『クリスマスシリーズ1 Jesus is King』
(朗読チームによるマタイによる福音書のイエスの誕生の朗読)
イエスの誕生日を深めましょう。
イエスが王であると聞いて、皆さんはどのようなイメージを持ちますか?
わたし達は、王様と言われてもピンとこないかもしれない。
ヘロデ王の絵を観ると、貫禄がある。権力があって偉い感じ。
現代の王は?
カンボジアの王様をみると貫禄がある。
ハクション大魔王は面白い。。。
イエスは王様だったでしょうか?
マタイ1:21b
この子は自分の民を支配から救うと言われていた。
当時のユダヤは、ローマ帝国の支配下だった。
実はローマ帝国自体が救い主と言われていた。
戦いから守り、平和をもたらすという意味。
ローマ皇帝は、当時、救い主と呼ばれていた。
ユダヤ人のメシヤは、つまりユダヤ人の王様。
当時の王様であるヘロデ王は不安になった。
(黄金、乳香、没薬の写真)
マタイを読むと、イエスは王としてふさわしい方だと書かれている。
しかし、生まれたのは馬小屋。
王様が生まれたとしたら、豪華な場所で大勢の人に囲まれているのが普通ではないか。
イエスが生まれた場所が今教会になっているが、飾りがギラギラしている。
2千年前は、誰もいない静かな田舎だった。
しかしこの2千年、イエスは人を癒し救って文字通り救い主となられた。
ポイント1:固執から手放す
ヘロデ王は、イエスが誕生すると聞いて、非常に恐れた。
自分の立場が危うくなるので。
ベツレヘム地方に住む2歳以下の子供を全て殺した。
奥さんと息子達も殺した。
彼は自分の立場を守ることにのみ、固執した。
もう1人の王、イエスは全く違った。
馬小屋で生まれた。全く着飾っていなかった。
それは生まれた時だけではなかった。
フィリピ2:3-7
この聖句はイエスを最もうまく描写していると言われている。
イエスは自分を手放して、相手の人生にひれ伏して捧げた。
この態度は、2千年間、人々の人生を変えてきた。
わたし達の人生は、今日どうでしょうか?
自分を守るのではなく、捧げる人生でしょうか?
青少年が対象の内閣府の調査(29歳以下)、自分自身のイメージ(自己肯定感)を見ると、この数年間基本的に結果は変わっていない。
日本の青少年の自己肯定感は著しく低い。
引きこもりの調査も同時にしている。
長期化し、かつてないほど高齢化している。
自分でいい、1人1人ありのままでいい、と言われている。
1人向けに仕切られたマクドナルドやラーメン屋さんがある。
1人を守れば守るほど、自己肯定感が失われているような気がする。
自分に固執するのではなくて、イエスに目を向けることが今こそ大切。
イエスが光を投げかけてくれた。
そこから勇気や力をもらった人たちが、世界を変えてきた。
自分を捨てるというのは、自分を無くすことではない。
強い信念と意志が必要。
「すべての人は、創造的な利他主義を歩むのか、破壊的な自己中心の闇の中を歩むのか、決断しなければならない。」:マーティン・ルーサー・キング牧師の言葉
ポイント2:“表面”から“本物”へ
3人の博士たち、賢者達のなんとしてでもイエスに会いたかった様子が伝わる。
でも、わたしはイエスを見たとき、王として期待通りだったのだろうかと考える。
当然のように、まずヘロデ王に会いに行った。
当時最も高価だった贈り物を携えて行った。
3人は別の国の王ではとの説もある。
もちろん星は、イエスの上で留まった。
しかし、この質素な貧しい場にいる嬰児に平伏したのは、彼らは表面を見ていなかったから。
それがクリスマスの始まりとなった。
今日、わたし達は何を見て生きますか?
表面的に楽しそう、目立ったものがあると引き付けられる。
しかしそれらは一過性のもの。
そこに目を留め続けていると、ほんとうに大切なものがわからなくなる。
イエスは北極星のよう。
動かない。基準。
わたしは小学生の時にこれを学んで、一番明るい星かと思った。実は違う。
北極星を見つけるには、よく観察しないと行けない。
他の星の方が華やかで見つけやすい。
しかし、観察していると、動かないのは、北極星とわかる。
私は20年前に初めて教会へ来た。
何のバックグラウンドもなかった。
しかし、イエスのキャラクターを学び心から共感できることがあった。
自分は表面的なもののためではなく、本当に価値あるもののために生きたい!と思った。
社会の多くのものは虚しいと感じていた。
イエスにおいて、価値のある人生を得た。
今年は教会に来て20周年なので振り返った。
最も価値ある選択をしたと確信している。
多くの人を見てきた。
自分や時代も変わった。
今年、父も亡くなった。
しかし、イエスキリストは北極星のように変わらない。
イエスは王である。
固執から手放す人生を選びましょう。
表面的なものよりも本物を選びましょう。
クリスマス、イエスについて知ってください。
特別なクリスマスを迎えましょう。