『神様の値段』
スライドはこちらから→20210620 ダビデシリーズ 神様の値段
ダビデシリーズで神様を学べていることに感謝しています。
この数回はダビデが王様になった後の話。
神の箱をイスラエルに運んだ。
ダビデシリーズはあと二回。
2サムエル7章、この箇所だけは時系列で書かれていない。
テーマとしてここに入れられている。
ダビデが神様のために箱を運び入れた。
神様のために神殿を建てたいと思ったが、神様が「あなたは建てられない」と宣言する。
この箇所、ダビデとダビデの家に与えられる約束について書いてある。
ダビデの人生が総括されていると感じる。
神様がどのような方か、ダビデの祈りから学びたい。
2サムエル7:18-22
神様からのこれからのダビデに対する明確な約束、メッセージが語られた。
ダビデの祈りを聞いてどう感じますか?
素晴らしい祈り。感謝にあふれている。
「私は何者でしょうか?」
「私の家とは何者でしょうか、主なる神、あなたは大いなる方、あなた以外に神様はいない。」
神様の本質を理解し褒め称えている、見事な表現。
彼の過去、未来のことについてお祈りをしている。
英語の聖書でこの箇所を読むと、感嘆符が多くついている。
ダビデの人生はどのような人生でしたか?
彼の人生は神様を賛美する人生だったと思う。
彼の人生のどんな場面でも見える。
人生において、神様を賛美するとき神様を正しく見れる。
神様を賛美するとき、神様を正しくとらえられる。
「賛美」は、英語でPraise。原語ではPretium。
値段、価値という意味。
賛美する
→値段をつける、価値をおく
今日、私たちにとって神様はいくらでしょうか?
賛美、日本人に馴染まない。
色んなものに値段をおいて、価値をつけていくと考えれば理解しやすいかもしれない。
あなたにとって正直、神様はいくらですか?
ダビデにとって、神様は何よりも高かった。
神様は価値を置くことが出来た。
ただ感謝にあふれていた。
なぜダビデは賛美に人生を献げることができたのでしょうか?
ポイント1:人の真実
2サムエル7:18-19
神様の恵みに感謝する素晴らしい祈り。
なぜダビデがこの祈りを献げられたか?
何十年か前、王様になるという言葉をもらった時のお祈りではない。
私も何度も何度もこの祈りに助けられてきた。
ダビデは人生の終盤。
「なぜここまでお導きくださったのですか?」
英語では完了形。
継続してここに至っている。
ずっと人生を振り返っている。
ダビデは苦しい人生を歩んできた。
10年命を狙われた。
何度心を挫かれ、絶望を味わったでしょうか。
詩編で示されている。
正直、そのようなことが起きたらただ賛美するのは難しい。
感謝は簡単なことではない。
ダビデは王様になった。
祝福されたかもしれないが、「頑張ったから当然」、「惨めだったから当然」などと思い、王様として要求があっても良いのではないでしょうか?
他のものに価値をおいても良いのではないでしょうか?
祈りの中に、主なる神、僕という表現が何度も出てくる。
神殿を作れなかった後の祈り。
ダビデは全ての色々なものを経験した後、この祈りをした。
私たちはこのような祈りを献げることができるでしょうか?
この箇所を深めるにあたって、読んだ本が助けになった。
リチャード・ロウさんの本。
神様の前で自分をどう深めるかを書いていた。
私たちが人として成熟するために向き合う五つの真実:
・人生は難しい
・あなたはそこまで重要ではない
・あなたの人生はあなたのことではない
・あなたはコントロールしているわけではない
・あなたは死ぬことになっている。
成熟していくと人はこの真実を見つめる。
ダビデもこれらのことをよく理解していた。
ダビデはこのような表現をする。
「なぜここまで導いたのですか?」
→人生は簡単ではない
「私は何者でしょうか?」
→自分は何者でもない
「主なる神よ」
→私の人生には自分のものではない
→私の人生の主権は神様にある
「人間の定めとしてありえるでしょうか?」
→人間の定め:限界
本当にこれらを神様の前で認めた時、神様に身を献げることができる。
私たちの真実、自分の真実は何でしょうか?
最近自分が取り組んでいるのは、自分の真実を信頼できる人にフィードバックをもらうこと。
以前から行っていたが、人数を増やした。
少なくとも週に1回。
人は思ったよりもフィードバックを避けるもの。
自分から話して意見をもらうようにしている。
それを行うと、自分は何者でもない、人生は難しいと感じる。
真にやり続ける。
やり続けると、自分は不必要なものに振り回されていたことがわかる。
自分は頑張らなきゃ、やらなきゃという思いに支配されていた。
自己認識すると神様への感謝が増す。
人生は複雑、でも神様は偉大。
最近違和感がある。
世の中は神様からのメッセージから離れている。
「あなたはハッピー」、「あなたの人生はあなたのもの」など。
神様がいないことが主な原因だが、不安と恐れが解消されないことが根底にあると思う。
そもそもの不安が解決されていないから、私たちはハッピー、人生をコントロールしているというメッセージに寄っていく。
自分の真実に出会いましょう。
ダビデのように神様を賛美しましょう
ポイント2:神様の真実
2サムエル7:25-29
7章の始めでダビデは神殿を建てたいと望んだが、神様が拒否した。
しかし、神様があなたの家を建てる、何代も祝福するという約束をしてくださった。
この理解のため、契約が背後にあることを理解する。
当時、王と民には契約の文化があった。
主なる神と僕、契約の関係。
「恵み」、契約の専用用語。
ダビデは神様の契約を理解していた。
当時、2種類の契約があった。
・王様が民に約束する契約
・民が王のためにするべきことの契約
聖書で最初に登場する契約は、アブラハムの契約。神様がアブラハムに一方的に約束してくださった。
モーセの契約は、民が神様のためにするべきことの契約。
ダビデに与えられたのは、神様がダビデの家を祝福するという一方的な恵み。
2サムエル7章は、テーマ的。
ダビデ契約と呼ばれる。
聖書の一貫理解のために重要な箇所。
アブラハムの契約、ダビデの契約が新約聖書のイエスの誕生の系譜につながる。
私たちが聖書に従うとき、「やるべきことをやる」と思っているのであれば、聖書を一部しか理解していないことになる。
神様が、ダビデのために家を最初に建てたいと言ってくださった。
神様は一方的な方。
あなたのために家を建てるとおっしゃった。
祝福したい、導きたい、積極的に行動する神様であることがダビデ契約によって示されている。
私は、やりたいことリストを書くとエキサイトする。
でも、神様が私たちのやるべきことを決めてくださっている
「恵みの御言葉を賜った」
→恵みを受けている
「あなたのために家を建てると言われました」
→神様の前での自分の価値
「どうか今、僕の家を祝福し、永久に御前に永らえさせてください」
→私の人生は神様のものです。神様が支配しています。
「あなたが御言葉を賜れば、その祝福によって僕の家はとこしえに祝福されます」
→神様の前ではとこしえに続きます。
ここから、神様の真実がわかる:
・人生は祝福である
・あなたは値高い
・あなたの人生は神様にある
・神様がコントロールしている
・あなたは永遠に生きる
私たちの真実と神様の真実がある。
ダビデは神様の真実から目を逸らさなかった
なので神様を賛美できた。
両方の真実が存在する。
「人生は難しいし、神様は祝福してくださる」など、どちらも真実。
両方を理解することが、大きな神様の賛美につながる。
なぜこのダビデは祈りができたか?
それは神様を、自分を正しく見れたから。
今日、あなたにとって神様の値段はいくらでしょうか?
共に神様に一番値段を高くつける人生にしましょう。
神様と自分たちの真実を見ていきましょう。