『チャレンジから機会へ From Challenge To Opportunity 』
皆様、あけましておめでとうございます。
どのような年末年始でしたか?
コロナが落ち着きかけたと思いましたが、残念ながら今年に入りまた感染者が増えてしまっています。
教会スタッフでは、今年集まって一つのテーマを深めてきました。
『チャレンジから機会へ』
コロナにより社会が変わった。
わたし達は、もはやコロナ以前の生活には戻らないという真実がある。
新しいステージへ入る必要がある。
先ほどオリーブの皆さんが、コロナを糧にして制限の中で新しいものを得たシェアをしてくださり、励まされた。
歴史を振り返って、大きな変化があるときこそ、神様がたくさん働かれている。
これは個人的人生もそうではないでしょうか?難しいとき。変化のとき。
これから2ヶ月、この『チャレンジから機会へ』というのを大きなテーマに、一緒に深めていきたいと思います。
教会の変化が最も大きくとれる使徒言行録から。順番にというより、変化の場面を見ていきましょう。
使徒1章-2章
教会の始まりのときの変化
チャレンジから見てみましょう。
使徒1:9-11
イエスが復活の後、40日間弟子達とともにいて福音を宣べ伝えた後、昇天した直後の場面
この直前にイエスから
福音は地の果てまで宣べ伝えられ、
あなた方はわたしの証人となると言われた。
使徒達はイエスが昇って行くのをずっと見ていた。すると天使のような二人がそばに立って、「なんで天を見上げて立ってるの?」ってつっこまれた。
わたしはこういう所が聖書の面白いところだと感じる。なぜって、天を見上げて立ってしまうでしょ?天使なんだったらもう少し丁寧に説明してくれてもいいのでは?
なぜって言われても、となりそう。
はっきりしているのは、彼らは天を見つめていた。これから起きることを完全に理解していたわけではなかった。準備もなかった。
チャレンジ:
・イエスがいなくなる
これから待つ変化、初めての経験
使徒2:14
ペテロの説教
3千人のバプテスマ
次のチャレンジ:
・いきなり3000人増える
最初の教会は120人
3千人、嬉しいけど大きな変化
リアルに考えるとすごく大変
使徒2:42、43-47
彼らはチャレンジにある意味対応できた。
それだけではなく、模範的な教会の文化を作り出した。
わたし達の教会は、教会のムーブメントはこの聖句を模範としている。
一世紀の教会へ戻る復旧運動
今でもわたし達はこの聖句を模範としたい。
チャレンジは神様によって機会となる。
機会
・聖霊の爆発的な働き
・模範的な教会/文化
どのようにしてこれが実現したのでしょうか?
「根継ぎ」
京都の清水寺
有名な世界遺産
「清水の舞台から飛び降りる」という言葉すらある。
年末年始、どのように神様の機会を捉えるかをずっと考えていた。
大晦日「ゆく年くる年」を観ていると、
清水寺の中継があり、「根継ぎ」という言葉が紹介された。八世紀の建物で、火事や古くなったことで時々に修理をされてきた。
過去18年間は平成の大改装といわれ、
去年まで大々的に修理された。
舞台の柱の改修。
最も大切な土台。
建物は380年ぶり。
徳川義家の時代ぶり。
今のままでも一部はあと数百年大丈夫
土台の腐食した柱の一部を切り取り、
新しいものが継ぎ足されて根継ぎが行われた。屋根や床のようには見えない部分。
使徒の1、2章はこれなのではと思った。
土台の部分を改めて見直す必要性。
彼らは何をしていたのか?
神様の機会とするため:
①お祈り
使徒1:4-5
イエスの昇天時に具体的なことは示されず、待ちなさいと言われていた。
使徒1:12-14
使徒2:42
弟子達は、ひたすら祈っていた。
3千人の救われた後も祈っていた。
祈りは、神様の働きの前にも途中にも後にもあった。チャレンジは、神様の機会になった。祈りはわたし達にとって土台。
祈りを見直してみませんか?
祈ってるか?祈っていないか?ではなく、
信仰生活を支えられない腐食した部分はないか? 根継ぎが必要なのでは?
根継ぎする事で、お祈りでどれほど神様が働かれるのを感じられるだろうか?
祈りによって、神様の熱量を感じているから、大胆に宣べ伝えられる。
今日、祈りを吟味しましょう。
・祈れていますか?
・誰と祈れていますか?
・正直/脆弱に自分の感情を表現できていますか?
・神様からの平安、愛、恵みを感じられていますか?
・神様を感じ、心から賛美/感謝できていますか?
・自分の力ではなく神様に頼れていますか?
・神様を待ち望めていますか?神様の働きを待ちつつ、積極的に神様の働きを願っていますか?
・具体的に祈り求めていますか?
・祈りは行動につながっていますか?
祈りは様々な側面がある。祈りを丁寧に吟味
する必要がある。
祈りは個人的なものであるのと同時にコミュニティーでするものでもある。
わたしは感情抑制があるので、簡単に綺麗なお祈りになってしまう。
自分の力でやろうとしてしまう。
祈りつつ、行動する。
祈りならでは。
②ひとつになること
使徒1:14
祈りと共に一世紀の教会を作っていたものは、一つになる事
使徒2:1、2:44-47
古い英語のバージョンでは
with one accord
心を一つにして
とある。
お祈りと重なる部分:
聖霊が働く前も、起きてからも、後も心を一つにしていた。
つまり神様の機会が現れるとき、
常にこれがあった。
一つになることも、わたし達の教会の土台
エフェソ4:1-3
霊による一致を保つように努めなさい
(make every effort)
あらゆる努力
どうしてでしょうか?
そのように努めないとなし得ないから。
霊的な成熟には、一切高ぶることなく、柔和で、寛容の心、愛を持って互いに忍耐、平和のきずなで結ばれてとある。
わたし達は真剣に一致を求めているでしょうか?わたし達が向き合えば向き合うほど、難しさに行きあたる。他の人、自分の弱さや罪が見せられる。心を合わせようとすると、この人好きじゃないとか、すごいここ気になるなとかなる。だから高ぶらず、寛容で忍耐が必要。
あらゆる務めが必要。
一致を吟味する:
・今日わたし達は、本当の一致を目指していますか?
それとも自分の気になるところだけ、問題解決だけ目指していますか?
・「兄弟愛」は成長していますか?
・「互いに」の聖句を実践できていますか?
・相手のことを聴き、受け止め、裁かない感情的なゆとりがありますか?
・その上で真摯に脆弱になることができていますか?
・それを話すときに十分な自己認識はありますか?自分が過剰に反応している?自分のスキーマ?コーピング?
・赦し、和解など、神様からの思いや解決で取り組めていますか?
一致を真剣に求めていますか?
わたしは去年を振り返っていくつか良かったことがあった。その一つにミニストリースタッフ全員にわたしの気になる点のフィードバックをもらった。
ミニストリースタッフはパートタイムも入れると15人ほどになる。
その幾つかは望んでいないものだった。
どういう意味かというとつまり、
それだけ失敗して、誠実に話してくれる仲間がいるということ。
最初は恥、欠陥、そういうつもりじゃないと言い訳したくなる反応。
綺麗に反応して、はいと服従。
で、あなたはどうなのか?反撃の心。
先ほどのエフェソの聖句が試される。
しかしわたしたちはベストを尽くして一致を求める者。なぜならばそこに神様の栄光が現れるから。だから去年は良い年だったと感謝している。関係も良くなった。
チャレンジから機会へ。
祈りと一致がある場所に神様が働かれる。
まだ見えないけれども必ず。
2022年東京キリストの教会のテーマ:
使徒1:14
『一致と祈り』
わたし達は、先が見えなくてもどのような状況にあっても一致して祈り続けましょう。
そして今年必ず、神様が働き、
神様の栄光を見ていきましょう。
改めて、今年もよろしくお願いします。