『イエスが働く』
ラグビーワールドカップが終わってしまった。
日本の活躍もうれしかったが、わたしのハイライトは、優勝した南アフリカ代表:シヤ・コリシキャプテンの言葉だった。
彼は南アフリカで初めての黒人のキャプテン。
「わたし達の国にはほんとうに多くの問題がある。今回も異なるバックグラウンド、異なる人種が集まったがチームだった。
しかし、一つになって問題に立ち向かえば、何でも成し遂げられることを証明することができた。」
今日わたし達にとって、神様の業を成し遂げるために何をするのがよいでしょう?
マルコ9:14-29
本当にイエスが働かれるというのはどのようなことか、考えさせられる聖句。
ポイント1:失敗した人たち
神様とのつながりを考える。
イエスが山から降りてくると、律法学者と弟子達は議論していた。
弟子達は悪霊を追い出せずに非難されていた。
なぜ弟子達は、悪霊を追い出せなかったのか?
わたしはちょっとなぜかわからなかった。
なぜならならこの前に、イエスに病を癒す権能、悪霊を追い出す権能を授けられた。
実際にそれで人々を癒して助けていた。
この弟子達は、もしかしたらわたし達のようかもしれない。
わたし達も聖書で誰かを助けてきた。
しかし、実際にはうまくいかない。
誰かを助けられないことがある。
彼らも、なぜできなかったのかが理解できなかった。
イエスに聞いた。
「この種のものは、祈りと断食によってでないとできない。」
わたしが弟子なら、混乱する。
それが大事なことはわかっていた。
彼らは祈りと断食をしていたはず。
もしかすると、何かがずれてしまっていたかもしれない。
わたし達も行動はしていても、神様とつながっていないことがあるかもしれない。
もしかしたら、自分たちの力に頼って、行動に頼って、祈りと断食という神様につながる部分が欠けていたかもしれない。
わたし達も情緒的に、心から神様につながることが難しいことがあると思う。
今日、わたし達が深く神様とつながるのを妨げるものは何でしょうか?
先週から、特別なシリーズが始まった。
「Good Enough Small Group」
わたし達は心や人生を振り返った。
人生にいろいろ難しいことがあって、改めて神様に深くつながる必要性を感じた。
何人か聖書を勉強している友人がいる。
あらためて、特に日本人は心を見るのが不得意だと思った。
「この聖句をどう思いますか?」
そのように聞くと、反応は「正しいとわかる。でも、自分の心がどう感じているかわからない。」ということが多い。
そのような人にイエスを伝えるのは難しい。
心でイエスが感じられないから。
また、わたし達自身も、脆弱になることがなかなか難しいとも感じている。
心に触れること。
神様につながって、改めて決心して実行していきましょう。
そこで神様の奇跡を見ていきましょう。
ポイント2:失敗しかけた父
神様への行動
マルコ9:21-24
父親は強く息子を助けることをお願いした。
父親:「おできになるなら、」
イエス:「「できれば」というか。」
この父親は信仰があるのでしょうか?それともないのでしょうか?
わたしは時々混乱する。
イエスは、切り返したとき、どのようなことを伝えられたかったのか?
信仰が足りないことを伝えたかったように感じる。
それでも、イエスは息子を助けた。
たとえ信仰が足りなくても、神様が働くことを見せてくださった。
わたし達も変えられる必要があるのではないか?
充分な信仰や素晴らしい心がないと神様が働かないと思ってしまって、ネガティブになり、一歩踏み出すのをやめていないでしょうか?
一歩踏み出すのを妨げているものは何でしょうか?
・神様の働きよりも、自分のネガティブさにフォーカスしている。
・時間がなくて忙しい。
・居心地のいいところに逃げてしまう
わたしは今キャンパスミニストリーに仕えさせてもらっている。
毎日が楽しく充実している。
一方、うまく行かないことがたくさんある。
ある男性と聖書を読んでいる。彼は、心を見るのが苦手。
いつも反論してくる。
どう思う?と聞くと、「この箇所のイエスは偉そうですね。」とか、「自分の人生に軸がないことは何が悪いのですか?」と言う。
彼の方から聖書を読みたいと言っていたのに、何かおかしい。
わたしは急にひらめいて、彼と銭湯に行こうと思った。
実際に銭湯へ行き、ただゆっくり、たわいもない話をした。
しかし、次に聖書をいっしょに読むと、少しいつもより素直な反応をした。
他の人と話していた時に「聖書を読むのが楽しい。」と言っているのを聞いた。
銭湯の何が良かったのかわからない。
スモールステップ。
自分の信仰がすごくあった訳ではない。
わたしは、自信もなく、不安だった。
打ちのめされる思い、あきらめたくなる思いがあった。
しかし、そのようだったとしても、神様は働かれる。
一歩踏み出していきましょう。
神様は必ず見てくださっている。
妨げになるのは何か。
心を見てみましょう。
ずっと連絡を取っていなかった友達に連絡を取り、兄弟姉妹を交えて会うことかもしれない。
何か小さな一歩でも始めてみましょう。
神様と心でつながり、行動していきましょう。