『ヨシャファトの勝利』
もう2月。
わたし達はどんなときも神様に信頼し、神様が力強いと確信したい。
今年のテーマ聖句、詩編46:11を調べ、励まされた人物、ヨシャファトから学びたい。
ヨシャファト:
-南のユダ王国の王
-主の目にかなう正しいことを行った
-国中を神様に立ち返らせた
-周りの国から恐れられた
-ヨシャファトのもと、非常に栄えた
-北のイスラエル王国と和平条約を結んだ
-裁判制度などの法の整備をした
2歴代誌20:1-12
国を強くし、素晴らしく導き、いい王としてやり続けた後に起きた出来事。
とてつもない困難にぶち当たった。
南の国々、アンモン人、モアブ人、セイル人(エドム人)が死海の彼方から攻めてきた。
ヨシャファトはエルサレムの神殿に居た。
そこで神様と格闘した。最終的に信じられない勝利があった。
ポイント1:戦いは神様と近くなる戦い
エドムからの大軍: 乗り越えなければいけない敵。
どんなに素晴らしいこと、正しいことをしていても、必ず敵はやって来る。
わたし達も同じ。敵はノーマークのところから突然攻めて来る。
予想外に。死角から。神様からの御言葉で、彼らには関わっていなかった。
神様はこの土地は与えてくださるといったのに。
エン・ゲディという珍しい場所からやってきた。
今日神様の勝利を味わいたいと思ったら、わたし達も必ずエドムからの大軍を乗り越えないといけない。
彼らの心には本当にはどのようなものがあるのか?
気持ちを萎えさせるエドムの大軍。
でも、神様は必ず乗り越えさせてくださる。
聖書にはそのような話で溢れている。
わたし達も今年、多くの人の救い、神様との関係で人生が変わることを見たい。
ヨシャファトがしたことは、神様に求めた。シンプル。
民達は、彼を信頼しており、すぐに神殿に集まった。
わたし達はどれほど必死に祈って、神様に戦っているでしょうか?
わたし達はエドムの大軍と向き合っていないかもしれない。
彼らは自分たちの強い軍隊に頼ってもよかった。
アハブにも援軍を頼んでもよかった。しかし、真っ先に神様を頼った。
わたし達は大きすぎるエドムの大軍から目を離して諦めているかもしれない。
戦い方を知らないのかもしれない。
敵と直面して正しい戦い方を知るのは、大事。
わたしの過去の説教もそのような内容が多かった。
ただ、最も大切なのは、「ヨシャファトは主を求めた」ということ。
わたしはこれを学び、ただ現実に向き合うのは不充分では?と思うようになった。
わたしは、ヨシャファトの祈りに違和感を覚えた。
彼の祈りは論理的。旧約聖書の出来事から具体的に引用し、「神様、こういう風に言いましたよね。」と正直に訴えた。神様との関係が近い。
わたしは去年からフツパ(chutzpah)を学んでいる。
フツパ:大胆、厚かましい、しつこい、飛び込む
アブラハムの時代から、ユダヤ人はこの文化を持っている。
日本人からすると、喧嘩を売っているように見えてしまう。彼らにとっては、根深い文化の一部。
ヨシャファトの祈りはフツパの文化。
神様の偉大さを知っている。
同時に、自分の不満もぶつける。
それでも受け入れてくれると信じている。
アブラハムは、ソドムの街について神様と取引した。
「神様、何人までなら…。」しつこく何度も交渉した。
神様は、どんなに難しいこと、不満をぶつけても、受け止めてくれるという大前提。信頼がある。
神様は正直に求める心と態度に共にいてくださる。
このような場面は聖書に多く出てくる。
つまり、神様はフツパが大好き。
ヨシャファトの本当の戦いは敵の大軍でなく、神様との正直な関係。
フツパは、日本人は苦手。
神様はわたし達にもっと正直になってほしい。
2番目の小学校3年の娘がいろいろ訊いてくる。
「神様はなぜ罪を作ったのでしょうか?敵を愛せというけど、マジ無理でしょ。学校で苦手な人がいるのだけど。」
不完全なわたしはイライラしてしまう。
でも子供は信頼しているから何でも聞いてくる。
もし、そこで正直な関係がずっとあったらその親子関係はその後どうなるでしょうか?
神様は、何でも受け入れてともに戦ってくださる方。
ヨシャファトは、神様との近しい関係があったから、エドムからの大軍に正直に向き合えた。
わたし達は、人が正しい関係に向き合う時に、必ずエドムからの大軍に遭う。
無力だと感じた時、全てを聴いて受け止めてくださるのは神様。それによって近くなる。
そのような戦いをしましょう。
ポイント2:戦いは神様の戦い
2歴代誌20:13-17
ヨシャファトと民が神様を求めたとき、神様からのメッセージは
「恐れるな。明日敵に向かっていき、戦いなさい。これはあなた達の戦いではない。わたしの戦いだ。」
かっこいいメッセージ。
しかし、この言葉を心から感じているか?
何故わたし達は自分で戦ってしまうのか?
心のどこかで「じゃあ何をすればいいでしょうか?」と思ってしまう。
神様は何もしなくていいとは言われなかった。
神様からの指示:
-恐れない
-敵のところに歩いていく
-堅く立ちなさい
これはどういうこと?
神様はわたし達と共同作業を望んでおられる。
共に勝利を味わいたいと思ってくださっている。
神様は素晴らしいと言いつつ、ほんとうには分かっていない。夢物語のようになる。
でも、恐れないで敵のところへ行って、堅く立つ(still)、静まる必要がある。
最近学んだ励まされたこと。
成長し、人がほとんど離れない教会を調べた本。
そういった教会がやっていること:
「象を食べる。」
この意味は、象は一口ずつone bite at a time 食べればいいのだと。
象を1匹食べるのには、大きなナイフやフォークが必要かと思って諦めるのではなく、コツコツと神様が勝利をされるのを信じて、自分のやるべきことをやること。
素晴らしい神様の奇跡を味わえる。
神の戦い:自分たちのすべきことを一つずつ積み上げて神様の戦いに備える
一歩踏み出すのは実はそんなに難しいことではない。
神様はわたし達にできないことは望まれない。
2歴代誌20:22-26
ヨシャファト達は神様のとおりに進めた。
まず彼らは歌を歌って戦った。
最後にはエドムの大軍は自滅した。
ヨシャファトと民は、神様と勝利を味わった。
今日、わたし達はどれほどの思いで神様との勝利にこだわりますか?
エドムの大軍が来た時、神様との戦いにしましょう。
今多くの神様の働きがある。
神様は一つずつ集めたものに丁寧に働いてくださっている。
聖書を知りたいと自分から求めている友達が増えてきた。
戦利品を一つずつ集めている感覚がする。
ぜひ、今年、ヨシャファトの戦いをして勝利をみていきましょう。