新年のプレゼントとして、ネヘミヤ書のQTシリーズが配られました。
ネヘミヤ書から4回シリーズで一緒に学びましょう。
教会の2018年のテーマ聖句はネヘミヤ2:20です。
私の大好きな書。年末からリーダーはネヘミヤから学んでいる。
=ネヘミヤ書の5W1H=
誰:ネヘミヤ
何: エルサレムの城壁を立て直した
いつ: 約BC445
どこ:エルサレム
なぜ:城壁が崩れていた。困難な状況
どのように:神の力、祈り、労力、結束力
=主な年表=
BC586 バビロニア捕囚、エルサレムの崩壊
BC538 ゼルバベルが率いる最初の再建組、再建が途中で中断
BC458 エズラが率いる二番目の再建組、神殿を立て直す
Bc455:ネヘミヤが率いる三番目の再建組、城壁を立て直す
=ネヘミヤの時代背景=
・ペルシャ王国の統治の元
・ユダヤの神殿が再建され、神殿の礼拝が戻った
・一部のユダヤ人は聖地に戻った
・エルサレムを囲む城壁は壊されたまま。時々攻撃にあった。
わたし達は小さくてもろい。
でも、神様とともに歩み働くことによって世界を変えることができる。
ネヘミヤは優れた人。でもわたし達と変わらない人間。
落ち込み、うまくいかないこともあった。
ぜひみなさんにも今年、ネヘミヤに憧れて、ネヘミヤを大好きになってほしいと思います。
ネヘミヤは神様に祈って信仰を持った人。
ネヘミヤ1:1-7
今日いっしょに学ぶ中で、ネヘミヤの成長の8つのステップ(ポイント)があります。
その中で、一つでも自分の心に響くものがあれば、それを心に留めてください。
1)神の国に関しての深い関心
ネヘミヤはエルサレムから1365km離れた場所に住んでいた。
安定した仕事があった。王への献酌管だった。
経済的にも安定。毒が入っていない限り、王様が食べる美味しいものを食べられた。
でも、心には平安がなかった。神の国に関心があった。
移動も伝達手段も2500年前なので、当時の人たちは現代人より狭い範囲で行きていた。
そのような状況で兄弟ハナニから、エルサレムのことを聞いた。
わたし達は神の国に対して深い関心がありますか?
自分の生活、仕事、学び会の狭い範囲で満足していませんか?
御国に深い関心がありますか?
別の学び会、ミニストリー、海外の姉妹教会、それらに関心を持っていますか?
2)柔らかい心
城壁は焼け落ちたまま。
座り込んで泣き、何日も嘆いた。
食を断ち、天にいます神に祈りを捧げた。
ネヘミヤは城壁が何十年前から崩壊し、民が追いやられていたのを知っていた。にもかかわらず、ネヘミヤは柔らかい心で反応した。
時々わたし達はがっかりしたくないから、心を硬くする。
悲しむニュース、がっかりしたこと、ラインなどで聞いてどう反応しますか?
ネヘミヤはまず神様に反応し、直面して祈った。神様に信頼する柔らかいこころがあった。
3) 高い期待
もっとも最悪な状況を乗り越えたエルサレム。
何十年も経って、少しずつ再建していた。
なんとか神殿ができてなんとか生活できていることにネヘミヤは満足しなかった。彼の目が神様に向いていたから。
神様に向いている人は高い期待がある。
かつての不健全な高すぎる基準ではなく、今度は低い期待、なまぬるい期待になっている危険性がある。
周りでなく、神様にはどのような基準がふさわしいか考えてみてください。
天地を創造した神様。ベストを捧げること。
わたしは4-10歳の時にカナダに住んでいた。
母は弟子よりももてなした。
どんな人が来るかでもてなしが違った。
しょっちゅう来るコックさんなら普通のもてなし。
会長夫人が来た時は、一番いい服を着て特別な接待がなされた。
その時空港に迎えに行く車が事故になった。病院へ行って、家へ戻った。
事故に遭ったことは絶対会長夫人に言うなと言われた。
滑り台から落ちたと言うように言われた。偉い方には待遇が違った。
わたし達は神様に高い期待を持って行く必要がある。
4)責任を取る
ネヘミヤ1:6「わたしもわたしの父の家も罪を犯しました。」
ネヘミヤは人のせい、状況のせいにしなかった。自分の罪として悔い改めた。
わたし達はうまくいかないことを言い訳にしていませんか?
人や状況のせいにしていたら、成長や変わるチャンスがない。希望がない。
私は主任牧師になって、末っ子として責任を学んだ。自分のことだと責任取れる。でもそうでないとむずかしかった。
ただ、責任取らないと成長も希望もない。
スキーマについて学んだのは有益。
でも親や生い立ちのせいにすることを気をつけていかないといけない。
神様にとって罪は罪。
弟子として悔い改めないと危険。
自分の罪に砕かれて、罪人であることを悔い改める習慣を持っていきましょう。
ネヘミヤ2:1-5
5)忍耐し、勇気を出して一歩踏み出す
忍耐に集中すると行動が欠ける。
逆に行動に重きを置くと忍耐が欠けるかもしれない。ネヘミヤのバランスは良かった。
ニサンの月 11-12月 報告を受けた
キスレウの月 3-4月 王様に伝えた
つまり4ヶ月間祈り続けた。
わたし達の祈りはどれほど長く続きますか?
うまくいかないと簡単に諦めてしまいませんか?
「わたしに忍耐を今すぐください!」
矛盾した祈りをしていませんか?
ネヘミヤは4ヶ月間忍耐して祈り、命がけで勇気を持って王様に切り出した。
ネヘミヤは緊張していた。王様に話しながらずっと祈っていた。一歩踏み出した。
わたし達もまず忍耐強く祈りましょう。
そして神様がチャンスを与えたら行動に起こしましょう。
現代人のわたし達は失敗したくない、傷つきたくない。
弟子として神様と隣人を愛したいわたし達
そこに絶対失敗と傷つくことがある。
神様は失敗を慰めて益とされる。
失敗を恐れて何もしなかったら、神様の栄光もないものとされてしまう。
ネヘミヤ2:10-20
6)一人で祈る
ネヘミヤ2:12
ネヘミヤは誰にも知らせていなかった。
話す前に一人で神様に祈っていた。
周りの雑音を省いて、心鎮めながら、神様とじっくり時間を過ごした。
Loneliness (さみしい孤独)からSolitude(あえて一人でいる孤独)へ。
現代人はさみしさを嫌う。携帯電話がないと生きていけない。雑音がないと不安。
でも本当は神様と深くなるには、一人でゆっくり神様に向き合う必要がある。
夫婦でデートしても一人がスマホをいじっていたら関係が深まらない。
同じように、一人で祈れないと、深く成長がない。
ぜひ一人で神様と向き合う正直になる時間を取ってください。人に頼るのでなく、神様に指し示してもらう。
夫婦喧嘩、子供との衝突は、人に電話する前に一人で神様に祈る。
心に向き合う。神様に頼る。
その上で人に助けてもらう。
7)問題を乗り越える
ネヘミヤ2:10 反対する人たちが現れた。
ネヘミヤ2:19 あざけられた。
せっかくいい心で神様のためにやろうとするのに問題が起こった。
わたし達の新年もそう。
ネヘミヤは、祈って、すべての問題を乗り越える力を神様にもらった。
年末か振り返って、去年はやる気があって始まった。絶対今年はうまくいく!と思っていた。でも皆がやる気になっても障害物はある。その時に、心が持っていかれて、やる気と信仰を失った。
いやなことがあると家族に当たる。
今年は穏やかな心で信仰を持とうと決心した。
早速コンピュータが壊れた。でも心が持っていかれないように、あるべきものから目を離さない。
8)祈りを重ねると確信になる。
ネヘミヤ2:20 天の神ご自身が、わたし達を成功させてくださる。
去年は信仰と思ったのが楽観だった。確信になる前に諦めた。
今年、深い確信を持ちたい。
何ヶ月も祈って神様がネヘミヤに確信を与えた。
未知な部分に不安はある。
今まだ確信には到達していない。
祈りを重ねて、確信持ってみなさんで向かって行ってほしいと思います。
今週ネヘミヤ記の1-3章について学びました。
2018年の教会の成長=一人一人の成長です。
一人一人はちっぽけだけど、神様が一緒ならこの日本で
教会を建てられます。
この伝道がなかなかなされない国で、困難がある。この十数年で最悪な状況からは脱した。
全員で城壁を立て直して行きたい。
この教会は神様の教会、一人一人の教会。
ネヘミヤは壁の再建以上に民の心を変えた。数百年後、そこはイエスの舞台になった。
わたし達のすることは小さく思えるかもしれません。でも、神様とともに働いた時、神様は教会と日本を変えることがお出来になります。
ネヘミヤからたくさん学び、成長して行きましょう。