4月は変化の月。
キャンパスミニストリーでは大学を卒業するメンバーもいて、ティーンミニストリーから大学に入学し、上がって来るメンバーもいる。
私も新しい役割を与えられた。娘が通っている小学校のPTA副会長。
竹本さんの職業は?と聞かれることが多くなった。牧師と答えている。
PTAのイベントは、日曜日が多い。
「副会長にさえなってくれれば、日曜日は仕事優先でも大丈夫です。」と言って貰った。。。
そして、会う人会う人が牧師という職業について興味を持ってくれる。
改めて考える。休みの日になぜ私たちは礼拝しますか?
なぜ価値があると思って礼拝していますか?
毎週、意味があって通っている。
この意味について、改めて考える必要があると考えさせられた。
私たちはなぜ、信仰のゴールを目指していますか?
そのことを深く問いかけず、その場その場で生きていませんか?
一緒に信仰のレースを走っていきましょう。
マタイ25:14-30
有名なタラントンのたとえの聖句。天の国のたとえ話。
ある主人がいて、僕たち、召使いたちに財産を預ける。
5タラントン、2タラントンなど。差は重要ではないと思う。
神様は私たちに大きな財産を与える。
1タラントンは、6000デナリオン。1デナリオンは当時の1日分の賃金にあたる。
僕たちが預かったのは莫大なお金。
2人は預かったお金で商売し、2倍にした。
1人の僕は埋めてしまった。
当時は、土に埋めることが最も安全な貯金方法。銀行は不安だった。
そして主人が帰って来て、精算がスタートする。お金もうけした2人の僕たちは褒めちぎられる。
しかし、土に埋めていた1人には厳しく叱責し、追い出した。
いつ読んでも興味深い話。
今日、ここから私たちは何を学びますか?
タラントン、タレントの原語。
でも「与えられた自分の才能を使おう」それだけの話ではない。
マタイ25章では、イエスは終わりの日の話をしている。
神様がまた現れ、裁きを行う。
この話は、神様の財産を預けられた者がどのように生きられるかどうか。
預かったお金を埋めた僕は、暗闇に放り出された。
この話は救いに関わる話。
弟子であれば、天の国で神様から「あなたは忠実で、良い僕だ」と言われたいはず。
僕は出かけて行って、商売しようと言った。
今日、私たちは神様のトレーダーでしょうか?
実は最終的なメッセージは、すごくシンプルな話。
神様は天国を分かち合いたい、共有したいと思っている。
その呼びかけにあなたは応えて生きていますか?そういうメッセージ。
神様と最終的に分かち合うことができるよう、信仰のレースを生きていますか?
リスクにあふれた人生を歩んでいますか?
それとも、多くのものを埋めて、与えられたものを生かせていない人生ですか?
今日、私たちはこのような2人の商売人のようですか?
私たちもこの2人のようになりたい。神様のライフトレーダーになりたい。
どのようにしたらなれますか?
神様から与えられたものには、リスクと財産がある。
2人の僕は当然のように出かけて行って、商売した。
主人から与えられたものは用いるべき、と理解していた。
彼らには迷いがなかった。
でも、彼らには不安も恐れもあったと思う。
騙されて財産を失うこと、苦手な人との交渉など。
でも、自分の力に応じて、財産を増やすことができると理解していた。
今日、私たちはどうでしょうか?
リスクがあるところには飛び込まないといけない。
常に自分を守りたくなる誘惑がある。
でも、神様の財産は用いられるように与えられた。
今日、私たちは命を埋める人にはなってはいけない。
そして、トレードの本質を理解しないといけない。
トレード、交換するということ。商売の元々の基本。
つまり、彼らは自分の持っているものを提供し、財産を増やした。
神様の財産を示した。そしてこれから、もっと利益を出していく。
彼らは神様の恵みを提供し、全てを通して神様を現したといえるのではないでしょうか?
私たちは神様の恵みを有効活用しているライフトレーダーですか?
自分の得意分野では、私はライフトレーダー。
でも、ある部分では埋めたまま。
最近の自分の課題は、もっと愛深くなること。
感情で繋がりたいと思いつつ、上手くいかないことがある。
ちょっと前に、ある人が大変だったとき、応えきれなかった。
「助けてください」というオファーを断ってしまった。
助けた方がいい、と思ったが「出来ません」、と言ってしまった。
その人は次の日、「あの時、どういう気持ちで断りましたか?正直、傷付いた思いがあります」と、脆弱に責めずに聞いてくれた。
同じ時期、妻からニーズを伝えられたが受け止めず、「そんなでは、あなたを誰も助けてくれない」と泣かれた。
はっと気付いたことがあった。
私は、正しいと思うこと、自分の義のために感情をカットすることがある。
体育会系の部活で過ごした経験から来る罰スキーマから、このような傾向がある。
その部分について、神様のトレーダーをしていない。
その時、ある兄弟との関係が難しかった。一生懸命愛したのに裏切られた、と思った。
心をプロセスしなければいけなかった。
でも、今までの自分のプロセスは十分なやり方では無かったかもしれない、と考えた。
今回のプロセスはやり方を変え、ネガティヴな感情をカットせず、感情のプールを泳いでみようと思った。
ある日の午前中一杯で、黙々と泳いでみた。
今まで気付いていなかった、様々な思いに気付かされた。
その相手に対し、最後のトークをする場面で感情的なものを出すことが出来た。
この部分でも自分はトレード出来た、と思えた。
今日、私たちは神様のライフトレーダーでしょうか?
私たちの多くはライフトレーダーではなく、命を埋めたままにしている。
神様に与えられたものに気付いていないのかもしれない。
多くの場合、私たちは気付いているが、自信のあるところでだけ用い、他では用いていないかもしれない。
一部分は神様に出すだけではなく、全部出さないといけない。
人生を通じて、神様に頂いたものの価値を2倍に増やす人になりましょう。
恵みや福音をトレードする。
そのことを最近教えられた人の話をしたい。
昨年の1月、地方教会のことを考えていた。
仙台の教会に行ける人がいないか考えた時、小笠原夫妻がいいと思った。達朗さん、「秋田に教会を建てたい」といつも言ってくれている。
「その話は10年以上聞いている。そろそろ具体的に行動しませんか?」と話した。
そして、秋田の教会の前段階として仙台ミッションチームに行く決心をした。
でも、そこからが大変だった。
小笠原夫妻から信仰を感じられなかった。
美由紀さんは札幌のミッションチームのメンバーだった。
その時の経験から「神様は自分に働かない、仙台に行っても役に立たない、何も出来ない。」と話していた。
そこからプロセスして、助けを貰って、失敗した経験に囚われた状況を抜け出した。
彼女は平安のもとで仙台に行く。
神様は失敗した自分に、もう一度チャンスをくれる。その思いを持って、仙台に行く。
仙台の教会でのミッション、成功する可能性は低い。
でも、札幌の思いを埋めていたらそのまま終わったと思う。
一度失敗したとしても、神様は用いてくれる。本物のライフトレーダーになれる。
彼女は与えられた思いを埋めたままで、神様への思いを取らない人にはならなった。
神様は私たちにどのように歩んで欲しいと思っているでしょうか?
神様の思いを2倍に増やす人になりましょう。
リスクがあっても期待にあふれ、神様の思いを分かち合う人になっていきましょう。