『イエスはあなたに言う』
この機会が与えられたこと、感謝しています。
今朝は特別に日本の兄弟姉妹が、多くの愛を私たちに施してくださったことを心から感謝します。
これからの日本の教会とベトナムの教会の関係は続けて深まると信じています。
今日はヨハネ3章からイエスとニコデモとの関係について学びます。
ヨハネ3:1-3
ポイント1:イエスは本当のあなたが見える
ニコデモがイエスを訪れる。
彼はユダヤ人の有名な教師、指導者、議員。
裕福で当時のユダヤ社会で評判がよく、多くの人に知られていた。
イエスの教えについて聞いた。
群衆からイエスが病気を癒したことを聞く。
イエスに興味を持ち、会いに行った。
イエスを通して神様に深く繋がることについて知りたかった。
一部の解説書では、ニコデモは他のユダヤ人に気づかれないように、
あえて夜に行ったと記載されている。
しかし、違うと思う。その時期のイスラエルは過越祭の準備で、全ての家庭が忙しい。
忙しい時に人と深く繋がることは、とても難しい。
忙しすぎると人と深く話せない。関係を築けない。
だからニコデモはあえて夜に会いに行ったのだと思う。
夜の時間帯は特別な人のための特別な時間。
自分の家族、夕食は特別に過ごしている。ハイロー、1日の出来事。
夜の時間を使って友達と過ごしたり、聖書勉強をしている。
夜の時間は金のように大切なので、ゴールデンタイムと言っている。
仕事が終わり、学校が終わり、落ち着いた時こそがイエスに近づく最高の時間帯。
3節でイエスは「はっきり言っておく」と話している。
イエスはこれを言うとき、真実を語っていることを意味する
イエスはありのままのあなたを気にかけている。
イエスは個人的に一人一人と繋がりたい。
ありのままのあなたと繋がりたいから、直接話しかけてくれる。
イエスは「あなたは神から来た」などのお世辞はいらない。
ニコデモはお世辞を言って人を喜ばせる。
イエスはニコデモに直接語りかけ、本当のニコデモと触れたかった。
本当のあなたと繋がりたい方。
なぜでしょう?
それは個人的にありのままの私たちを愛しておられる方。
本当の心のレベルでコミュニケーションはそれだけ価値がある。
自分の小さい時を振り返ると、多くの友達がいて周りの人と接していた。
でも、本当の心は話せなかった
仮面をかぶって、優しそうな表情で紳士を装っていた。
本当のことは母や親友にさえ、誰にも言えなかった。
本当の自分は拒絶されると思っていた。
皆さんも私の思いに共感すると思う。
ある日、聖書のイエスに出会って本当の自分を分かち合えた。
彼に全てを打ち明けた時、イエスに受け入れられた。
イエスは「重荷を私に委ねなさい」と言ってくださっている。
私たちの重荷を請け負いたいイエス。
ありのままの自分をイエスに見せましょう。
イエスは本当のあなたを知って愛している。
ニコデモの話に戻る。
3節に「はっきり言っておく。人は、新たに生まれなければ神の国を見ることができない。」と書かれている。
ニコデモが一番必要としていることを直接話した。
あなたは天の国を見ることが必要だと。
ニコデモは世の中が見え、たくさんの友人もいる。
しかし、最も必要なことは生まれ変わって神の国を見ること。
ヨハネ3:4-8
新たに生まれるとは?ニコデモは理解できなかった。
ニコデモは「母親の胎内からもう一度生まれるのは無理」と断言した。
彼は物理的なことを語って混乱した。
イエスは母の胎内ではなく、水と霊によって生まれることによって神の国に入ることを話した。
これはとても大切なこと。
イエスはここで何を伝えたいのでしょうか?
ポイント2:イエスは新しいあなたが見える
最初のポイントは「本当のあなた」今回は「新しいあなた」。
どういう意味でしょうか?
新しく生まれること、難しいことではない。
イエスは古いニコデモと話しながら、新たなニコデモが神の国に入るのが見えていた。
イエスはニコデモに対して美しく、驚くべきビジョンを持っていた。
同じようにイエスは古い私たちを見ながら、新生児のように生まれ変わる私たちが神の国に入るビジョンを見てくれる。
それはとても美しいもの。
イエスは肉体を持った私たちを知りながら、霊的に生まれ変わる私たちも知っている。
そのように愛してくださっている。
毎日神様の力によって作り替えられて、イエスのようになるように努めてください。
神様は新しいチャンスを私たちに与えたい。
生まれ変わるとは?
水と霊によって生まれること。
聖書の確信を持って水の中で洗礼を受け、新たに生まれる。
聖書を読むたびに、聖霊があなたに語る。
イエスはあなたを新しいものに作り替えたい。
神の国に入って欲しい。聖霊に導かれて欲しい。
聖霊の声は、風の音のように聞こえる。
ヨハネ3:9-10
ニコデモの反応、「どうしてそのようなことがあり得ましょうか?」
ユダヤ人の教師でありながら彼は理解できなかった。
聖書の息の流れとは?
聖霊はヘブライ語で「ルア」、息の意味。
イエスはエゼキエル37章をニコデモに思い起こさせている。
神様はエゼキエルを骨でいっぱいの谷に連れ出し、尋ねた。
「人の子よ、骨は生き返ることができるか?」
神様に命じられ、これらの骨に向かってエゼキエルが説教をしていると、死んだ骨に肉と皮膚が現れ、生きた兵士に変わった。
御言葉によって死んだ骨が生きた兵士に変わることをイエスはニコデモに思い起こして欲しかった。
ポイント3:神様は新しい自分を見て欲しい
聖書を読むとき、神様は直接あなたに語る。
神の霊は死んだ骨さえも変えて、神様のための兵士に生き返らせる。
神様はあなたに新しい人生を与える。
新しい信仰の旅に出ましょう。
私は妻と同じ日にバプテスマを受けた。
イエスの弟子として教会で一緒に成長することは、大変なこと。
迫害によって成長しないこともあった。
いつか30人の弟子の今日会になることを夢見ていた。
いつも20人前後で、増えたり減ったりだった。
弟子として生きるのは大変だから。
ある日、難しすぎると思ったことがある。
いつになったら私の出身地ハノイに教会ができるのか。
年末年始に実家に帰ると、神様にいつも「いつになったらこの街に弟子が与えられるのか」と尋ねていた。
答えがなくただ大変だった。
ホーチミンでも教会は大変。
その時イエスは、私にまずイエスに忠実であるよう、次に教会に忠実であるよう、伝えたと確信している。
何があっても、どんなに大変でも、忠実に生き続ければ必ず夢は叶う。
ある時、教会が30人、50人に成長した。神様に感謝した。
55人になった時、全世界の教会が危機的な状況になり、ベトナム教会のリーダーが去った。
私と妻が神様から呼ばれリーダーになった。
とても大変。知識も経験もない。
どんな時でもイエスと教会に忠実にしていた。
神様が答えてくださると信じて、聖書勉強を続けた。
100人まで成長し、ハノイに教会を建てるべくミッションチームが送られることになった。
ミッションチームの経験と知識がなかったので、家族と14人の弟子を連れてハノイに引っ越した。
そこでは聖霊の導きに頼りながら歩んだ。
信じられないことが起きた。
ハノイに着いたその日に知らない人から電話がかかってきて、「ホーチミンから来たコック・ホンさんですか?」と聞かれた。
「私は家にいますが、どちら様ですか?」と返すと、「私は警察で、あなたがミッションチームを連れてきたことを知っています。30分後にあなたの家に行きます。」と言われ、電話を切られた。
何が起きたのか分からなかった。ドキドキしながら待ち、やって来た彼の話を聞いた。
「あなた方をずっと待っていました。警察官としての人生は最悪で、結婚関係は最悪です。ぜひ聖書勉強をしてください。」とと言われた。
彼は聖書勉強を始め、1ヶ月半後にハノイの教会のバプテスマ第1号になった。
神様は全てをご存知で、全てを整えてくださる。
神様の導きを信じましょう。
3年後、ハノイの教会は3倍に成長した。
神様がどれほど準備してくださったかがよくわかる。
神様の栄光のために生きる人たちをどれだけ用意してくれていたか。
今月、ハノイの教会13周年をお祝いした。
ハノイに到着した日と、一人目のバプテスマは忘れられない思い出。
神様は一人一人の子ために準備を整えてくださる。
聖霊に導かれて生きる時、私たちは何度でも生まれ変わる
バプテスマを受けた時だけではなく、聖霊は私たちを新生児のようにしてくださる。
新生児には過去がない。
新たにに生まれてくるもの。
過去に社会的な地位があってもなくても関係ない。
過去に何があっても、聖書に従って水と聖霊によって生まれ変わった人には新たな信仰の旅路が待っている。
それこそがまさに、イエスがあなたに新しい自分を見えるようになって欲しいこと。
それによって新たな形で神様の栄光を表すこと。
ハノイの経験を生かして、ミッションチームの建て方を学んだ。
カントー、ダナンにもミッションチームを送った。
全てが成長している教会になった。
これは素晴らしい奇跡。
来年、ビンズオン省に新しいミッションチームを送る。
メンバー、行く場所ももう決まっている。
イエスが与えてくださる機会を楽しみにしている。
イエスは本当のあなたを知り、新しいあなたを見て、あなたが新しい自分を見ることを楽しみにしています。