見なくても信じることは、なんとなくあると思います。
ある時、お客さんに会いに行った帰りにお昼を食べに行ったら、お財布を忘れてしまいました。
カバンを預けて近くにいる友達に1000円借りました。
財布はカバンの中に、見なくてもあると思っていた。
これは笑い話。皆さんは、にっちもさっちも行かなくなったことはありませんか?
今日は、今年わたしに起きたことを話したいと思います。
ヨハネ4:43-54
背景: 43節には「そこを出た」と書いてある。
これはサマリア地方のこと。
サマリア人が住んでいた。
サマリア人とユダヤ人は仲が悪かった。
1人の女性を通して、サマリア人はイエスを信じるようになった。
イエスは故郷のガリラヤに行ったが、そこでは群衆はイエスを信じていなかった。
そこで、役人がイエスの元に来た。
死にかかっている息子を治してもらうため。
カファルナルムへ来て欲しいと必死。
当時の人は、直接預言者に触れたら治してもらえると信じていた。
おそらく連れて来られないほどの症状。
イエスは、「見ないと信じないのか?」と言ったが役人の気持ちは「とにかく治してほしい!」だった。
危機的な状況、皆さんの人生にもあると思います。
イエスは最初、「あなた方」と言ったが50節では「あなた」と言った。
群衆から、1人の役人だけに絞り話した。
イエスはあなたの親、仕事、状況、群衆でなく、あなたに話しかけておられます。
今日あなたは何をどのように信じているでしょうか?
イエスは全てご存知だったし、簡単に癒せた。
イエスが伝えたかったのは、完全に信じる信仰を持つこと。
役人がカファルナルムに戻ったのは、翌日。
ガリラヤに泊まった。30kmしか離れていない。
信じていなかったなら、馬車でその日のうちに帰ることもできた。
完全に信じて平安になった。
あなたの信仰は見ずに信じる信仰ですか?
それとも見ないで信じる信仰ですか?
今年初めにリストラに遭った。
8年前にもリストラになった。
その時にリストラ通告を受けた時の様々な感情が蘇って来た。
当時、神様との関係、妻との関係が最悪だった。
でも、謙虚になるのに必要だった。6ヶ月後に再就職した。
前回よりも良い状況。
妻とも関係を修復。
この聖句の役人のように毎日必死になり、祈って聖書を読んだ。
信仰が無くならないように祈っていた。
4月には就職したかったが出来なかった。
5月1日にも就職したかったが叶わなかった。
街中で流れていた寂しげなオルゴールで泣きそうになった。
自分がなぜ?なぜ隣の人ではないのか? と。
そんな時、ちょうどこの聖句を読んだ。
この役人にように、信じないのでなく、見ないで信じることを悔い改め、決心した。
恵みにより5月中旬に再就職した。
自分の信仰を見せられた。
信仰を立て直す必要があった。
深い心で信じているか、確信しているか。
今回のリストラを通し、祈る時間を増やした。
毎日祈りと喜ぶことを心がけた。
この悔い改めの決心、自分では出来なかった。
神様が心を変えてくださった。
再就職後3ヶ月。
収入が大幅に下がった。
仕事を変えるべきか、家族を養えるのか?
いまも、戦いが終わっていない。
なお、御心を祈り求める必要がある。
心が変えられた瞬間を覚えていますか?
最後に心を変えられたのはいつですか?
今年の初め、私達はネヘミヤから城壁を立て直すことを学んだ。
今も学び続けている。
金銭面、夫婦関係、子供との関係、修復が必要なことはいろいろある
53節には、「そして彼も彼の家族も揃って信じた」とある。
最後に奇跡があった。
大勢ではなく、ある家族だけ。
奇跡はある役人の悔い改めと信仰から始まった。
彼の信仰で家族までイエスを信じるようになった。
日常の問題が大きく、目の前の見えるものに圧倒される思い。
イエスは、家族や小グループのメンバーでなく、あなたに問いかける。
見えなくても信じますか?どこまで信じますか?もう一度信じましょう。
神様には計画がある。奇跡や素晴らしい計画。
心が変え続けられるよう、熱心に神様に祈り求めましょう。