『Who is Jesus?』
スライドはこちらから→20200607 マルコシリーズ1 Who is Jesus
今月から、マルコの福音書シリーズをスタートします。
共にマルコの福音書から学びましょう。
マルコの福音書概要:
・最初の福音書
・場面、場面の素早い展開。ストーリーは多くない。全体像が掴みやすい。
・御国の訪れというテーマ。
・最も短い福音書。
ただ短いだけではない。神様のメッセージを深く受け取ることができる。
今日はマルコ1章から、イエスがどのように現れたかを学びましょう。
コロナの影響で遅れていましたが、長女がようやく中学に入学しました。
彼女は自己紹介作文をどう書くか悩んでいました。協力して作り上げました。
皆さんはどのように自分を紹介しますか?
自分がどのような人かを知ることが大切。
同様に、イエスがどのような人かを知ることは大切です。
今日、あなたにとってイエスはどのような存在でしょうか?
どのような存在になり得る人でしょうか?
共に学んでいきましょう。
マルコ1:9−11
マルコの福音書で最初で一番最初にイエスが登場する場面。
マルコはイエスの子供時代を描かず、この場面から描きました。
イエスがこの地上でミニストリーを始めようとしたとき、このバプテスマがありました。
神様からの啓示、聖霊が降った。
その言葉に注目したい。
「あなたは私の愛する子、私の心に適う者」
神様がイエスを紹介してくださっている。
どのようなことを表していると思いますか?
日本語では2つしかないが、英語では
「あなたは私の子」、「私の愛する存在」、「あなたによって私は喜ぶ」という表現になっている。
この表現、どのような言葉だと感じますか?
私たちは、この言葉を優しいお父さんの励ましと感じますか?
これはただ、感情的な言葉。
イエスが誰であるかを伝えている。
少しここで「ほめのかし/暗示」について考えたい。
・「2002年」から、日本のサッカー設備は大きく変わった。
サッカーに明るい人は、「2002年の日本と韓国で行なわれたW杯の際に、スタジアムや育成組織がしっかり作られた」とわかる。
・最近は避難訓練がちゃんと行われるようになってきた、「2011年」がきっかけだ。→東日本大震災から。
「2020年、日本は盛り上がるよね!」→オリンピック開催のこと(コロナ騒ぎ前までの話)
マルコの福音書には、ほめのかし/暗示が特に多い。
表現方法よりは、当時の文化を理解する必要がある。
聖書は同じようにほのめかしをよく使う。
ほのめかし/暗示:
・文化を理解する(前提となる考え・思い)
・マルコの福音書→前提としている文化→旧約聖書
今日、イエスのことを深く知っていきましょう。
1.あなたは私の子
詩編2「お前は私の子」→王
2.私の愛する子
創世記22:2「あなたの愛する独り子」→特別な息子
3.私の心に適う者
イザヤ42:1「喜び迎える者を」イエスはしもべ
イエスは、王であり、独り子であり、しもべである。
この3つの視点でマルコはイエスを描き続ける。
イエスには王の性質、独り子の性質、しもべの性質が現れている。
この3つの性質をみていきたい。
1.イエスは王。
神様の御国を宣べ伝えた、イエスは王である。
マルコの福音書の中で最も大きなテーマの一つ。
王のテーマとして大きく描かれるのは、イエスは統治する、治める存在であること。
私たちはこの点についてあまり考えないかもしれない。
現代の日本で、王のような存在はいない。
人生で誰が世を治めているのか?
私たちの日々の振る舞い、自分で決めてはいるようで、どれだけ人の影響を受けているか。
会社のサラリーマンに「もっと他の人とコミュニケーションをとりなさい」、と言っても取らない。
でも、職場の机の仕切りをとったりして、風通しを良くすると取るようになる。
結婚式、お祝いの場にいると盛り上がる。久々に会った友人ともまた会おう、となる。
でも、家に帰ったら終わる。
日常に戻ると日常に流される。
周りの存在にコントロールされてしまう。
神様は常に導いて、治めてくださる存在。
全ての王だから。
私たちを守って、治めているのは誰ですか?
イエスです。イエスが私たちの王です。
2.イエスは私の愛する子
聖書で独り子は大きな意味がある。
アブラハムがイサクを献げた、それを独り子を献げたと表現されている。
アブラハムにはイサク以外にも子供がいたが、イサクを通してしか神様の契約は続かなかった。
それが独り子の意味。
イエスは唯一無二。
愛、真理はイエスからしかこない。
ツチブタという動物がいる。
ツチブタ目→ツチブタ科→ツチブタ属→ツチブタ
という、唯一無二の存在。非常に珍しい。
イエスは他にいない、唯一無二の存在。
そうであるのに、私たちはイエスを他のものと混ぜてしまっていませんか?
このような時、イエスは独り子ではなくなってしまっている。
3.イエスはしもべ
イエスは王であり、メシアである。
最も謙った存在であるしもべでもある。
誰よりも主人の役割に忠実で、誰のためにも仕える。
マルコ10:45
しもべはどこまでも忠実に仕え続ける。
いつでもどんな状況でも仕える。
私たちはイエスの模範に習えていますか?
イエスは王、独り子、しもべ。
イエスの性質を深めれば深めるほど、私たちは変えられる。
私たちはイエスの一つの側面しか見ないことが多い。
イエスに変えられていきましょう。
このコロナ禍の中でも励まされる出来事があったのでシェアしたい。
あるシングル姉妹、メイちゃんに手紙を書いてくれた。手紙ミニストリーをデジタル全盛の現状で作る、と言って色んな人に手紙を書いてくれた。
あるシニアのお父さん、我が家に複数回お菓子を山盛りでくれた。子供クラスで使えるような手紙を添えて。
山下夫妻の近くにいる姉妹が、食事を作って届けてサポートしてくれた。
皆さんの与える行動に励まされる。
なぜ私たちはこのようなことをするか?
私たちはコロナに支配されるのではなく、イエスに導かれているから。
自分の無力さを感じたとしても、イエスを知っているから前に進む。
在宅で疲れていても、しもべのイエスの模範があるから与えられる。
イエスを知っているから続けられる。
だから誰も私たちを止めることはできない。
これから共にマルコを深めていけることを楽しみにしています。