『神殿を建てたかったダビデ〜神様の答えが「No」の時』
スライドはこちらから→20210627 ダビデシリーズ 神殿を建てたかったダビデ
アメリカのチャールズ・スウィンドル(Charles Swindoll)牧師のダビデについての本から学びます。
2サムエル7:1-4
ダビデの人生は数々の試練が訪れる人生だった。
神様に謙虚な心をもち、高慢な心、苦々しくならず謙遜だった。
神の箱の「幕屋」。
戦いが終わった安らぎの中で、ダビデは神様のことを考えていた。
インスピレーションが与えられ、素晴らしい夢を持つ。
神様のために素晴らしい神殿を建てる。
全人類が一つとなって、神様を主として崇める。
素晴らしい賛美。
皆さんも大きな夢を抱いたことがありますか?
ダビデは預言者ナタンにそれを伝えた。肯定的な返事があり、神様の御心と思った。
しかし、神様はダビデに意外な返事をした。
2サムエル7:5
わかりづらい返事。次の聖句がわかりやすい。
1歴代誌17:4
神様は明確にNo、ダメと言った。
素晴らしいアイディア、計画。動機は純粋。
でも、神様の計画ではなかった。
時々、神様は私たちの祈り、計画に対してNoを言う。
そんな時こそ信仰が試される。
この1年半、祈った通りにならない、返事が来ないことが多くあったと思う。
このような時こそ、神様を正しく見ているか試される。
神様のために持った夢が叶わないことは残念。
でも、それによって神様が変わるわけではない。
Noと言った神様も万能の神、慈愛に満ちた神。
神様に愛されていない、見捨てられたと思わないように注意しましょう。
神様が拒絶しているとは限らない。
私たちの願い、祈りの方向修正をしているかもしれない。
2サムエル7:8-9
神様はダビデの思いを喜んでいる。
神様がいかにダビデを愛し、導いてきたかを思い出させながら、Noを伝えた。
主は常に羊飼い。
2歴代誌6:7-9
神様はダビデの素晴らしい動機を大いに称えている。
私たちの心にあるものをよくご覧になっている。
神様のために抱いた夢が叶わなくても、素晴らしいこと。
神様を喜ばせている。
神様がNoと言ったのは、誰が建てるのかであり神殿を建てることではない。
ダビデではなく、息子ソロモンが神殿を建てるのが神様の計画。
1歴代誌28:3
「Why」神様は、ダビデが神殿を建てられない理由を伝えた。
ダビデは兵士。特別な役割。
ダビデが王になった時、イスラエルは統治されていなかった。
彼には国を統一させ、国を治めて、神様が主である文化を作り上げる役割を与えられた。
建築家としての役割は次世代に与えられた。
あなたは神様にNoと言われた時、どのように反応しますか?
ポイント1:感謝と賛美
ダビデは、神様からNoと言われて感謝した。
2サムエル7:18
Noと言われてダビデはこのように言った。
抗議することも、怒ることもなかった。
神様を正しく見ていたから。
神様からの拒絶じゃない、神様との断絶ではないことを理解していた。
静かな心で神様とつながり続けた。
2サムエル7:19-22
ダビデは感謝と賛美の祈りを長く続けた。
自分が何者か、どこからきたのかを理解している。
今にどのように至っているかを思い起こし、感謝の思いに溢れている。
Noにがっかりする、フォーカスするよりも神様を賛美した。
ローマ8:28には、万事が益となると書かれている。
神様は難しいこと、残念なことでも益としてくださる。
全てのことが喜ばしいことではない。
でも、何を経験しても私たちにとって益となる。
どんな状況でも神様に感謝しましょう。
感謝を表現、実践することがとても大切。
ダビデはこのような反応をすることによって、国の人々がどんなことがあっても神様に賛美するという土台を作った。
ポイント2:謙虚に協力
ダビデは計画から外されたのを悔やむのでもなく、謙虚に協力した。
1歴代誌29:1-3
ダビデは神様を思い、息子ソロモンをサポートした。
人々に謙虚にソロモンのサポートを依頼し、大きな影響を与えた。
この教会、ベテランのクリスチャンが多い。
長年支え、教会に用いられた。
残された時間が短いかも、できることが限られているかもしれない。
でも、私たちがいなくなっても神様の働きは続く。次世代に続く。
1歴代誌29:9-11
ダビデは全会衆を集め、神様を讃える機会を作った。
神様の栄光が現れている。
この一年半、難しい状況でありながら皆さんが自ら献げ続けて、自ら働きかけてくださったこと、心から感謝しています。
難しいことがあったとしても、Noと神様が言っても続けていくことが大事。
ダビデが世を去る時、まだ神殿はまだ建っていなかった。
しかしそれから10年も経たないうちに神殿ができた、
特別な礼拝の時間があった。
1列王記8:17-20
神様の御心が成就し、神殿ができた。
ダビデの子ソロモンが実現した。
ダビデの心は聖書にここでも書かれ、今なお残っている。
神殿では彼が残した詩編が歌われたのではないかと思う。
詩編115は礼拝の詩編。
ダビデには神殿を作ってこれを歌いたいという夢があったと思うが、次世代で叶えられた。
ダビデの影響は続く。
自分の夢が叶わなくとも、次世代で叶う。
私は、若者との関わりが持てることを感謝している。
本栖湖での聖書勉強、素晴らしい若者が心から神様を賛美している。大きな希望。
私たちには実際の建物としての神殿があるわけではない。
私たちにとって神殿を建てるとは、一人でも多くの人に神様を述べ伝えること。
そして信仰を磨きあって、天の国まで共に行きましょう。
ダビデは神様を正しく見た。
他人も見れるようになった。寛容になった。
神様が見るように他の人を見ましょう。
ダビデ、神の御心にかなう人。
このダビデシリーズを通して神様の見方を教えてくれた。
私たちも神様を正しく見ましょう。