙台へ行った。帰りは無言だった。
そこからHOPEのプロジェクトがスタート。
健治さんは、ボランティアとして参加。仙台の教会ができた。
人間は最期何も持っていけない。
会社に尽くしても業績は関係ない。
家族、霊的な家族、神様との関係しか持っていけない。
今日あなたは元気ではないかもしれない。
状況は変わらなそうかもしれない。
でも神様を見続けてれば、そこには必ず希望があります。