『マインドセット』
本日も使徒シリーズです。今年のテーマ、一致と祈りについて。
祈るときの心構えについて。
ハーレムさんに紹介されたMind Changeの本。
先週、新井航さんが、マインドセットの話をした。
マインドセット=心構え
Fixed Mindset:硬直マインドセット
Or
Growth Mindset:しなやかマインドセット
Fixed Mindset 硬直マインドセット:
自分の能力は、生まれつきなので努力しても変わらないという考え。
小さい時からのもの。
「おりこうだね。頭いいね。」「だめだね。勉強できないね。」と言われてきた声。
成功者か敗北者か。
うまくいけば高慢、いかなければ自信を失う。
Growth Mindset しなやかマインドセット:
成長は、自らの改善(努力、人からの助け)によって変わることができる。
神様はなんでもできます。
神様には不可能なことはありません。
神様はわたしたちが成長できるように助けてくださいます。
①神様は誰でも変えることができる
バプテスマの時のことを思い出してください。
自分が変われるんだったら、これは奇跡。
だれでも変われるとの希望を持った。
使徒9:1−5
サウロは、クリスチャンたちを毎日迫害していた。
固定マインドセットで考えたら、サウロは間違い、失敗を犯していた。
しかし、神様の視線、しなやかマインドセットで考えたら、これから大きく変われる希望があった。
使徒9:15-16
神様は、教会を最も傷つけたサウロにビジョンがあった。
異邦人や王たちに福音を伝える計画があった。
どう考えてもクリスチャンにならなそうな人でも、神様は何でもできる。
何十年かかるかもしれないが、救われる人々がいる。
誰でも変われる。
②人が変われることを信じましょう
使徒9:26-27
サウロは回心したが、エルサレムの多くの人々はそれを信じず恐れた。
中には家族がサウロに殺された人もいたかもしれない。
バルナバはサウロを信じた。
そのおかげでサウロは大胆な宣教活動ができるようになった。
わたしたちにはバルナバのような信じてくれる存在が必要。
ときには自分自身が、自分を信じられないことがあると思う。
しかし、このような存在があれば、どんな困難でもあきらめずにやっていける。
異邦人も変われる
使徒11:22-24
ユダヤ人から異邦人への救いが、使徒言行録の一つのテーマ
迫害によってエルサレムから逃れた人々は、アンティオキアで異邦人にも福音を伝えた。
このうわさは、エルサレムにも届いた。
エルサレムの人々の中には、異邦人が救われるなんてありえない、という固定マインドセットを持っていた人も少なくはなかった。
そこで、バルナバを遣わした。バルナバは神の恵みが溢れた光景だった。
ユダヤ人にとっては発想外の人々。次元が違う。
しかし、バルナバは、成長マインドセットで柔軟に受け入れた。
使徒11:25−26
バルナバはサウロを導きだし、アンティオキアで教会を始めた。
エルサレムへ報告して指示を仰ぐのではなく、柔軟な発想で、サウロを呼んで一緒に教会を発展させていった。
日本人なら、固定マインドセットでできなかったかもしれない。
使徒13:1−2
いろんな名前が現れている。
バルナバとサウロは多くのリーダーを育てた。
出身地が異なる人々。
バルナバがサウロを信じ、行動した結果。
必ず神様ができる。
自分に賜物がなくても、神様は成し遂げられる。
この成功マインドセットにより、アンティオキアの教会は成長した。
わたしたちも、教会、家庭の中で、人は変われると信じる柔軟マインドセットをもっていきましょう。
いまできなくても、必ず成長すると信じること。
個人に対する成功マインドセット
他人に対する成長マインドセット
ここで改めて、バルナバの成熟した信仰のマインドセットを考えてみましょう。
使徒13:13
ヨハネ(マルコ)は一行と離れてエルサレムへ帰ってしまった。
ここで固定マインドセットで考えてしまうと、ヨハネマルコは弱い弟子、頼りないやつ、
信仰がない弟子となるが、バルナバはそう考えなかった。
使徒15:36-40
パウロはヨハネマルコを認めなかった。一緒に出発したがらなかった。
そこで意見が激しく衝突し、パウロはシラスと、バルナバはヨハネマルコとそれぞれ別行動をとることになった。
パウロが間違っていて、バルナバが正しいとは聖書には書いていない。
明らかにヨハネマルコはこの時点では未熟。
パウロもそののち、さまざまな困難を得て、より憐れみ深くなったと思う。
別行動になり、聖書の中心人物からはずれても、バルナバの信仰は変わらなかった。
激しい議論=大喧嘩しても、いっしょに話し合い、祈って決めた。
その場で和解はできなかったが、別行動を選んだ。
兄弟たちに助けてもらった。
聖霊に頼って共に祈った。
2テモテ4:11
パウロの人生最期に、ヨハネマルコを呼んでいる。なぐさめてくれる存在として
信頼している。
10年後、このような和解があった。通訳者となり、マルコによる福音書を書いた。
成長マインドセットを持って祈りましょう。
1テモテ1:15-16
神様には救えない人はいない。
あなたが変われるなら、だれでも変われる。
硬直したマインドセットではなく、しなやかなマインドセットを持っていきましょう。