今年の教会のテーマ聖句: ネヘミヤ2:20
わたし達を成功させてくださる神様
城壁の再建に対して敵の反対があった時にネヘミヤが語った言葉。
今年になって3週間経ちましたが皆さんの城壁の再建はどうでしょうか?
ネヘミヤ6:15
大事件が起きました。既に城壁は完成してしまった。
今日の箇所は7-9章。
どのような説教をすればいいか、考えました。
実は大事な箇所は、この箇所。
城壁の再建の後にあった人々の心の再建。
ポイント1:わたしたちは何者であるかを見つめ直そう!
ネヘミヤ7:1-3
6章の最後で城壁が完成し、この箇所ではネヘミヤが最初にしたことが書かれている。
扉をつけ、門衛と詠唱者とレビ人をつけ、住民に守備体制を取らせた。
ネヘミヤは何をしたのでしょう?
神殿で礼拝が行われるように整えました。
神殿で礼拝する=イスラエルの民として機能すること
まだ敵がいて安全ではなかった。
城壁が完成してハッピー、最終ゴールではなかった。
最終的に民が神様に立ち返るのがゴールだった。
なんでそもそも城壁を再建しなければならなかったのか?
城壁の再建は本当に大変だった。
敵からの攻撃、日々の生活も大変だった。言葉も忘れていた。
なぜそこまでして新しく建て直さなければならなかったのか?
そこで一つの言葉が浮かんだ。
アイデンティティ(自己同一性、自我同一性)。
あなたは誰ですか?
あなたは何者ですか?
どこに属していますか?
帰属意識はありますか?
皆さんそれを聞かれたらどう答えますか?
私たちは根本的に何につながっていますか?
IDカードは、自分が属している場所を証明するカード。
あなたの本当のIDカードにはなんと書いてありますか?
イスラエルの民は、神様の民だったので、再建が必要だった。ボロボロだった。
70年間別の国で別の民として歩んできた。
けれども彼らは戻ってきた。城壁の再建は、改めて彼らが何者かを知るプロセスだった。
神様は変わることのない方。
どんなことがあっても、その神様に属する民が彼らのアイデンティティだった。
今日わたし達はどんなにボロボロでも、敵がいても、消えないものがありますか?
今日あなたは何者ですか?
わたし達は自分をなんと定義づけますか?
今週バリでスタッフのアジアカンファレンスがある。
2020年までに英語でスピーチする夢が叶う。
何を説教しようと思った時に、自分が何者かを話したいと思った。
2003年、わたしは教会に就職した。
そこでいろんな問題が起きた。
多くの人が教会を去った。
その時にわたしは同じ問いかけをした。
なんでわたしはここにいるのだろう?
わたし達は変わるけど、神様は変わらない。
イスラエルの人々には、立ち返る場所があった。神様がアイデンティティだった。
わたし達も神様のものだと思います。
ポイント2:わたしたちの力の源を見つめ直そう!
ネヘミヤ8:1-3
ネヘミヤは、神様の言葉を全員が聞くプロジェクトを持った。
彼らは段々と神様の民であるアイデンティティを思い出した。
素晴らしいことに民達自らが、御言葉を求めた。
夜明けから正午まで熱心に求めた。
どうやって彼らは熱心に神様を求めたか知るのはとても大事。
民達はこの後変わっていった。
ネヘミヤ8:8-10
律法を聞いた後、この人々は皆泣いていた。
感動していたかもしれない。これまでの労苦を痛切に感じていたかもしれない。
どれほど神様から離れてしまったか、罪を犯したか砕かれていたのかもしれない。
でもリーダーであるエズラとネヘミヤは、今は喜ぶ時だと言った。
「主を喜び祝うことこそ、あなたたちの力の源である。」
ユダヤ人は結構節制する人たちだった。かなりベジタリアン。特別な時しか肉を食べない。
イスラエルの人々の状況:
不安/恐れ、敵から責められていた。
貧しさから苦しい生活を強いられた。
子供を奴隷に売らないといけない人もいた。
混血をネヘミヤに怒られたが、それも貿易、お金のためだったと言われている。
ボロボロの状態、言葉も忘れた。罪悪感、ふがいなさ、罪など、問題は山積みだった。
そこでネヘミヤは「主を喜び祝うことこそ、あなたたちの力の源である。」と伝えた。
ネヘミヤ達は愚かではない。逃げて問題を見ないわけではない。
神様が素晴らしい方。変わらない神様を礼拝し、賛美することで力を得る。
仕事、親のケア、子供の問題など、圧倒させる状況があっても、わたしたちは喜び祝える。
今日わたしたちはどうでしょうか?
ここに出てくる人たちはわたしたちのよう。
立て直したいと思っていた。だから戻ってきた。でも数十年戻れない状況にいた。
ハガイ書やゼカリヤ書を見ればわかる。
神様に怒られていた。ずっと自分たちの力に頼っていた。それは本当の力の源ではなかった。
自己認識や努力では乗り越えられないものがある。結局力がなくてブレイクスルーがない。喜べない。
よくも悪くも誰からも奪われないもの。本当の力の源を得てから、神様を最優先しましょう。
年末、珍しくオフィスにいたら、電話があった。30代の若い男性から聖書の質問があった。
あるビジネスセミナーに出たら、聖書と神様と歩むことが一番と言われたと言っていた。
彼と毎週聖書を読んでいる。
彼はとてもいい人。ビジネスでもとても成功している。
でも実はとても疲れてきた。
自分も周りの人も社会を良くしたい。
でも、何かが間違っている。
この方に、本当の力の源である神様を知ってほしいと思っている。
これからも定期的に会って聖書から神様を伝えて行く。
主を本当の喜びにしていきましょう。
クリスチャンのみなさん、神様はあなたの本当の力の源ですか?
教会は十数年かけて良くなってきた。わたしたちはまだボロボロ。
ほんとうによい状態になるには、わたしたちのアイデンティティを見つめ直し、神様を力の源としていきましょう。
訪問者の方々。神様が力の源と言われても、ピンときていないかもしれませんが、神様はあなたをここに導きました。ぜひ神様を求めてみてください。