『神様は祈りを聞いてくださる』
神様は私たちの祈りを聞いてくださっていますか?
聞かれていることもあれば、何度祈っても聞かれない祈りもある。
そのようなとき、わたしたちの心は苦しくなる。
今日は、使徒シリーズ最後。
説教タイトルは『神様は祈りを聞いてくださる』
ローマの信徒への手紙
*紀元後56年
*コリントで書かれた
ローマ15:28-32
4つのパウロの祈り・心の願い:
1)イスパニアへ行くこと
2)ユダヤにいる不信な者たちから守られること
3)エルサレムに対するわたしの奉仕が聖なる者たちに歓迎されるように
4)喜びを持ってローマへ行けるように
この中で、イスパニアへ行くことだけはかなわなかった。
他の3つはかなえられたが、想定していない事実が起きたり、時間がかかったりした。
一つ一つを見ていきましょう。
想定外の現実:
ユダヤにいる不信な者たちのたくらみ
使徒23:12-14
40人の人がパウロを殺すまで飲み食いしないと誓っていた。
このような状況では、パウロや弟子たちは神様に祈るしかない。
驚きの答え:
使徒23:12-13
この陰謀は、パウロの甥が聞きつけ、パウロは助けられた。
*パウロの姉妹の子
*百人隊長
*千人隊長
驚くほどすごい答え:
使徒23:23-25,33
神様が用意した兵隊は、40人のユダヤ人たちはかなわない。
200人の歩兵、70人の騎兵、200人の補助歩兵
パウロはどのような気持ちで守られてカイザリアまで行ったか?
計470人に守られていた。神様は想像を上回る形で祈りに答えられた。
一致のための祈り
エルサレムに対する奉仕とは?
なぜパウロはエルサレムへ行くことにこだわったか?
異邦人教会とユダヤ人教会の一致における深刻な問題があった。
世界的な飢饉があった。
エルサレム教会も財政難。使徒2章のものを分け合うことや、
迫害で散り散りになったことで。
他の地域の教会は、エルサレムの教会をサポートし続けていた。
マケドニア、アカイヤ他の教会。
命をかけても、エルサレムへ。
献金を渡すだけではなく、異邦人たちとの橋渡しになるため。
このとき、ユダヤ人はエルサレムでは、異邦人を受け入れる気持ちがなかった。
2011年、3.11があったとき、日本のために世界中の教会から献金があった。
献金を通じ、わたしたちは愛を感じ、サポートされた。
昨年はレバノン、今年はウクライナ。
世界中、人種、言葉の違いがあっても、世界中の弟子との一致がある。
献金によって、異邦人弟子たちの愛が伝わることがパウロの望みだった。
使徒21:17−19
ここでパウロを受け入れるだけでなく、おそらく異邦人教会の献金も受け入れたといえる。
一致のための祈りを、神様は答えてくださった。
霊的一致は当たり前ではない。これからも祈り続けましょう。
時間がかかる祈りの答え
喜びを持ってローマへ行けるように。
何年もかかって、答えられた。
使徒24:27
カエサリアでは長い間監禁された。皇帝に上訴したことで、最終的にローマへ行けた。
使徒27:17−20
ローマへ向かう船。何日もの助かる望みがないほどのひどい暴風。
使徒28:1−3
マルタ島に上陸し、人々に親切にしてもらい助かったら毒蛇に噛まれた。
この状況でなぜ?と神様に言ったかもしれない。
使徒28:14−15
ついにローマへ到着。神様に感謝するパウロ。
長い道のり。何年もかかり、希望を失っていた。
しかし、神様は祈りをかなえてくださった。
ときどきすぐ祈りが答えられる。なかなか返事がない、思うようにいかないことが多い。
ときどき、神様の答えがNOの場合もある。
しかし、神様は聞いてくださっている。御心であれば、かならずかなえてくださる。
パウロは、神様はあきらめなかった。
兄弟姉妹たち、わたしたちもあきらめずに祈り続けましょう。
今年のテーマは『一致と祈り』
これで使徒シリーズがおわりますが、この『一致と祈り』のテーマで祈りづづける1年を続けていきましょう。