今日話される言葉は、わたしからではなく「神様の御言葉」です。
一人一人に伝えたい「神様からのメッセージ」があります。
心開いて聞いていきましょう。
今日は使徒パウロから神様の御言葉を学んでいきましょう。
フィリピ3:12-14
いろいろな訳がある。
捕らえる→掴む
取り押さえる、捕らえる、所有する、到達する
katalambano(ギリシャ):take eagerly, seize, possess
AMP:take hold of
NLT:possess
MESSAGE:reach out for
ERV:reach
NIV:take hold of
一番わかりやすいのは、掴むだと思った。
(崖を掴んでいる人の写真を表示し)物を掴むのは力が要る。
今日のポイントは一つだけ。
「なんとかしてキリストを掴む」
使徒パウロはなんとかしてキリストを掴もうとしていた。
イエス・キリストの十字架に掴まれている。自分がキリストに捕らえられているから。
このような自分のような者のために、イエスは十字架についてくださった。
彼は、自分がどこからきて何者なのかをいつも考えていた。
2コリント5:15
もはや自分自身のためでなく、自分のために十字架についてくれたキリストのために生きる。
十字架に砕かれていることが彼の心の全ての源だった。十字架に比べたら他のものはゴミだった。
なんとかしてキリストを掴む。
キリストを知ろう、キリストのようになろうとベストを尽くすこと。
素晴らしいことをしていたが、パウロは謙虚だった。命をかけていた。
「捕らえる」の元の意味は、「追いかける」。
(獲物を追ったチーターの写真)
(競技のレースの写真)
ゴールに向かっている、賞を掴もうとする
そこに手加減はない。
ひたすら向かって努力する必死さが必要。
掴むものに向かっていく。
聖句から、パウロの必死さが伝わる。
なすべきことはただ一つ。
「後ろのものを忘れる」
成長を妨げる過去を断ち切ること。
パウロは過去を隠したり、消したりすることを話していない。
忘れるとは、過去が現在の霊的さやフォーカスを奪うことを許さない。断ち切る、という意味。
過去が今の霊的な前進と成長を妨げるのを許さない。
前に進むとあること:天国、キリスト
使徒20:22-24
エルサレムでは苦難が待っている。
しかし、神様に頂いた自分の決められた道を走り通す、主イエスの任務を果たす。
それさえできれば、命さえ惜しくない。
今日わたしたちは、十字架に捕らえられていますか?
どれだけ本気で十字架だけを見ていますか?
わたしにはいい加減捨てないといけないものがあった。
それは、過去2年キャンパスで救いがないこと、男性の救いがないこと。
自分がスタッフになって1年経っても救いがない。
ずっとこの思いに引きずられていた。
わたしは不信仰だったのに、傲慢さがあった。
6年前にバプテスマを受けた。
「わたしの主はイエス・キリスト」
意味がわかっていないけど、イエスキリストに憧れた。彼を主とするその生き方を選んだ。
自分の罪に砕かれた。
イエスはそこまでして、十字架についてくださった。ここまで愛されていることに感謝。
こんな神様と人を傷つけて来た自分の為にでも十字架にかかってくれたイエスを知った。
値しないのに、イエスがここまで私を掴もうとしてくれた。
そのことに心が砕かれた。
神様への謝罪と感謝の涙が溢れた。
私はここまで神様に愛されている。
だからイエスの代わりに、私は人生を神様の為に生きようと決めた。
しかし、自分の罪が、過去が教会の成長を妨げた。
過去ではなく、これからを、信仰を掴みたい。
今回で完全に悔い改めると心から決心した。
過去の2年間ではなく、前にあるこれからの2年間に目を向ける。
これからの2年は過去2年と同じことにはしない。
人間的な頑張りや努力ではなく、信仰から始めている。
私の日々の信仰からの行動が、誰か他の人の救いに繋がると信じている。
神様は誰よりも与えたい方。罪や問題はいつもある。でも神様を見たい。
キリストを掴むとは、福音を伝えること。
パウロのようにできないかもしれない。
わたしはそれよりも小さな働きしかできないかもしれないが、福音を伝えたい。
でも、神様は、私たち一人一人に期待してくださっているのではないでしょうか?
わたしにとってこの教会は、東京で一番大事な場所。 神様の愛を知った場所。
神様、弟子の先輩たちが立ててくださった教会。
だからこそ残念なことがある。
最近、皆さんから、キリストを掴もうとする情熱を感じません。
わたしたちは「わたしの主はイエスキリスト」とバプテスマを受けたはず。
このままでいいですか?
証をしていますか?
キリストに捕らえられている情熱がありますか?
わたしも皆さんと同じ。
ゼロからスタートする。
キャンパス、20代、30代前半の皆さん
経験は少なくても、純粋な情熱があるはずです。
皆さんは、無責任で無関心です。売り尽くされていない。
自分から普段話さない人に話しに行く人を見たことがない。
お互いの罪に入りあっている人を見たことがない。人任せ。
創り上げる態度ではない。もっと皆さんならできるはず。
シングル、既婚者の方
かつて人の救いに燃えていましたね。感謝と尊敬があります。
今は?はっきり言います。皆さんは今生ぬるいです。
喜んで御国のビジョンを語る姿を見たことがない。
そのビジョンに本気で取り組むために行動して学ぶ姿勢がない。
「わかってもらえてない」自己中心。
自分のニーズが一番になっていませんか?
そんな人たちを見て、「弟子になりたい」と誰が思うでしょうか?
神様からパートナー、子供など与えられている方
祝福で満足していませんか?
多く与えられたものは多くを求められます。
祝福に対して、不平不満を言っていませんか?
キリストの十字架はどこへ行ってしまったのですか?
自分が偶像になっていませんか?
神様より大事なものは返してください。
必死でやっている人に失礼です。
過去、何に情熱を持っていましたか?
過去、どの聖句が大好きで、情熱がありましたか?
だれと一緒にいて、どのような雰囲気でしたか?
思い出してください。
神様は、自分を掴んで欲しいと思っておられます。
神様は一番日本の人を掴みたい。
いまわたしがここにいるのは皆さんのおかげです。
そして三好祥平さん。彼は大阪の教会を取り戻すために東京へきた。
わたしよりも、キリストを取り戻すことに必死だった。
彼のおかげでわたしはキリストを知った。
当時の祥平さんの状況はとても難しいものだった。
救いがないミニストリー。ルームメイトが離れた。若い弟子も離れた。
しかし、祥平さんはキリストだけを見ていた。戦った。模範を示してくれた。
必死でシングルをリードしてくれた。シングルで多くの人が救われた。教会が変わった。
彼も大阪に帰って、大阪の教会が変わった。
次は私たちの番ではないでしょうか。いま、祥平さんのような人が教会に必要です。
神様は、立ち上がる人を待っています。
今日皆さん、キリストを掴む決心をしましょう。
1)自分がインスパイアさせる聖句を見つけてください。そして掴んでください。過去に励まされ、情熱を持っていた聖句でもいいです。
2)自分の後ろのもの(問題やニーズ)を1週間話さないでください。話して満足してしまうから。
3)前のもの(ビジョンや夢)のために祈り、人に話してください。
わたしたちが、祈り人に話すとき、霊的にインスパイアされている。
もう一度聖句を読みましょう。
フィリピ3:12-14
キリストを掴むために本気で努力しましょう。
後ろのものを忘れて、前のものに信仰を持って向かいましょう。
決められた道を必死に走っていきましょう。